チェンマイ移住後初めてのビザ延長申請手続きー②当日の流れについて
前回の日記に引き続き、ビザ延長手続きについて。今回は当日の手続き方法についてまとめます。
必要種類についてはチェンマイ移住後初めてのビザ延長申請手続きー必要書類についてを参照。
ビザ延長手続きの流れ(理想)
タイの居住地管轄のイミグレーションでのビザ延長手続きの流れを、ブログや動画などでリサーチしたところ、以下の流れがスムーズ且つ一般的のようだ。
必要書類を揃え、申請者本人(子供含む全員)でイミグレーションに朝イチで並ぶ。
職員にビザ延長申請希望の旨を伝え、受付番号札を貰う。(この際に書類の大まかなチェックを受ける場合アリ。)
番号が呼ばれるまでの間にイミグレーション近くの銀行へ行き、残高証明取得や預金通帳のアップデートを行う。
番号が呼ばれたら必要書類を提出し、再度呼ばれるまでその場で待機。
名前が呼ばれるので延長のスタンプの押されたパスポートを受け取る。
その後必要があればリエントリーパーミットを取得
以上が理想的な申請日当日の流れなのだが、やはり細々した事情が重なりそう上手くは行かず。以下私達のドタバタ劇(現実)を記録。
ビザ延長手続きの流れ(現実)
イミグレーションに並ぶ(一日目)
学校からの書類が出来上がるのがかなりギリギリになってしまった上に、タイ入国日から90日目が不運にも月曜日の祝日にあたってしまった私達。
その週の金曜日に延長申請が出来なければオーバーステイになってしまう。
朝イチから動けるのが木曜日か金曜日だったのだが、もし書類不備などがあった時のリカバリーを考えて、水曜日の午後にイミグレーションに行くことにした。(水曜午前中に外せない会議があった。)
イミグレーションへの申請はビザ保持者本人が行かなければならないので、子供たちも学校を休ませて一緒に向かった。
下調べした通り番号札を貰ってから銀行へ行くつもりで、先ずは番号札を貰う為の列に並んだ。並んでいる間に係員から来所の目的を聞かれるのでビザ延長希望と伝える。サッと揃えた書類の入ったファイルを見せ、そのまま並んで待った。(この時は詳しく書類の中身をチェックされなかった。)
午後だったからか結構待って、やっと列先頭に。書類を提出すると「Bank statementが足りない」と言われる。番号札を取ったら銀行に行って取得するつもりだと言うと、激しく「No!」と言われてしまった。
折角長い間受付に並んだが無駄に終わった。仕方なく番号札を貰えないまま、イミグレージョンと同じ建物内にある銀行へ行くことにした。
銀行で残高証明取得・通帳記帳(一日目)
銀行入口で自動受付機(英語切替あり)の来行目的を探すもBank statementの項目が無かったので、係の人に伝えて番号札を貰った。夫と私の2名分の口座なので2枚貰う。
モール内の銀行なのもあって待ち時間は30分程かかった。途中係の人が回って来て、何か月分の証明が必要なのか確認され、パスポートと通帳を用意しておくように言われた。
実は学校から貰った必要書類一覧には一か月分と書かれていたのだが、私の調べでは三か月分必要そうだったので、ここは念には念を入れて三か月分お願いすることにした。
番号が呼ばれたので窓口へ行き、残高証明と通帳への記帳をお願いする。
いくつか書類に署名して、証明書代100THBと記帳代100THBの併せて200THBを支払い、無事必要書類を揃える事が出来た。
再度イミグレーションへ(一日目)
銀行に寄って一時間位ロスしてしまったので、もう翌日分の受付番号を渡されてしまうかもしれないと思いつつ、銀行の階下のイミグレーションに戻ってみたところ、既にその日の受付番号の配布は終了したと言われてしまった。(翌日の受付番号というのは存在しないようだった。)
仕方ないので翌日朝に出直す事として、また書類の不備があると嫌なので受付の職員にお願いして、必要書類が全部揃っているか確認して貰った。
先ほど「No!」をつきつけられた職員とは違い優しい人でホッ。
イミグレーションに並ぶ(二日目)
気を取り直して翌日。イミグレーションは朝9時開所なのだが、イミグレーションの入っているショッピングセンターは地階が朝10時オープン、イミグレーションのある階に至っては朝11時オープンなのでどうしたものかと思いつつ、駐車場の警備員さんに聞けば良いか~と8時過ぎに家を出発。
9時より前に建物に着き警備員さんにイミグレーションへの入り方を聞くと、立体駐車場に続く入口から入れると教えて貰えたが、エレベーターは無いので頑張って非常階段のような階段を黙々と昇った。
昇った先の駐車場からイミグレーション入口までには既に列が出来ていたので、最後尾に並ぶ。開所前ではあるが職員が番号札を持って書類チェックに回って来たので昨日揃えた書類を提示すると、通帳の記帳は申請日当日の日付で無いと不可と言われてしまった。これはまた銀行に行っている間に番号札が無くなってしまう悪夢の再来か!?と思ったが、今回は先に番号札を貰うことが出来た。(4人家族で4枚貰った。)良かった。
そして念のためBank statementの日付は前日のものでも大丈夫か確認したところ、こちらは前日の日付でOKとの事。
ただ、このイミグレージョンと同じ建物内の銀行は11時オープンの為、朝早くから開いている別の支店に記帳しに行かなければならなかった。
銀行で通帳記帳(二日目)
前回の日記でも書いたように、この日訪れた支店では通帳記帳の手数料は取られなかった。ただ、口座に当日の出入金が無いと当日の日付の入った記録が残せないという事なので、とりあえず手持ちの100THBを入金して記帳をしてもらった。
イミグレーション書類受付(二日目)
漸く全ての書類を揃えて、イミグレーションの書類受付へと進む事が出来た。私の行ったイミグレーションは申請者には優しいほうなのか、必要なコピーなどは受付でとってもらえた。署名が必要な箇所などはここで指摘されるので、指示に従って本人が署名をする。
全ての書類のチェックが終わったところで、一人1900THBの申請料を支払うように言われたので、1000THB札×8枚(4人分)をお渡しする。
一人のパスポートに一人分の書類一式を挟んで、1000THB札2枚をクリップ留めしたものを新たな受付番号と一緒に渡され、奥の窓口前の待合スペースで座って待つように言われた。
どうやらこの受付は申請者の準備した書類に不備が無いかのチェック用の事前受付だったようで、申請の本窓口(?)はまた別にあるようだ。
イミグレーション申請窓口(二日目)
遂にたどり着いた申請窓口は3つ程に分かれており、90days report , Re-entry permit , Visa extentionなどの項目が書かれているので、延長手続き用らしき窓口の近くの椅子に着席して、番号が呼ばれるのを待つ。
しばらくして番号が呼ばれるので(この窓口には受付番号のデジタル表示もあるので安心)先ほど渡された申請書類一式を提出する。
再び呼ばれるまで、また着席して待つように言われる。
そして最後、今度はパスポートの写真ページを掲げながら名前で呼ばれるので、聞き逃さないように注意して窓口へ向かう。地面に足形が描かれているので、その位置に合わせて直立。どうやら顔認証を行っている模様。
顔認証が終わると、パスポートにビザ延長期限日の書かれたスタンプが押され、申請料のおつり100THBとレシートと一緒に返却される。
また、延長のスタンプの隣のページには、90日レポート(後述)の提出期限日などの注意事項の書かれた紙がホチキス留めされていた。
ビザ延長手続き完了後に出来る事、必要な事
ビザ取得、タイでの銀行開設に引き続き、今回も右往左往しながらも何とか無事にビザ延長手続きが完了した。
このビザ延長手続きにより、タイ入国時に90日間だった滞在可能期間が一年に延長された。更に一年後以降もタイ滞在を希望するのであれば、また滞在期限の来る前30日間に再び延長の申請をする事になる。尚、延長申請の3か月前からは銀行口座に50万THB以上の残高をキープし、その証明書を提出しなければならないので注意が必要だ。
また、一年間のビザ有効期間内に日本へ一時帰国するなどでタイから出国する際に、なにも手続きをしないまま出国してしまうと、折角取得&延長したビザが無効になってしまう。
ビザ有効期限内にタイ国外へ出る場合には、必ず再入国許可書(リエントリーパーミット/Re-entry permit)を取得してから出国しよう。こちらもビザ延長と同様、イミグレーションで手続き出来る。
もう一つ忘れずに行わなければならない手続きが、90日レポートと呼ばれるタイに滞在する外国人の居住地を90日毎に報告する手続きだ。一年間タイ滞在の延長許可が出たので、出入国をしない限りもう面倒な申請or申告手続きは無いだろうと思いきや、90日毎にイミグレーションに報告しなければならないようだ。
前述の通りパスポートの余白ページにホチキス留めされた注意書きの小さな紙に、90日レポートの提出期限が書かれている。この日までにTM.47と呼ばれる書類を提出しなさい、という事らしい。そしてこの報告を怠ってバレると罰金が課せられるそうだ。
但し一度タイを出国した場合、この90日のカウントはリセットされて、またタイに再入国した日から90日のカウントが始まるとの事。
実は私達家族の中で夫のみ、ビザ延長後直ぐにリエントリーパーミットを取って現在日本に一時帰国中なのである。よって、夫以外の家族3人はパスポートに貼付された注意書き通りの期限内に90日レポートを提出しなければならないが、夫は再度タイに入国した日からカウントして90日目までにレポートを提出すれば良い…はず。
最後にまた長々と書いてしまったが、リエントリーパーミット・90日レポートについてはほぼ未経験なので、また手続きをしたら実体験レポートをしたいと思う。
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