私のキャリアシート、ホントの経歴と違ってた!?
職場見学で自分のキャリアシートを見たら、ちょっと違っていた!
バレないか心配だ!
最近、こんなご相談をいくつか頂きましたので記事にしてみたいと思います。
派遣のお仕事は、派遣会社が企業にキャリアシート(スキルシートと言うところもある)という書類でスタッフを紹介して、お話しが進んでいきます。
派遣先企業の担当者は、それを見て、オーダーに見合ったスキルかどうかを判断します。もちろん概ね正直に書いていると思っているという事です。
でも職場見学の時に、自分のキャリアシートを見たら、4社の経験が2社になってたり、直近は2カ月で辞めちゃったのに、その職歴は書いてなくて心配だという声があり、記事にしてみようと思いました。
職務経歴の詐称はNG? でもキャリアシートをまとめるって言われたんだけど…
あたりまえですが、職務経歴の詐称はNGです。
しかし派遣会社がつくる、スタッフのキャリアシートは、いわゆる職務経歴書とは異なる性質があります。
まず、キャリアシートは「個人情報保護」の観点から個人が特定できないようにしてあります。ふつうの職務経歴書に載せる個人情報は、以下のように変換されていますよね。
・氏名 → だいたいイニシャル
・年齢 → 派遣会社により年代を示すところあり
・学歴 → 紹介予定派遣の場合は必要な事があり
・就業先名称やその就業歴 → 業界で記載
多少、派遣会社により違いがありますが、だいたいこんな感じです。要するにこの時点で、既に加工されているのです。
また1社ごとの就業期間については、職歴数や期間によって、一定のルールのもと、加工される事が多くあります。
このルールから反れるとキャリアシートでも経歴詐称となります。
注意すべきルールと、まとめちゃダメなスタッフはどんな人?
とにかく社員を目指す方です。
社員志向の方は、職歴の提出には注意してほしいですが、その前に職歴が細かくならないように働いてほしくもあります。
長期派遣で社員化の予定が全くないお仕事の場合は、さほど気にしなくてもいいですが、社員化の可能性大の場合は気にしてください。
紹介予定派遣の場合は『職歴をまとめる』ことはしないです。
その前に、キャリアシート作成者や営業が、まとめたものを企業に出すことはないと思います。しかし、たまに社員に教育が行き届いていない派遣会社などもありますので注意してください。
それから、「経歴詐称」でググると賛否両論でてきますが、これもアテになりません。
例えば、
・1つ前の職歴は社会保険でバレるけどその前は大丈夫
・わざわざ調査する会社はない
・働いてしまえば頼りにされて解雇にはならない
などなど、気軽な事を言う方もいますが、アテにしないでください。
ちょっとしたミスが最大級の惨事になった話
例えばこんな事がありました。
派遣登録の時にスタッフが提出した経歴書を、再ヒアリングせず、キャリアシートに起こして紹介→決定→就業と、順調に進みました。後に社員化の話になった時に経歴詐称がバレで、社員の話が流れました。
この原因は、派遣登録だからと甘く考えて職歴を自分でまとめてしまったスタッフも悪いですが、社員化の可能性が高いお仕事だったにも関わらず、再度ヒアリングをしなかったワタシにも責任がありました。
また、ある新人コーディネーターが、紹介予定派遣のお仕事にスタッフを紹介した時の事です。
本来はスタッフが職務経歴書を作ってこなければなりませんでしたが、なぜか期日までに作ってきませんでした。
その時、営業が頑張って派遣先の担当者を説得して面接に進むことになりました。条件は、氏名と就業先名を明かしたキャリアシートを、一時的に派遣会社で作り、3か月後社員化の話になるまでに、自分で作った職務経歴書を提出するという事でした。
実は、そのスタッフには、このお仕事の前に、派遣のお仕事を紹介していました。その時に作ったキャリアシートを利用し、氏名・社名を記載しなおして、急いで企業へ提出したためミスが出ました。
1つ前に紹介した派遣のお仕事では、その案件に関係なかった経験で、且つ2か月持たずに辞めた社員歴をキャリアシートに載せていませんでした。
しかし次に紹介した紹介予定派遣は、急いでいたこともあり、派遣紹介時に職歴をまとめてしまった部分に気づかず、企業へキャリアシートを提出してしまいました。
面接の際に企業の人事担当者とこんな会話がありました。
人事:「この職歴に間違いないですか」
スタッフ:「はい、間違いないです」
人事:「弊社は雇用保険で全て確認しますが本当に大丈夫ですか」
スタッフ:「‥‥2つ前の職歴は1か月半で辞めてしまい、記載していません」
その会社は元から職歴は正直に!と、念を押されているクライアントでした。
結果はもちろんNG。しかも面接の場で「経歴を偽っている方は今後もご紹介頂けません」と言われ終了。
その後、スタッフとウチの会社の間で訴訟に発展しそうなほどの大惨事となり、責任を感じた新人は退職してしまったという大変つらい思い出です。
派遣のキャリアシートは職務経歴と違ってもいいの?
いいか悪いかでいうと、良くはないのですが、大ざっぱに言ってしまうと、大丈夫なのです。 但し常識的なルールと限度はあります。
オーダーされたお仕事は、キャリアやスキルが重視されているのか?資格が欲しいか?等により違ってきます。
例えば重視するポイントを目立たせるために内容を加工するという事です。
ほとんどの求職者の方は、応募する仕事に関係ない経歴も、全部載せたいと思ってしまうのですが、これは逆効果の事が多いのです。
ですのでキャリアシート作成のプロに任せて間違いはありません。
これについては派遣から社員を目指す人・紹介予定派遣を考えている方に向けに、別途記事にしたいと思います。
しかし、大きな声じゃ言えませんが、事務派遣の場合、7割は『人柄』メインと言われます。
そうするとどうなるかというと、そうですね9.5割は『キャリア・スキル』+『人柄』というオーダーになります。
例)キャリア●●の経験△年以上、明るい人柄or活発な人or穏やかな人などなど
派遣先の担当者は、パっと見の職歴が少ないと『長く働いてくれそう』と脳が勝手に判断します。しかし、職歴が細かく書かれていると『早く辞めそう』と同時に『読むのが面倒』と、少しストレスを与えます。
というわけで、基本のキャリアシートは職務経歴書より文字が少なく分かりやすいように書かれているハズです。これが『まとめる』という事です。
ルールはいろいろあって書ききれませんが、規則ではなく暗黙のルールとでもいいましょうか。作る人の腕にもよるというのが本音です。
■ 例題 ■
・ずっと短期派遣、これからも短期派遣でやっていきたい
→『派遣実績』〇年〇月~〇年〇月と、マルっとまとめても就業先は
気にしません。期間をやりきったという実績が欲しいからです。
・短期・長期派遣いろいろ細かい経歴だけど、長期で働きいたい
→基本は正直に。しかしマルっとまとめて良い事があります。
どういう場合かというと、
〝ずっと同じ派遣会社で途切れず働いていた場合"です。
理由は『雇用元』が同じだから。
・正社員3か月で退職、その後は派遣で3社(それぞれ長く働いている)
→長期派遣に紹介された場合、派遣の3社の業界が類似していたら、
まとめてもいい…というか私だったらまとめます。
事例はもっと山ほどあるので、皆さんの心配のどれかに当たるよう、具体例を短い記事で書いてみたいと思います。
まとめ
少し長かったので、読みにくい方もいたかもしれませんが‥‥‥
キャリアシートの疑問について書いてみました。
結論からいうと、派遣から社員化を狙っている・紹介予定派遣を希望している方は、全て正直に書いた方がよいです。
但し、同じ派遣会社でずっと働ている場合、雇用元が同じなので、職歴をまとめられても、あまり気に留めなくていいでしょう。
例えば似たような業界が続いている場合はぜんぜん大丈夫です。
いやいや、ワタシは派遣がいいのだ!という方でも、職歴少なめ・スッキリまとまっている見た目は気にしてみると良いです。
問題は、派遣会社が異なる場合・職歴がそもそもたくさんある場合で、かつ社員になりたい場合なのですが、手段がないこともないです。
こればっかりは適当な事は言えませんので、個別にご相談いただければ、対応させて頂きたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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