新卒無能日記~マギー審司編~
23卒20歳。
専門学校を卒業し、社会人となり、早5ヶ月が経とうとしている。
俺の新卒社会人としての姿勢は、自分でもわかるくらい終わってる。
ミスチルですら「ガキじゃあるまいし、、、」と旅をやめるくらい終わってる。
何がこんなに終わってるのかというと、
人の話が聞こえない
聞けない
理解できない
というあまりにデカすぎるハンデを俺は抱えてるのだ。
おかげで何やっても聞き間違え聞き直しする挙げ句、あいつは人の話を無視するだという不名誉すぎる勘違いの烙印(実際聞き取れてなく反応してないわけだし勘違いでもないのか?)を押されてしまってた。
これを読んだ多くの人は
「そんなに難聴なら耳鼻科にいってマギー審司みてぇにでかい耳でもつけてもらえよ」と思ってるかも知れないが、別に難聴で人の話を聞き取れないわけではない。
俺が人の話を聞けないのは、頭の中がうるさすぎて現実の音が聞こえないからなのだ。
俺の頭の中は常に戦時中で、「あ~今日もまた怒られるのかなぁ」「会社ついたらまずあれやらなきゃなぁ」「今日こそはあのミスしないようにしなきゃなぁ」「オカダカズチカのレインメーカーってただのラリアットだよなぁ」だとかの考えがぐるぐるぐるぐる回ってて人の話を聞くことに脳の容量を割くことができないのだ。
脳の最大容量が8ビットしかない低能人間にも関わらず、くだらない妄想でだいたんに容量を無駄使いしちゃうのはなんでなんだろうなぁ。とにかく人に話はちゃんと聞かないと!と考えていたときに人の話を聞き逃したときは、さすがに心のラッキーくんに涙を拭ってもらった。