自分の勉強も兼ねて、二宮翁夜話についての不定期投稿。ニワカのやることなので、読み間違いなどありましたら、ご指摘いただけると助かります。
・最初に
この節は、いわゆる「克己」の話。「己に克て!」の世界です。
強いですよね、己。
なかなか勝てません。素晴らしいライバルです。
・抄訳
・感想
天の理は、世の中のすべてのものを育て、また滅ぼします。
天の働きには善悪も差別もありませんが、人の目から見ると、都合の良い働きと悪い働きがあります。良い働きだけを得て、悪い働きを人の力で防ぐのが人道です。
欲も天のものですから、それ自体は悪いものではありません。だから
「欲を滅せよ」
とはいいません。
ただ欲が独り歩きすると、人の生活に差し支える。生活を守り豊かになるために、克己が必要。勤めることを尊いとしているのです。
あくまで、人の生活を守るという目的あっての克己です。
体育会系部活の「強くなるために己に克て!」みたいなもの?
・原文