「商店街ノスタルジア」おまけ配信【第4回】片側式アーケード
『八画文化会館vol.8 商店街ノスタルジア』7/2(木)発売を記念して、誌面の都合上掲載できなかった物件や、モノクロだった写真、小さいカットでしか掲載できなかった写真、もうちょっと書きたかったこと等々を全10回更新でnoteでお届けしようと思います!
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前回お届けした全蓋式アーケードは、関西や南側の暖かいエリアに多かったですが、片側式アーケードは雪の降る寒いエリアや日本海側にたくさん見られました。
片側式の魅力は、①建物の上部や壁面も含めて観察できる(古いものが発見できる)、②往復して両方見る楽しみがある、③カーブや坂などの地形を反映した意匠を愛でる、④渋い などがあげられます。
東北や日本海側の片側式アーケードを中心に集めてみました。
①北海道
▲北見二番街商店街(北海道北見市) 片側式らしい横長の統一看板に、いい文字や可愛いマスコットが並ぶ。
▲網走中央商店街(北海道網走市) 三角形のアーケードは雪対策でしょうか?豪雪地帯では屋根が短かったり、傾斜のあるタイプが見られました。
②青森県
▲中町こみせ(小見世)通り(青森県黒石市)
日本の道百選にも選ばれた「こみせ(小見世)」。伝統的建造物とアーケードが藩政時代からほぼそのままの形で今に残っています。これは、全国的にも類例がないといわれています。中町こみせ通りの特徴は、日差しや吹雪から人を守るアーケードがあることです。昔の商店通りだったこの道は買い物に来た人の為に自分たちの敷地内にアーケードを作った人情溢れる通りなのです。また、国指定重要文化財の「高橋家住宅」や 昔ながらの造り酒屋などが並んでおり何とも風情を感じさせる通りです。
③秋田県
▲湯沢サンロード商店街(秋田県湯沢市)
④新潟県
▲南本町商店街(新潟県魚沼市)
▲六日町駅前商店街(新潟県南魚沼市)カラー舗装もいい感じ。
▲小千谷市東大通商店街(新潟県小千谷市)傾斜がいいですね。
▲本町商店街(新潟県阿賀野市)アーケードの意匠が凝ってる。
▲中央商店街(新潟県新発田市)カーブの王様。
▲東三条駅前ロータリーの片側式アーケード(新潟県三条市)
▲三条中央商店街(新潟県三条市)
▲糸魚川駅前銀座ヒスイロード(新潟県糸魚川市)
▲本町通り商店街(新潟県糸魚川市) 2016年12月22日に発生した糸魚川市大規模火災によって消失する前の雁木づくりの町並み。2015年5月4日撮影。
▲高田本町商店街(新潟県上越市) ものすごく背が高くて重厚なアーケードでした。屋根が重なった複雑な意匠。
▲雁木通り(新潟県上越市) 高田の雁木通りは飲み屋街になっていて、異彩を放つ空間。
▲直江津の雁木のある町並み(新潟県上越市)
▲にいつ0番線商店街(新潟市秋葉区)
▲長岡駅前の商店街(新潟県長岡市)
▲栃尾の雁木通り(新潟県長岡市) 栃尾の油揚げで有名な栃尾市。廃線街でもあります。
▲朝日町商店街(新潟県妙高市) 新井駅の近くです。塔屋のようなものが乗ったアーケード。
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