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我が家の電化製品の使用状況

この前、お仕事用のウェブサイト「Pakse Navi」の方に、ラオスの電気料金についての記事を書きました。
主な内容は「ラオスは年々、電気供給量が増加しているのにも関わらず、電気料金が上昇しているのは何故か」ということについて、データを基に考察した記事を紹介したものです。
ちなみに、ラオスは「東南アジアのバッテリー」となるべく、主に、メコン川の豊富な水資源を利用した水力発電で発電した電力を隣国に輸出して、外貨を稼いでいます。
詳しい内容は、こちらをご覧下さい。
→ 「J&Cによるラオスの電気料金の上昇についての考察


で、記事内にも書いたのですが、うちも、やっぱり電気代が高いなあ、と思っていて、実際の金額としては、安い月でも日本円で5~6,000円、高い月だと20,000円以上のことも…
3人家族で、この値段は、日本と同じくらい、もしくは少し高い?
ラオスの物価や生活用品の価格の水準を考えたら、完全に高いのは明らか。

この年間を通しての電気料金の変動は、うちの場合、間違いなく、エアコンの使用状況によって変化していて、暑い時期は高くなるし、涼しい時期は安くなる。

と、そんなことを考えているうちに、我が家にある電化製品について、一般的なラオス家庭と比べると、どうなんだろう、と思ったので、ざっくり、まとめてみました。

1.エアコン


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うちは3人暮らしで、3人それぞれに部屋があって、さらにその各部屋にエアコンがあるので、計3台。
まず、夫と義母が暮らしていた家に私が来た時点では、義母の部屋にしかエアコンはなくて、夫の部屋にはファンだけでした。
私が来たのが、ちょうど4月ということで、1年でいちばん暑い時期で、最初はファンだけで頑張っていたけど、やっぱり無理、ってなって、私も一緒に寝起きしている夫の部屋にエアコンを設置。
その後、リビングを壁で仕切って、夫の趣味&仕事部屋を作って、その部屋にもエアコンを設置。
私がこの家に来るまでは、夫はファンのみで生活していた訳だけど、やっぱり、人間、快適な暮らしに慣れてしまうと、元には戻れないという、とても分かりやすい例…(笑)

ということで、現在は3台。
私たちは自営業で、家を事務所としても使用しているので、基本的に出勤するということはないから、外で仕事がない限りは家にいる。だから、お出かけしない限りは、3人とも、1日中家にいる。
なので、昼間はお勤めをしている人がいない分、エアコンの稼働率も高い。

とはいえ、やっぱり、ラオス人である夫と義母は暑さに慣れているのようで、本当に暑い時以外は、ずっと付けっぱなしということはないみたいだけど、私は、むしろ付けてない時の方が短いかも…申し訳ないけど、こればっかりは育った環境なので、しょうがないと思うことにしているし、夫も理解してくれているみたい。

でも、電気料金の高さはやはり気になるので、出来るだけ、設定温度は28℃くらいにしていて(それぞれの部屋自体は大きくないので十分涼しい)、ちょっと効きが悪いなあと思ったら、こまめに中のカバーも掃除して(するのは夫だけど…)、数か月に1回は、エアコンの内部の掃除に来てもらったりして、効率よく使うようにはしている。

コロナ前は、気分転換も兼ねて、エアコンのついているカフェにPCを持って行って、作業したりしていたけど、コロナ以降は、それも難しく…
パクセーは、ゆっくり出来るカフェとかが充実しているので、コロナが落ち着いたら、またこれでエアコン代を節約したいなあと思ったりしています。

2.給湯器


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我が家にある電化製品の中で、エアコンの次に電気を使ってそうなのは、シャワーの給湯器かなあと。
私の勝手な予想なので、実際のところは不明ですが…
(上の写真の給湯器は我が家のものではなく、某ホテルのものですが、ラオスの家庭で一般的に使われているタイプは、こんな感じ)

私がこの家に来た時、シャワーの給湯器は壊れていて、一応、設置はされていたけどお湯は出なくて、水シャワーでした。
ちょうど一番暑い時期だったから、最初は水シャワーでも全く問題なかったんだけど、涼しい時期になったら、やっぱり私には水シャワーはキツくて、結局、新しい給湯器を設置。

夫は、「寒い時はむしろ冷たい水を浴びた方が、浴びた後、身体があったかくなるからいい」とか言ってて、ラオス人的には別にお湯が出なくても問題ない、って感じだったけど、やっぱり、お湯が出るようになれば、お湯を使うようになる訳で…

一般的に売られている家庭用のシャワー用給湯器は、それほど馬力がある訳ではないので、そもそも水が冷たくない時期はいいんだけど、涼しい時期の冷たい水を沸かすと、温度設定をMaxにしても微妙にぬるい温度のお湯しか出ないので、結局シャワーの後、「寒っ!」ってなるけど、それでも水よりは良い。

ちなみに、寒い時期に水シャワーを浴びると、確かに、その後、身体が少しぽかぽかした感じにはなる。でも、浴びてる最中は地獄だから、敢えて、それをする必要はないと思う…

日本人の私としては、暑かろうと寒かろうと熱いお湯でシャワーを浴びたくて、お湯の温度も基本的にいつもMaxなんだけど、ラオス人の夫と義母は、暑い時期は冷たい水でシャワーしてるし、お湯を使う時でも、温度はいつもMaxって訳でもなかったり。
私も、さすがに暑くてたまらん時は水シャワーってこともあるけど、年に数回くらいかな。

ということで、寒い時期(とは言っても1年に数週間あるかないかだけど…)には、それなりに電気を消費しているかもしれないけど、それ以外の時期は、そんなに電気料金がかかってないのかもしれない。

3.キッチン関係


キッチンで利用している電化製品は、電磁調理器、炊飯器、電子レンジ、オーブン、電気ポット、ウォーターサーバー、冷蔵庫。

もともとは、ガスレンジがあったんだけど、義母が、何度か、鍋を火にかけたまま焦がす、ということがあって。
幸い、油を使ったりはしていないくて、お湯が蒸発して鍋が焦げるくらいの被害だったんだけど、夫は、義母に火を使わせるのが心配だと言って、ガスレンジを使用させないようにして、今は電磁調理器のみに。

義母は、ほぼ毎日、何かしら料理をしているけど、そんなに手の込んだものをいつも作ってる訳でもないし、私も、2日に1回くらいは使っているけど、さっと炒めたりするくらいなもの。

炊飯器は、もち米の時以外は、ほぼ毎日、義母がご飯を炊いているけど、保温する習慣はなくて、炊けたら、電気はオフ。
私は、冷たいご飯は好きじゃないので、食べる時に電子レンジで温めてるけど、義母と夫は特に温めることはなく、そのまま冷めたご飯を食べている。

電子レンジは、私が来た時には既にあったけど、義母と夫は、料理を温めて食べる、という習慣自体がほとんどないから、あまり使われてなかったっぽい。
義母が、たまに使ってるような感じがするけど、何に使ってるかは、いまいち不明…
私は、ご飯やおかずを温めるし、冷凍の物を解凍したり、日本の100均グッズでインスタントラーメン作ったり、パスタ茹でたり、茶わん蒸しとかプリンとか作ったり、結構活用させてもらっている。

オーブンは、まず、私が無性にトーストを焼きたくて、トースターでもよかったんだけど、こちらで売ってるのが、ポップアップのトースターはあるんだけど、日本によくあるような、トースターだけどオーブンとしても利用できる(グラタン焼くとか)という感じのトースターはなかったので、逆にパンも焼けるし、普通のオーブンでいいか、ってことでオーブンを購入。
一番は食パンとかクロワッサンとかパンを焼くのに使っているけど、冷凍の揚げ物(ポテトフライとかフィッシュバーとか)を揚げるのが面倒なのでオーブンで焼いたりも出来るし、まあ大は小を兼ねるということで、私は結構活用しているけど、義母と夫は使ったことなし。

電気ポットは、以前は、よくホテルに置いてあるような、スイッチを入れたらお湯が沸くけど保温機能がないものがあったけど、壊れたタイミングで、保温も出来るタイプに買い換え。
義母も夫も、飲み物を作るのとかに意外と使うけど、1日中保温しっぱなしということはなくて、使いたい人が使いたい時にお湯を沸かして、明らかに誰も使わなさそうな時には電源を抜いてる感じ。

ウォーターサーバーは、私がこの家に来た時にはなかったけけど、この家に来る前に住んでいた場所で使っていたものがあったので、それを持参。
私的にはホットも使うイメージだったけど、カップラーメン的なものに使うには温度が低すぎるし、インスタントのコーヒーとかも意外と飲まないので、使う機会が少ないし、電気を消費するだけだということで、今はクールのみ使える状態。

ちなみに、下の写真にウォーターサーバーが2台あるのは、訳あって、まだ十分使える新し目のウォーターサーバーを引き取ることになって、捨てるのももったいないし、でも売るほどのものでもないし、ってことで、一応置いてあるという(笑)

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冷蔵庫は、もともとキッチンにワンドアの冷蔵庫が。(上の写真のタイプ)
日本ではあまり見かけないけど、東南アジアでは結構一般的で、内部の上部が冷凍スペースになっているタイプ。
そもそも、義母は買いだめをしないので、冷蔵庫がいっぱいなことはないんだけど、私は自分用に冷蔵庫が欲しくて、最初、ホテルにあるような小さな四角いタイプの冷蔵庫を買って、寝室に置いてました。(下の写真のタイプ)

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ただ、これだと、冷凍スペースは氷を作るくらいの広さしかなくて、冷凍食品とかアイスとかをほとんど入れられなくて、ずっと不便だと思っていて。
結局、2ドアの冷蔵庫を買ってしまいました…

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ラオスは、日本みたいに、レンジでチンすればすぐに食べられるタイプの冷凍食品はほとんど売ってないんだけど、作った料理を冷凍しておくとか、野菜とか肉を冷凍しておくとか、そういうのが出来るのと出来ないのとじゃ、やっぱり全然便利さが違う!
なくても生きてはいけるけど、やっぱり、もう冷凍庫のない生活には戻れない気がする…

ということで、我が家には冷蔵庫も3台。

ちなみに、最初に買った、小さい1ドアの冷蔵庫は、夫の飲み物(主にアルコール)専用の冷蔵庫として使われています。

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4.生活関連


日常的に使っている電化製品としては、洗濯機。
基本的に、義母は自分の洗濯は自分で、私が車では夫も自分の洗濯は自分でやっていたらしく、今は私が夫と自分の洗濯をしている。
私も義母も、2~3日に1回くらいの頻度。
ちなみに、全自動の洗濯機で、私が来た時にあったものも全自動だったけど、壊れたので、1度買い替えて、今のはまだ新しい。
寝具とか、デリケートな物とか、いろいろコースもあって、便利。

テレビは、夫がリビングを仕切って部屋を作る前はリビングにあったけど、見るのがほとんど義母だけだったから、今は義母の部屋に。
ビデオデッキとかはなくて、ケーブルテレビ用のチューナーはあり。

掃除機は、我が家にはない。
基本的に、ほうきで掃除。

私と夫の寝室には、コーヒーメーカーと、コーヒー豆のグラインダー。
2~3日に1回くらいの頻度で、その都度、豆を挽いて粉にして、コーヒーメーカーでコーヒーを。

あと、ネコを飼い始めてから、空気洗浄機を購入。
アレルギーなのか分からないけど、目がかゆかったり、くしゃみとかの症状が出てしまって、最初はずっと付けっぱなしにしていたんだけど、最近、その症状もあまり出ないので、気になる時だけ付けてる感じ。

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リビングの天井に設置してある扇風機は、室内に洗濯物を干している時だけ稼働させている。
寝室にも壁と天井に扇風機が設置してあるけど、エアコンを導入してからは、使ったことなし。

5.情報機器関係


夫の部屋に、デスクトップとのノートの2台のPC。
私は、ノートのPCを1台。

私も夫も、それぞれ、スマホ。
義母も最近、スマホを購入。

家に光ファイバーを引いているので、そのルーターなどの周辺機器。
基本的に、3人とも、これでPCやスマホをネットに繋いでいる。

私も夫も、基本的にテレビはじゃなくて、PCでYouTubeとかテレビ番組とかみていて、義母も最近は結構スマホで見てるみたい。

プリンターはあるけど、現在故障中。
必要な時だけ、街中のプリント屋さんでプリントしてもらっても、そんなに困らない感じ。

PCって基本的にずっと電源に繋ぎっぱなしだし、スマホも毎日充電しているけど、こういう情報機器って、どのくらい電気量を消費しているのかな…

6.その他


照明器具は、それぞれの部屋にいたら、それぞれの部屋で付けているし、家にいる時間が長いから、それなりに稼働時間は長いかも。
リビングは、玄関も兼ねてるスペースだから、基本、付いてる。
玄関を出たところやガレージの照明は、防犯も兼ねて、暗くなったら、付けるようにしている。
キッチンとかバスルームは、使用する時だけ、付けてるかな。
私も夫も、すぐに夜型の生活になりがちなので、照明の電気は、結構使っているかも。

アイロン、ドライヤーは、あるけど、ほとんど未使用。

あと、夫の趣味部屋には、プロジェクターとミキサー(DJとかの)、マイクなどが。
スマホとかの動画をプロジェクターに映して鑑賞している。
私も、たまーにカラオケする時とかに使うけど、夫はほぼ毎日使っているっぽい。

7.まとめ


ということで、家の中にある電化製品を確認してみたけど、やっぱり、エアコンがダントツで使用時間も長いし、電気使用量も多いのは間違いないと思うんだけど…

ネットで少し調べてみたら、電磁調理器、冷蔵庫、照明器具も意外と電気を使用しているらしい。
冷蔵庫って、そんなに電気を使ってないと思っていたけど、この3台っていうのも、意外と電気を消費しているのかな…

もし、家電コンサルタントみたいな人がいたら、どの電気消費量が大きいとか、1回見てもらいたい…

ちなみに、我が家は、ラオスの典型的な形ではなくて、ラオスの家庭がみんなこんな感じではないので、ラオスの一般的な状況については、また改めて紹介します。

そして、こういう家電の使用状況って、住んでいる国や地域によって、結構違っているようで。
例えば韓国だとキムチ保存用の冷蔵庫みたいなのがある、とか、北欧とかの集合住宅では各戸に洗濯機はなくて共同のが設置してある、とか聞いたことがあるし。
今回、我が家の電化製品をラインナップしてみて、他の国の一般家庭の家電の状況とか、ちょっと興味あるなあ、と思いました。



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