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【PIECES さんという子供を支援するNPOの活動と日本酒造りの話】

【PIECES / ピーシーズ】さんというNPO法人のクラウドファンディングが最終日!ご興味がある方は是非!という投稿です!

⇩こどもたちの生きる地域に「信頼できる他者」を

https://for-good.net/project/1000963

---------------以下本文-----------------------------------------

ナオライは日本酒を原料に浄酎というお酒を造っていて、原材料となる日本酒は自社では造っておらず、各地の伝統ある日本酒酒蔵さんと連携させていただき広島県神石高原町に設立した酒蔵にお日本酒を仕入れ、その日本酒の香りを残すために低温でアルコールを抽出する低温浄溜という製法での生産を繰り返しています。

そのため、自分達の活動は傍目から見たら日本酒業界の人っぽいかもしれないのですが、日本酒とは?ということを語れる立場には全くなく、日々お会いさせていただく日本酒酒蔵を営む方のお話を聞いては学ばせていただいている立場です。

ただ、最近改めて日本酒造りとは?ということに自社でも向き合いたく学んでいます。

そこで出てくる言葉に

「一麹、二酛、三造り」
(いちこうじ、にもと、さんつくり

という言葉があります。

日本酒造りで最も大事な作業は、「麹(こうじ)造り」

であって、それができて初めて 

二、酛造り 

三、日本酒造り

に進めますよ。

美味しい日本酒を造る上で、一麹 がうまくいかなかったら、その後、どんな腕の良い杜氏さん(お酒を造る人)があの手この手で手を入れても無駄ですよ。一麹で美味しい酒ができるかできないかは決まりますよという言葉です。

※「麹(こうじ)造り」は、米を蒸して、その米を酒蔵の中の聖地のような麹室という温かい部屋に移し、そこに麹菌をふりかけて米の中に麹菌の胞子が入り込んでいく神聖な空間。

麹造りは日本酒の出発点、麹という日本酒の子供達を生み出していくような行為と言えるかと思います。

究極の日本酒造りについて昨晩から考えていて、朝も謎6:00ごろに目が覚めて続きを考えていて、いつものようにSNSに集中力を阻害されて、チラチラスマホのタイムラインを見ていると

ふと、東京事務所のsocial hive HONGOをご一緒している子どもたちの生きる世界が寛容になることを目指して様々な活動をしているNPO法人PIECESさんが挑戦しているクラウドファンディングが残り一日!という情報が目に飛び込んできました。

こどもたちの生きる地域に「信頼できる他者」を

https://for-good.net/project/1000963

PIECESさんは以前から知っていて代表の斎 典道さん創業者のお酒好きな小澤 いぶきさんにも度々お会いしていて、すでに共感をしている団体なのですが、

文章に 2016年に法人を設立し、「市民性の醸成」とあり、

醸成の「醸」という言葉を使っていることが気になって文章を読み進めてみました。

そうしたら日本酒の醸造の本を読む感覚と同じ感覚で、PIECESさんの子供たちの生きる地域に信頼できる他社を増やしたい!というクラウドファンディングの文章に没入していきました。


PIECESは、医療や福祉の現場で心に深い傷を負った子どもたちと出会ってきたメンバーによって、「子どもが心に深い傷を負うことなく生きるには、社会にどのような日常を広げていけばいいのか?」という問いと共に立ち上がりました。

私たちは、約5年前から「市民性」を事業の柱に据えて、様々な探究や実践を重ねてきました。試行錯誤を重ねる中で、子どものそばにいる人たちの姿勢やまなざしが変わり、小さなアクションが生まれることで、子どもたちの日常の風景が変化することの可能性を見出してきました。

https://for-good.net/project/1000963 

いくつになっても、同世代や起業をしている人や起業したい人と、自分とは?どう生きていくか?みたいな話をするときに、感受性の高い子供の頃の成功体験や、恐怖心などのトラウマや喜怒哀楽がその人のアイデンティティの形成に良い影響も悪い影響も大きく与えているなと思うし、自分自身も、子供の頃の嬉しかったこと、怖かったこと、嫌だったこと、誇らしかったこと、出会った人から掛けられた一言が今の自分を形成していて、自分を考える行為イコール子供の頃の体験を紐解いていく行為のように感じています。

子供の環境を社会のみんなで良いものに醸成していこうよというPIECESさんの取り組みと「一麹、二酛、三造り」という日本酒にとっても最も大切な言葉がシンクロし、改めてPIECESさんの活動に共感しました。

一麹 を完成させるためには、最高の米を仕入れる、最高の米を仕入れるためには生物多様性豊な環境や綺麗な川が、山がないといけない。そして麹室の温度や湿度、木材の室、全て自然の中で人間が作り出す環境で全て決まる。

人が、社会が醸し出す環境、大切だなと思います。

こんなのことを考えているうちに、いつまにやらクラウドファディングに参加することを決断ました。Tシャツがもらえるコースに。麹造りに関わることがあればこのTシャツを着て参加したいと思います。

長文失礼しました。

PIECES さんのクラファンが最終日!!ご興味がある人は是非!

と投稿すれば良いだけのところ、

子供と日本酒の麹造りを紐づけることでPIECESさんの取り組みをさらに自分事として考えられたということを説明したく文章にしていたら朝6:00-7:30 90分もかかってしまいました

活動にご興味がある方是非!!

あと、自分のタイムラインを読んでくださっている皆さんの業界にとっての

「一麹、二酛、三造り」の一麹的な、一、がなければ二も三もないよ的な仕事や大切にしていることが あれば教えていただきたいです。

自分は一麹の大切さを改めて考えたいと思います。

日本酒を学ぶ上でおすすめの漫画は

夏子の酒 

奈津の蔵  (ナオライの元メンバーの山花さんが大正時代の夏子のお婆さんの話がある!と教えてくれた一冊)

おいしんぼ 54巻 日本酒の実力

です!

あと日本酒酒蔵見学に行く時は、是非それぞれの日本酒酒蔵の麹室へのこだわりに注目してみると面白いなと感じています。

麹室にそれぞれの日本酒酒蔵さんの生き様、美学が現れるように感じます。

台風、心配ですが各地で被害が少ないことを祈ります。

広島は大きな影響がなく、今日は山口の日本酒酒蔵さんへ向かいます。

#ひろがれPIECES

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