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企業に堂々と紹介したい派遣社員

自分の常識が世間の常識とは限らないのと同じで、すべての派遣社員が、あなたのような真面目なスタッフとは限らないのも事実なのです。

第一印象でだいたいは分かりますが‥‥‥

でも勤怠はどうでしょう? 退職理由は本当なのか?
そのあたりは、色々さぐってみないと分からないのです。

ここでは主に、一般企業のオフィスで働きたい派遣OLさんを対象にした内容を書いていきますので、該当の方は是非ご覧ください。

■派遣登録に行く時の服装=職場見学の時の服装

派遣の登録には、実にいろんな方がいらっしゃいます。

登録場所のある地域にもよりますが、東京だったらオフィス街にある派遣登録センターには、ビジネススタイルでいらっしゃる方がほとんどです。

また遊び中心の街だと、ビジネスとは呼べない格好でいらっしゃる方が増えます。

中には、つけまつげを下まぶたに着けたり、ロリータファッションの正装??でいらしたり、デニムにセーター、短パン・Tシャツ・麦わら帽子という方もいます。

バイトの面接でも、もうちょっと考えてほしい感じではありますが、それでも人格が極端に悪くなければ、登録は受け入れます。

「派遣登録時の服装」正解はこう↓↓
●女性:どんな街にある登録センターでもビジネススタイル
●男性:どんな街にある登録センターでもスーツにネクタイ

若い方ならリクルートスーツでもよいです。ちゃんとしよう!という気持ちが伝わってきます。

ある程度年齢を重ねた方だと、スーツでもリクルートっぽくならない方がいいかと思います。なんとなくシロウトっぽさが出てしまうので。

でも、他にもっていない!というなら、リクルートスーツでも全然OKです。

そして、絶対に頭から外しちゃいけないのは、派遣会社に紹介してもらうのは一般企業だという事です。

その企業に紹介する会社が、あなたを面接するのですから、職場見学の時や採用面接と同じだと思えば良いのです。

■本当に紹介して大丈夫な人か見極める

バカにしているわけじゃありません。

身なりがちゃんとしているか・言葉遣いは大丈夫か・突拍子もない事をやりそうにないかなどなど…派遣会社は、主に『人格』を判断したいわけです。

服装は前述の通りです。

たまにいらっしゃるのが、タメ口・友達っぽくなる方。

派遣慣れしてきた方が、別の派遣会社に登録に行くときに、ありがちです。ちょっと気を付けてみてください。

「派遣会社は身内」という認識は、ある意味間違っていませんし、派遣会社としては嬉しくもあります。

しかし雇用関係を結ぶ相手であることを忘れてはいけません。

派遣社員の味方でいたいけど、「この調子で派遣先で同じ事されたらちょっとな…」と、思われたらアウトです。

あとは『突拍子もない人』ですが、大手派遣会社だと年に何人かはいらっしゃるのではないかと思います。

■本当にあった危険な登録面接

私は過去に「〇〇社を紹介してくれないなら、ココで死ぬ」といって出刃包丁を出してきた人の面接を担当した事があります。

その方は『お見た目』に、ある特徴があり、誰が見ても分かるほど、病を抱えていらっしゃいました。

刃物を見たときは、まず警察へ……と頭をよぎりました。

しかし女性の多いこの業界、
「何があったの?」「ダイジョウブ!私たちは味方だから」「まずは話してみて!」
と、各部署の女子たちが駆け寄り、なだめまくり、4時間くらい話を伺いましたでしょうか。

最後は実のお姉さまにお迎えにいらして頂き、お帰りになりました。

この方は「登録不成立」となった珍しいケースとなりましたが、とても可哀そうでもありました。

ただ「心の病」のため、正社員ではなく派遣を選ぶという方が、多くいらっしゃるのも事実です。

その事については別の機会に取り上げたいと思います。

■希望するお仕事 VS スキルや経験やプラスアルファ

お仕事情報サイトをご覧になって、登録にいらっしゃる方も多くいます。
というか、ほとんどこのパターンの方でしょうか。

希望するお仕事とご自身の経験を当てはめるとどうでしょう?

お仕事の人気具合や難易度により、自分の経験で紹介に至るかどうがが決まります。

他からは人気なさそうだけど、近所だし、私にとってはベスト!と思ったら、足りないなと思ってもチャレンジしていいと思います。

ただ同じような事考える方もいるので、通るかどうかは運しだい!?

いや、プラスアルファ次第だと思います。

プラスアルファの話は大きな字じゃ書けない事もあります。
いろいろありますので、別記することにしましょうか。

では人気のお仕事はどうでしょう?

マスコミ系のキラキラ部署なんかは、応募が殺到します。

その分、応募の条件にピッタリ当てはまる方も複数いらっしゃるので、人選担当はありがたくもあります。

その分、たくさんの方とやり取りしなくてはならなくなりますが、もしご紹介に至らなくても、ご本人が希望すれば、他のお仕事のご紹介にも繋げられます。

しかし、応募者多数という事は、その仕事に他社競合がある場合の(本当はいけません)決定率が格段に下がるというのも事実です。

なので経験ピッタリは当り前、プラスアルファがある方を優遇する事になります。

しかし中には、どうしてもそのお仕事に就きたいあまり
・他社就業中なのに、すぐに辞められるという
・全く経験がないのに条件に掲載している経歴で登録しようとする
・その仕事を紹介してくれるまで諦めず、ストーカー化する
・その仕事の紹介をしてくれないなら登録する意味がなかったと交通費・日給、中には慰謝料請求する

お気持ちはとても分かりますし、そのくらい気持ちをもってくれる人は、なんとかしてあげたいと思うのも人情としてあります。

しかし「条件に合わない」状態で就業すると、つらいのは自分です。

これで人生が終わったわけではないので、是非次の機会のために「足りない」」部分を埋めるようなステキな方になっているといいと思います。

■実際に居たステキ派遣社員

36歳を過ぎた女性で、社労士を目指したいと未経験から労務が出来たら嬉しいという方がいました。

とても謙虚で熱心、素直な方で、自分の目指すところが明確でした。

この方はいわゆる「持っている」方だったのでしょうか。
時同じくして、"未経験可能な給与計算のお仕事” が入ってきました。

でも時給は悪くないため、経験者が居たら負けてしまうと思いましたが、私はこの方を推したかったのです。

事前の打ち合わせは細かくやり、無事に決定。

「他社から経験者の紹介があったので迷ったが、未経験でも労務がどんな事か理解していて、自分の足りてない部分を把握している。何より熱意と素直さでお願いしたいと思った。」

と、企業の担当者からコメントをもらい、彼女と二人して泣きました。

その後、彼女は仕事帰りに毎日図書館で勉強に勉強を重ね、2年で社労士資格を取り、残念ながら派遣契約を終了しましたが、社労士としての道を歩みだしました。

■まとめ

応募条件に足りなくても、
足りていない事が何か・そのために何をすべきかが伝われば、経験者より熱意を優遇される事も多くあります。

ここは派遣だけの話ではありません。
派遣から社員への転職には特に大事になってくるポイントですので、忘れないようにしたいですね。

情報サイトに掲載されているお仕事に就きたい場合、その情報が載っている派遣会社に登録しなければなりません。

紹介してくれないなら‥‥‥紹介してくれても決まらないなら、登録したくない。

こんな方もたくさんいらっしゃると思います。

しかし、紹介できるかどうかは、堂々と紹介できる方なのかどうかを見極めるため、やはり登録して頂かないとわからないのです。

ここは是非理解していただきたいと思います。

紹介に至らず、登録を後悔しているという方は、「登録抹消」の手続きだけでOKです。

「ホントは私の経歴残してるんじゃないのか」と不安になる方は、会社として信頼ある派遣会社かどうかを見てください。

名前の通った大手であれば、個人情報の登録・抹消を粗雑に扱う事は考えられません。

万が一、そんな派遣会社を見つけたら、私に教えてください。

大ごとにして、大問題として取り上げて、つるし上げて‥‥‥‥

とはしないまでも、必ず後悔させてあげます。

ただ、やらかしちゃったから、一度抹消して、登録しなおしたいというのは、辞めたほうが良いと思います。

営業やコーディネーターの中にある「やらかしたスタッフ」の記憶は、残念ながら消える事がありません。

派遣の登録面接も社員の面接も人と人です。

あなたの派遣先で、一緒に働きたいと思う方は、どんな方ですか?





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