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手術室看護師は楽できる…?
こんにちは、手術看護師1年目のゆかです。
入職してから7か月
器械出しもだいぶ慣れてきました。
最近では開腹手術よりも、患者さんに負担の少ない「腹腔鏡手術」が増えてきています。
昨日も婦人科の腹腔鏡手術の器械出しをしていました。患者さんも楽な分、医師も私たち器械出し看護師も楽 なんですよね。
ポートという鉗子を入れる穴を最初に4,5か所作るのですが、それさえ終わってしまえばあと器械出しのやることは鉗子の交換くらいです。
ポート挿入が終わった瞬間、あ、もう私暇だ
と思ってしまいました。(暇なわけではないのですが、、)
ずっとモニターを見ながら時々鉗子を交換する その繰り返し
何も考えていない時間
「もう私必要ないんじゃない?あとは先生でできるでしょ」
と内心この時間に自分のやりたいこと、勉強や副業に時間を使いたいなと思っていました。
ですが仕事なのでそういうわけにはいきません。
どうせなら、この時間も何か意味のある時間にしよう!
暇な時間、無目的な時間はもったいないと感じてしまう私は、モニターに映る術野や先生の手の動きを見ながら医師目線で手術の進行状況を理解できるようになろう!と気を引き締めました。
正直なことを言うと、今何が行われているのかよくわからなくても、言われた器械を渡せば器械出しはできてしまいます。
なので、自ら学ぶ姿勢を持たないとそこで成長が止まってしまうのです。
お腹の中はどれも色や質感が似ているのでどこが子宮なのか、膀胱、腸なのかわかりづらいです。
先生は経験なのか、すぐにわかるんだなあ
とか
その鉗子だとつかみづらそう
こっちの方がいいのでは…?
とか
出血したらこれを使って止血するんだな
とか
自分が手術を行っているつもりで術野を見れば、次に何が必要かわかるようになってくるんですよね。
これかな、というのを予想して器械が戻ってくると同時に言われる前に渡せると「おっ」(わかってるねえ)と先生の反応が違います。
それができた時、すごく気持ちよくて
先生からの信頼度が上がったような気がします。
そこが器械出しの面白い所で、追及するべきところなのかなと改めて感じました。
見ようとしないと見えない
学ぼうとしないと成長しない
余裕がある時にどれだけ手術を把握し、深く理解できるかで他の手術にも応用できるし、器械出しのスキルがどんどん上がっていくと思います。
今後は、やることないからぼーっとするのではなく、
この時間を活用して医師目線で器械出しができるようになる練習をしていこうと思います。