日記【3/3 明和電機 ナンセンスマシーン展 in 札幌】
最終日滑り込みました。とても混み合っていて(事前情報にもあったんですが)ざわざわしました。すごい‥おまけにこんなところで会う?! というお知り合いにもばったりして。
さて明和電機最後に観たのはかなり昔で、まだ小樽のウィングベイに吉本が劇場を持っていた頃なんですが2000年くらいなんじゃないかな?
多分テレビで観てたんだと思うし、どんな情報から見つけたのかもわからないけど、小樽に明和電機がくる! と知って駆けつけてました。
パチモク、コイビート、パンチくん、レンダちゃん、それからそれから‥ なんかワクワクする機材がステージにあって、開演前から楽しみだったんですが、その楽器としてのアートだけでない、話芸の多才さに、あんまりうまく情報を得られなかったながらも、なんとなく、なるほど吉本にいらっしゃるのはそれでか、と思ったような気がします。
そんなほぼ初代? くらいのセット再現展示をみていたら、このコンセントに差し込まれ、スイッチングすることによって電圧が音となり、重なっていくということにこそ、『ワクワク』していたんだなということを思い出したりして。
それにしてもこちらは同時に全然理系じゃないのに、アートでありながらその大元がわかりやすいとても理系的なもの。であるそれらがとても好きだったのもするっと出てきました。
電気💡の回路図がとても好きだったなあ、とか。
そして魚を楽器とするNAKIの時期から、女性性というものへの圧倒と対決(に見えたんですが)を経て、箱とTOYの時代へ向かわれるのですが、中でも、ノックマンが現れた頃これは新しい転換になられたんだな、と感じたし、オタマトーンへ変遷していった時には、アルカイックスマイルへの生命的幸福感のようなものすら覚えていました。
だって本当に可愛らしい。
ミニマムサイズもビッグサイズも、威圧的でなくただただこちらが笑顔になり、かつ音が出るとオチもつく。そんな素敵な楽器が生み出されたのでした。口を動かし音が出る様子は、まさに命がある存在のような。
書いてる本人が、何を書いてるんだと思わずにいられないんですが、感情の整理をすると、そういうことだったんですね。まあその、楽しかったんですとにかく。札幌市、芸術の森にこのような機会を作ってもらったことに感謝してじんわりとしておりました。
さて幸運にもミニライブを鑑賞することもできたのですが、現代では小さなノートパソコンのエンターキーで各装置が動く仕組みに。
年季の入ったパンチくんレンダちゃん。そしてより精度のあがった100v(なのかな)世界は健在。かっこいい。たのしい。
そんな翌日、三協アルミのcmで歌い踊る明和電機一同に遭遇して、ドア! 窓! 車庫! って言えた自分に驚いたんですけどね。