僕がYY probeで実現したいこと
こんにちは iOSエンジニアの中村です。
今日は、先日リリースしたばかりのリアルタイム音声認識アプリYYProbeで実現したいこと、を書きたいと思います。
会話の中で自分の発した言葉を振り返る機会はほとんどないのでは?もし、自分の会話を記録し振り返ることができれば、色々気づきを得られると思いませんか。
自分の発言を振り返るということ
僕は、人があることに対峙した時、湧き出る言葉には言った本人も気づいていない情報が含まれていると考えています。そして、それを内省することで人は成長できるのだと。
例えば、会議での発言を振り返って、こんなことを自分で考えてみるのです。
この『自分自身の力で自分を知ろうとすること』に成長のポイントがあり、これからの時代に必要なことだととらえています。そしてこれは、大人はもちろん、子供の教育にも必要なことなのだと思います。
ただ、ここで重要な問題がひとつ。それは、日常、会議などでの自然な会話を記録し、それを振り返ることは意外と難しく、手間がかかるということです。
僕が自分の会話について、
といった印象が残っていたとします。それを振り返ろうと記憶をたどっても、頭の中には断片的な情報しかないし、同席した人に確認してもすでに理解が違っているし、結局謎のまま……なんてことが結構あるのです。
YYProbeで「手軽に会話を記録・分析し確認する」を実現したい
そこで考えたのが、今や多くの人が持つようになったスマートフォンを利用することでした。アプリを起動するだけで会話を記録し、自分の気づきとなる分析ができるといいなと思ったのです。
さらに、会話を記録していけば、僕が普段話しているような技術や構想の話、経験していることがたまっていくわけです。たくさんの人にアプリを使ってもらえれば、たくさんの知識や経験が蓄積されるので、それを困っている人に提供できるのでは?さらにそれが進めば、会話することが他の誰かを助け、世の中に貢献することにつながるのでは?そんな想いで開発を始めました。笑顔や笑いの多い会議にできるかも、という想いもありました。
開発を進めるにあたって、こだわったことがあります。
こんな観点で開発したアプリの第一弾を2020/4/15日にリリースすることができました。
YYProbeで発言を振り返る
これは最近の会議での発言です。(YYProbeは、実際の発言をテキスト化して、タイムライン上に表示します。発言をタップすると、生の音声を再生することができます。)
僕はこの発言を振り返って、こんなことを思いました。
※このアプリでは、発言をテキストにするだけでなく、テキストを解析して様々な集計したり分析したりします。
さらに使いやすいリアルタイム音声認識アプリを目指して
アプリのリリース前後、世の中が世界レベルで大きく変わりました。アプリの開発を始めた頃、僕は対面での会話がまだまだ主流と考えていたのです。少し進んでも、人がひとつの会議室に集まり、そこにオンラインで参加する人が少しいる、そんな想定でした。しかし、一気に在宅勤務が進み、オンライン中心に変化しようとしています。
そこで現在は、
「場所や時間の制約を受けない利便性を提供する」
という観点も追加して、開発をどんどん進めています。
これからもオンラインでも会話が記録・分析できて個人レベルで何かの気づきを得ることができる、多くの方に使っていただけるようなサービスを提供していきたいと思っています。
YY probe(Lite版)はこちらのApp Storeからダウンロードできます。ぜひ使ってみてください。自分の発言を再生して聞いてみると、何か気づくことがあるかもしれません。
次回は、もう少し踏み込んだ開発の中身を書きたいと思います。
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