現在のパクセーのロックダウン状況とラオスのコロナ関連情報
パクセー及びチャンパサック県の状況
パクセーは、2021年9月16日付のチャンパサック県からの通達により、より厳しい内容のロックダウンになっています。
これまでも、県をまたぐ移動の禁止や飲食店での酒類の提供の禁止、マッサージ・スパなどのサービス禁止などが長期的に施行されてきました。
長い間、市中感染者はゼロ人で継続しており、数か月前から、主にタイからの帰国労働者に感染者が多く出ていましたが、入国者のための隔離施設内に留まっており、市中には広まっていませんでした。
ただ、毎日のよう何十人、日によっては100人以上が帰国してくる状態が続き、国境付近の隔離施設のみではスペースが不足し始めたことにより、各郡での隔離施設への入居者が増え、またそこでの感染者が増えました。
さらに、その隔離施設や国境施設などに勤務する医療関係者や警察関係者にも感染が広がり、結果、市中感染の人数が増加することとなり、今回のより厳しいロックダウンとなりました。
今回は、外出禁止、レストランやカフェの営業禁止、市場や日用品店の開店時間の制限など、今までで一番厳しい内容となっています。
さらに、これらの規定の違反者への罰則についても、細かく指定され、通達がありました。
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今回のロックダウンについての詳しい内容は、下記リンクをご参照下さい。
2021年9月16日付チャンパサック県からの通達(コロナ感染防止のためのロックダウンについて)
2021年9月16日付チャンパサック県からの通達(コロナ感染防止対策違反に対する罰則)
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今回のロックダウンが始まったあと、数日はFood Pandaなどのデリバリーは通常通りサービスが提供されていましたが、現在は、サービスを停止しています。
個別にオーダーを受けてデリバリーしてくれる、個人商店のようなサービスについては、午前中であればデリバリーしてくれるものが、まだ一部あるようです。
ちなみに、私が日常的にオーダー&デリバリーをお願いしている自家製ヨーグルトを販売している輸入食料品店については、連絡したら、午前中だったらデリバリーしてくれる、ということで、持ってきてもらえました。
明日は、パクソンの野菜が自宅にデリバリーされる予定。こちらも、通常、1週間に1回、パクソンの野菜をパクセーにデリバリーしてくれるサービスですが、今のところ、午前中にデリバリーしてくれることになっています。
今回のロックダウンの内容によると、主要な市場は午前中のみ開店してよいことになっていて、それに合わせて午前中のみ、ということにしているようです。
街中の色々なお店も、午前中は開いている店も少しありますが、基本的には午後には全て閉店しています。
外国人がよく利用する、パクセーで最も大きなスーパーマーケットも、午前中のみ、開店しています。
詳しくは→ Friendship各店のロックダウン中の営業時間の変更
ラオスでのコロナ関連情報へのアクセス
ラオスでは、国全体を対象とした通達は首相府から発出されますが、各県ごとにも、それぞれの県の状況に応じて、県庁から通達が発出されます。
首都ビエンチャンから発出される通達については、その都度、大使館が和訳を出してくれます。
大使館のウェブサイトでも見ることが出来ますし、大使館に在留届を出していたり、たびレジに登録していたり、大使館のメール配信サービスに登録していれば、メールでも送られてきます。
ちなみに、ラオス政府から毎日発表される、コロナ感染者数や状況なども、和訳して、毎日、送られてきます。
参考:
在ラオス日本大使館→ https://www.la.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
大使館からのお知らせメール配信サービス→
https://www.la.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000134.html
現在、首都ビエンチャンでも、縫製工場でのクラスター発生など、感染者数が増加しており、同じように厳しい規制内容のロックダウンに入っていますが、このように大使館からの情報もありますし、首都ということで、日本人以外の在住外国人も多いですので、英語による情報発信も多いです。
FBなどをチェックすれば、生活するのに必要な情報には、ほぼアクセス出来ますので、それほど、困ることはないと思います。
他方、首都ビエンチャン以外の県からの通達や状況などについては、大使館から和訳が出されたり、情報提供されることは、ほとんどありません。
在ラオス邦人数は「833人(2020年10月現在)」となっていますが、9割以上が首都ビエンチャン在住で、在留届ベースでは、2番目に在留邦人が多いと言われている、パクセーのあるチャンパサック県でさえ、30人台ですので、しょうがないのですが、そこに住んでいる人の中には、こういう非常事態になると、不安に感じる方もいます。
正直、ラオスに住んでいるからと言って、ラオス語を話せる外国人は、それほど多くありません。
今のビエンチャンなら、英語さえ出来れば、普通に生活するのであれば、支障なく過ごすことは可能だと思いますし、日系の組織に勤務していれば、ラオス語が出来なくても、問題ない場合が多いと思います。
また、ラオス語の日常会話が多少出来ても、政府からの通達などの文書を読むのは、結構ハードルが高いと思います。
ボランティアや国際公務員など、何かしらの組織に所属していれば、組織からある程度のサポートがあるかもしれませんし、民間企業なら、日本語や英語が出来るスタッフがいれば、訳してもらうことも出来るかもしれません。
さらに、所属企業がラオス日本人商工会に入っていれば、商工会がメールなどで、随時、主な通達の和訳を共有してくれます。
問題は、個人でビジネスをしていたり、ラオス人の配偶者であったりして、助けてくれる組織がない環境の人で、そういう人達は、情報へのアクセスがなかなか難しいのが現状です。
そこで、私の住むパクセー市及びその周辺やチャンパサック県に関する情報に関しては、弊社が管理運営している下記のサイトで情報を共有していきますので、よろしければ、ご参考になさって下さい。
Pakse Navi → https://laos-support.com/
ラオスのコロナ関連の情報を参照できるサイトなど
※ 在ラオス日本大使館のサイト …コロナ情報や安全関係の情報がタイムリーに更新されます。ラオス在住者は在留届の提出をおすすめします。
※ Laos-Covid-19-INFO …ラオス在住の日本人有志が管理運営していて、コロナ関係の情報を共有している、非公式サイトです。チャンパサック県関連の情報は、私が更新しています。
※ Lao National Taskforce Committee for Covid-19 Prevention and Control …ラオス政府のコロナ委員会の公式サイト(ラオス語)
※コロナ関係の情報をアップしているFBページ
Vientiane Times (英語)
The Laotian Times (英語)
ໜັງສືພິມລາວພັດທະນາ Laophattana News (ラオス語)
Lao Youth Radio FM 90.0 Mhz (ラオス語)
ສະຖານີວິທະຍຸແຂວງຈຳປາສັກ 100,7 Mhz (Champasak Radio Station) (ラオス語、チャンパサック県関連情報)
ໜັງສືພິມຈຳປາໃໝ່ 𝐂𝐡𝐚𝐦𝐩𝐚𝐦𝐚𝐢 𝐍𝐞𝐰𝐬𝐩𝐚𝐩𝐞𝐫 (ラオス語、チャンパサック県関連情報)
TM Consulting Service のサービスについて
現在、コロナの影響により、ラオスへの出入国が難しい状況が長期間に渡り、続いており、今後も、通常の状態に戻る目途は立っていません。
また、駐在員を複数名配置出来るような大企業ではなく、出来るだけ人件費を抑えなければならない中小企業の中には、日本人駐在員を配置しない、もしくは隣国(タイやミャンマーなど)の駐在員が兼務する、というケースもあります。
通常であれば、月に1回、隣国からラオスに来る、という形で経営されている企業もありましたが、現在、そのような行き来が出来なくなっています。
さらに、日本人駐在員を配置したとしても、実際にマネージメントをしたり、日本人駐在員をサポートするラオス人スタッフの雇用は必須ですが、日本語が出来る人材の雇用は高額なため、英語のみ、もしくはラオス語のみの人材を雇用する企業もあります。
また、企業ではなく、個人ベースで活動されている場合には、そもそも、スタッフを雇う余裕がなく、ワーカーのみというケースも見られます。
このような状況の中、弊社では、
・日本人駐在員がラオスにいない間、現地のラオス人マネージャーをサポートし、日本や隣国のグループ会社との意思疎通を補助するサービス
・日本語の出来るラオス人スタッフを雇用する代わりに、ラオス語ベースの情報を提供したり、役所に行く時やラオス人と交渉する時など、必要な時だけ、翻訳や通訳、サポート提供をするサービス
・日本人駐在員に情報を提供したり、各種手続きの代行など、生活をサポートするサービス
・ラオスに来られない日本の企業の代わりに、各種リサーチや役所との交渉、各種通達や法律の情報提供などのサービス
などを提供しています。
現在のコロナによる非常事態のもと、通常では提供していないようなサービスについても、臨機応変に、柔軟に対応させて頂いております。
下記ウェブサイトもしくはメールにて、お気軽にお問合せ下さい。
※ウェブサイト→ Pakse Navi
※メール→ mali.tmcs@gmail.com