「四十而不惑」ナオライを進めていきます
今日6月12日、無事40歳になりました。母の実家兵庫県赤穂市の病院で夜22:00ごろ嵐の中で生まれたと今朝母親から聞きました。
「三十而立(sanshierli)三十にして立つ」
広島での浪人時代、自分に転機を与えてくれた現代文の先生が、上海への交換留学のかかった大切な中国語口語試験を乗り切るために教えて下さった孔子の言葉です。とても良い言葉だったので、念願叶って上海に渡航できた2005年上海留学中、台湾の書家の方に横書きの半紙に「三十而立」と大きく書いていただき留学先の上海の古いアパートの部屋にずっと掲げていました。
トップの画面で使っている写真は、上海時代の盟友が30歳の誕生日にプレゼントしてくれた壺で酒蔵に大切に飾ってあります。
親族に日本酒関係者が多く日本酒に興味を持ち、日本酒業界の右肩下りな状況を知り、何か心に火がついて「日本酒を中国をはじめ、世界に広げたい。」この気持ち一つで中国に渡り上海で迎えた三十代、ブランドをつくりたいと思うようになり2014年に日本に帰国してからの三十代はナオライの立ち上げと共に過ごした時間でした。
ナオライの歩んだ道
2015年ナオライを瀬戸内海の三角島で創業
2017年MIKADOLEMONリリース
2019年広島県神石高原町で浄酎の酒蔵を立上げ
2020年浄酎をリリース
2021年琥珀浄酎をリリース
ナオライを進めれば進める程、
なんで日本酒を世界に広げたいの?
日本酒文化を多様性を未来に引き継ぎたいの?
日本酒の価値って何?
なんで人間は酒を飲むの?
なぜこの世にアルコールは存在するの?
食品業界が効率を追求しすぎて工業化していない?
人が事業を営むと自然が壊れていっていない?
地域での酒蔵の役割って何?
などと考えれば考える程、自分が志すべきは、ただ日本酒を売り広げ生きることではなく、
日本酒事業を通じて、人と自然が調和するところを見つけ出していきたくてナオライを進めているのではないかと気づきがありました。
そして、その想いを「時をためて、人と社会を醸す」というナオライのビジョンに今のところ集約しています。
2023年
「四十而不惑(sishierbuhuo)四十にして惑はず」
大学時代からことあるごとに良い本を教えてもらっていたもう一人の上海時代の盟友が、先日ふと、宇多田ヒカルがおすすめしていたこんな本があると教えてくれました。
おすすめの一冊は?と聞かれたら、それまでは「月と農業」と答えていたのですが、最近はこの本と答えるようにしています。
人生に何かを期待するのではなく、人は逆に人生に問われている、
生きる意味は問うてはならない。人生から問われている。
この考え方は、自分に生きる勇気を与えてくれるような文章でした。
不惑の四十代。
人生から何を自分は問われているのか。
誕生日の今日は朝から「四十而不惑」という言葉が頭から離れず、そんな中湧いてくる気持ちは、
自分の四十代の全てを懸けて「浄酎」を磨き込みたい
という想いです。
ナオライは本当に何度潰れてもおかしくない状況でしたが、浄酎やMIKADOLEMONを購入して飲んだり贈ったりしてくださる方、資金やリソースを投資をしてくださる方、参画してくれるメンバー、たくさんの方の支えがあって今事業を続けられています。惑わず、何があっても諦めることなく、ナオライの道を、浄酎の道を進んで行きたいと思います。
一つ、この文章を読んでくださる方にお願いをさせてください。
ナオライの久比・三角島、神石高原町、東京拠点で一緒にナオライを育てている仲間と共に、一緒にナオライを育てていきたいと思ってくださる仲間を募集したいと思っています。
もしもこの文章を読んでくださる方の人生の中で、以下のキーワードで引っかかるものがある方は是非、仕事でナオライを一緒に育てるということを検討していただきたいです。
□日本酒に興味がある
□多様で豊かな日本酒文化を浄酎事業を通じて未来に引き継ぎたい
□生物多様性豊かな有機田んぼや無農薬の田畑を浄酎や酒造りを通じて増やしていきたい
□浄酎という新しいお酒を世に広め、新しいジャンルを10年かけて一緒に築きたい
関わっていただきたい拠点と内容
□ナオライ神石高原浄溜所
浄酎の生産、販売、出荷
商品開発、BIOTECH &FOODTECH事業の実験
□ナオライ久比・三角島本社
自然農によるミカドレモン畑の醸成、六次化、インバウンド事業
□ナオライ東京and広島拠点
浄酎の全国、全世界への営業・販売
ご興味を持ってくださる方は
Naoraiまで三宅の文章を読んだよ!とご連絡ください。まずはメールでお話を聞かせてください。
まだ十分な給料を出せるような会社ではなく、一緒に浄酎やナオライの事業を育ててみんなで働く環境を日々良くしていくような会社ですが、
「三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩」
ナオライ、浄酎事業と人生の接点を持ってくださる方、ナオライを進めていく道の中で自分、自分達は何を問われているのか一緒に考え続けられる方と出会うことができたら嬉しいです。
ありがたいことに、先日取材をして下さったTJ Hiroshimaさんから、ナオライ神石高原浄溜所で撮影して下さった写真を送っていただきました。誕生日ということで、記録としてアップさせてください。TJHiroshimaさんとカメラマンの内田和宏さんに感謝です。
四十而不惑、良い四十代にしたいと思います。
追伸
#浄酎3000本売るまで広島に帰りません (広島での販売や取材時を除く)キャンペーンは進行中です。浄酎、父の日や贈り物の機会に是非ご検討をお願いします。最近このような記事を公開していただきました!こちらも是非ご覧ください。
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