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きっと、だいじょうぶ。

世の中には2種類の人間がいる。
賞味期限切れの食品を食べるタイプの人間と、食べないタイプの人間だ。

私は食べる。余裕で食べる。
見た目や匂いを確認して、「いける」と判断したら食べる。「とりあえず口に入れてみて、ヤバそうだったら出せばいいんじゃね?」ぐらいに思っている。引く人は引くだろう。

納豆なんかは1週間ぐらい賞味期限切れてても全然いけるし、こないだは1ヶ月賞味期限が切れたカップラーメンを食べた。威張ることではないけど。

賞味期限なんてただの数字だ。
数字に惑わされるな、己を信じるのだ。
それが自己責任。

ネパール土産


そして今日は、「賞味期限」ではなく「消費期限」がきれた食品を食べた。しかもナマもの、消費期限が切れたカツオのたたきを食べた。引かない人も引くだろう。

2日前に買ってきた鰹のタタキの消費期限は2月6日と書いてあった。イェスタディの私は一体なぜ鰹のタタキを食べなかったのか?答えは簡単。買ったことを忘れていたからだ。

私は本当に忘れっぽい。6歳と4歳の子供たちにも、毎日のように「もう!おかあさんはわすれんぼうだなぁ!」と、ほとんど呆れられている。

きっと小学生になったら宿題で、「お母さんは忘れんぼう」という作文を書かれる。参観日に、その忘れんぼうエピソードを大勢の保護者の前で発表され、顔から火が出て爆発するところまで想像できている。いい人生だった。


そんなわけで、いつものように忘れんぼうで消費期限が切れてしまった鰹のタタキのパックを眺めていたら、それが挑戦状に見えてきた。なんらかの病気かもしれない。

とりあえず匂いを確認。異常なし。
切ってみる。ちょっと変な色。ギリギリいけそうな気はする。端っこを食べてみる。うん、いける。
ギリギリ大丈夫。踊れる。

というわけで今日の晩酌のお供は
「期限切れの鰹のタタキwithミニトマトfeaturingスナップエンドウの塩焼き」

ミニトマトもスナップエンドウも、先月の半ば頃から野菜室の片隅にひっそりと暮らしていた。もう2〜3週間居るが、アイラップのビニール袋に入れておくと怖いぐらい長持ちするのだ。でもそろそろ目障り食べ頃だから、添えてみた。

それに、鰹のタタキにはすりおろした生姜と、刻んだ大葉をたっぷりと乗せる。
生姜には、ジンゲロンとかショウガオールという聞いたこともない成分が含まれていて、強い殺菌力があるらしい。ジンゲロン、いい名前。

そして大葉には香り成分のペリルアルデヒドという悪そうな名前の成分が含まれ、こちらも強い殺菌力と防腐作用があるとのこと。アルデヒドってすごく攻撃してきそうなイメージあるけど大丈夫そ?

ビールにはアルコールという成分が含まれ、ストレスを和らげる作用がある。
さっきから幼稚園の某委員のグループLINEが鳴りまくり、LINEアプリの右上に赤い丸で48と書いてあるが、それをスルーする強さを与える効果もある。未読スルー48フォーティーエイトである。

なんですかそれは。

今日のビールはなぜか250mlのを買ってきたのですぐになくなって、日本酒に切り替え。鰹のタタキもなくなったので、鰯の塩焼きを食べる。イトーヨーカドーの惣菜スタッフの方が焼いてくれた鰯の塩焼き。美味しい。

ででーん。田酒。
言いたくなるよね、ででーん。


明日は休みだし、Netflixでも観ようか。






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ハッカ・ナカソネ
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