今年組んだ種族統一ポケカのデッキ紹介
この記事は、種族統一アドベントカレンダー2024 14日目3日目(大嘘)の記事です。
こんばんは、いでんしです。
私事ですが、今年の2月頃からポケモンカード熱が燃え盛っております。
ただ、私が遊んでいるのは普通の人がやるような遊び方ではありません。
同じ進化系統のポケモンだけで固めたデッキで対戦する、という遊び方です。リピボ級で遊んだことのある人なら大体察しがつくタイプのやつです。
種族統一ポケカの魅力ですが、既に幸さんが語り尽くしていらっしゃいます。
なので、私は今年組んだ種族統一ポケカのデッキをサクサク紹介することにしました。
もしかすると、個別でデッキを詳しく紹介するかもしれません。
少なくともドダイトス統一デッキの話は14日目の記事として書きました。
ドダイトス統一デッキ(殿堂)
草タイプのポケモンを山札から連れてくる特性を持つハヤシガメと、ルールを無視して即座に草ポケモンを進化させられる巨大植物の森を組み合わせ、ドダイトスをたくさん並べて攻めるデッキです。
初めてプレイしたポケモンの作品であるダイヤモンドで最初に選んだポケモンがナエトルであり、それ以来ドダイトスは大好きなポケモンの一種です。
そんなドダイトスですが、拡張パック「ワイルドフォース」で遂にルールを持つポケモンとして初登場しました。これを受け本格的にデッキ構築を開始。
ナエトルGLというナエトルとは別枠のポケモンを偶然発掘し、これによりカビゴンドールに頼らず最初の7枚にたねポケモンがいない可能性を大幅に低下させる事に成功しました。
おまけにドダイトスexのワザ「もりのこうしん」が自分の場に草ポケモンが並べば並ぶほどダメージが伸びるワザであるため、ドダイトスやナエトルGLを並べて攻めるというコンセプトが完成しました。元々「エボルプレス」ドダイトスがメインアタッカーになるはずが立場が逆転、現在はドダイトスexが積極的にワザを振り回しています。草エネ1つでワザが使えるのもなかなか良きですね。
地味に「ワイルドフォース」のナエトルは初となるにげるエネルギーが3のナエトルだったりします。
このおかげで、デッキのポケモン全員がヘビーボールで持ってくることができるポケモンになっています。
お気に入りは時のパズルです。
大昔遊んでいまBW時代ではトラッシュからカードを回収できるリサイクルや「ゴミあつめ」ヤブクロンを好んで使っており、今でも真っ先にトラッシュの再利用を考えてしまいますね。
好きなカードを2枚回収できる、最高。
弱点は進化が必要な分攻めが遅い点と、攻めても火力が若干低い点。
スカイフィールド無しでは180ダメージでぺちぺち殴るだけなので若干火力不足なのは否めません。なんならスカイフィールド込みでも240が限度なので、1進化以上のポケモンexやV進化ポケモン相手をワンパンする事はほぼ不可能です。
来年度ではトレーナーのポケモンが新たに登場するようですが、そこでヒカリやコウキ、ナタネ辺りがナエトル系統を使ってくれたら嬉しいですね。
余談ですが、このデッキを殿堂ポケカコンテストなる場に投稿してみたところ、なんと嬉しいことに参加者投票で同率3位、おまけに主催者賞まで貰えちゃいました。わぁい。
タイレーツ統一デッキ(殿堂)
タイレーツVは「タイレーツ」とつくポケモンの受けるダメージを-20する特性を持っています。
この効果は重複するため、タイレーツVを4枚並べれば受けるダメージは-80になります。
加えて、「VMAXライジング」のタイレーツはベンチに並ぶタイレーツの数だけダメージが増えるワザ「チームアタック」を持っているため、たくさんタイレーツを並べて攻撃という流れが自然と生まれます。実に種族統一らしいデッキです。
問題点として、タイレーツ自身はHPが90しかなく事実上のHPは170程度しか無い点が挙げられます。ヒーローマントやゴージャスマント、闘魂のまわしやエキサイトスタジアム等で底上げはできますが、それでも一撃で倒される事は多いです。
きあいのタスキの採用も検討しましたが、ダメージ軽減で耐えるデッキなのにタスキを使うのはどうなんだ…?という話も。
不足気味なスペックを補うため、レッドカードやリセットスタンプといったエクストラレギュでは禁止カードである妨害札を起用。攻撃を耐えられたらボタンで回収して元通りという手法を活用してなんとか戦っています。
そのうちタイレーツexが登場してくれればありがたいですが…
ゴリランダー統一デッキ(エクストラ)
「エクストラレギュレーションのカードプールでデッキを組む」というコンセプトで組んだゴリランダー統一デッキです。
といっても草デッキが殿堂レギュで欲しくなるカードは巨大植物の森程度(あとは汎用枠のゴージャスボールくらい?)しかないため、そこまで問題ではなかったりします。
エネ要求の重いゴリランダーVMAX2種をボルテージビートのゴリランダーでサポートするデッキで、なんか普通にエクストラレギュでも戦えそうなコンセプトになっています。
タイレーツ統一もそうでしたが、ポケモンVが主軸のため森の封印石を有効活用しやすいのは強みですね。
エネルギーが溜まったゴリランダーVMAXが相手の攻撃で抱え落ちするのがもったいないため、スクランブルスイッチで退避しつつエネルギーを引き継いだり、クロケアでエネルギーごと山札に戻す手法を取っています。
アセロラではなくクロケアを採用した理由として、アセロラの場合はついている草エネルギーを手札に戻すのでボルテージビートで加速できなくなる点が挙げられます。普通のエクストラレギュデッキだとルギアVSTARデッキでクロケアが優先されることがあることを知って採用しました。
難点としては…というか使用感の話なのですが、心なしか手札事故で詰まることが結構多い気がします。ゴリランダーVの「もりのうたげ」でたねポケモンを、ターフスタジアムで進化ポケモンを、ボルテージビートで草エネルギーを山札から抜くことができるため欲しいカードは引きやすくなっているはずなんですが…不思議。
また、「ダイレンダ」の火力が最大280と高く、1進化exやVSTAR相手は一撃で倒せるため苦戦しませんが、より高HPな2進化exやVMAX相手は厳しいのが困りものですね。
サーナイト統一デッキ(エクストラ)
トラッシュから無限に基本超エネルギーを加速できるサーナイトex、山札を引けるアルカナシャインサーナイトやリファインキルリア、基本超エネルギーを2個分にできるサイコミラージュサーナイト、回復効果付きの「ダイキュアー」で粘り強く戦うサーナイトVMAX、味方全員を毎番回復できるブライトヒールサーナイト等、元々の人気もあってかサーナイトは強力なカードが多数登場しています。
Q.そいつらでデッキを組んだらどうなる?
A.「最強」なのだった
メインアタッカーはサーナイトVMAX。ヒーローマントでHPを底上げし、「ダイキュアー」、ブライトヒール、月明かりの丘、まんたんのくすり、ベルのまごころでひたすら延命します。トドメにアセロラ。
サーナイトVMAXはタフな分火力自体は控えめなのですが、突然アルカナシャインサーナイトがサイコエンブレイスとサイコミラージュでエネルギーを大量に蓄えて登場し、「ブレインウェーブ」をぶっ放して相手の高HPポケモンを一撃で沈めることもあります。
持久力とアホ火力による突破力を兼ね備えているのが強みですね。
私が扱う種族統一デッキの中では2番目に強いデッキだと自負しています。
山札を引けるサポートとしてNやマリィ、ツツジといった相手の手札干渉もできるカードを起用しています。元々アルカナシャインやリファインで手札を補充するのは難しくないため、こちらが引ける山札の枚数が減っても問題ないという判断ですね。
ただ相手の手札事故をこちらから助けてしまうことがあるのも難点ですが…
なおリピボ級とは異なり、種族統一ポケカは分岐進化系を同じデッキに両方採用するケースもあると聞きます。
明確にルールが定まっているリピボ級とは異なり、種族統一ポケカはルールや定義が細かく決まっているわけではありませんからね。
私は「リピボ級と同じようなコンセプトで組みたい」と思って採用していませんが、このデッキにエルレイドを加えても文句は言われないと思います。バディキャッチのエルレイドとか絶対強いですからね。
ソウブレイズ統一デッキ(エクストラ)
SVの種族統一でお世話になったソウブレイズ。最近の種族統一仲間大会で1勝10敗を記録しました
そんなソウブレイズがスターターデッキでステラテラスタルして登場。
ワザも独特ですがなかなか強そう。やるんっきゃない。
このデッキでは「しんえんほむら」を活かすためにたくさんのエネルギー、エネルギーをトラッシュに落とすバトルコンプレッサーを大量に投入して手っ取り早く「しんえんほむら」の火力を上げる戦術を取っています。
きらめく結晶とアカマツがあれば1ターンで「アメジストレイジ」を撃てるのも強力です。序盤に使いたいですね。
特性を持つポケモンは1枚も採用していないのでブルーの探索も使えます。好きなトレーナーズをサーチできるカードが弱いわけありません。特性無しで活躍できるソウブレイズexが強いって話ではあります。
他のソウブレイズですが、「クレイバースト」と「超電ブレイカー」に収録されたソウブレイズを1枚ずつ採用しています。デッキに入っている超エネルギーは超タイプのソウブレイズのことも考えています。
「とうしのたいけん」は決まれば強力ですが、200ダメージなんてソウブレイズexが比較的簡単に出してくれるのでそこまで必要かは分かってません。
「こくえんぎり」ソウブレイズはサイドが軽いサブアタッカーとしての採用です。「とうしのたいけん」よりは扱いやすいです。特殊エネルギー主体のデッキには「ブレイズカース」がえらく刺さるかも。
博士の研究にゼイユ、バトルコンプレッサーやブルーの探索等、強力なカードをマシマシにしたおかげでデッキを回しやすく、私が使っている種族統一デッキの中では一番強いデッキなんじゃないでしょうか。
サーナイト統一デッキと模擬戦する際は大抵ソウブレイズ統一デッキの方が勝ってますね。
ガルーラ統一デッキ(エクストラ)
ある日のこと。「ロストゾーンを利用した種族統一デッキを組みたい」とふと思いました。
やはりロストゾーンにカードが溜まっていると使える強力なカード、特にミラージュゲートを強く使えるポケモンがいいんじゃないかと考えました。ロストゾーンにあるカードによって効果が変動するカードの他には、要求エネルギーが複雑なドラゴンタイプやステラテラスタル、あるいは単に要求エネルギーが多いポケモンが良さげでしょうか。
そのような条件を持つポケモンは多数あるでしょうが、今回はガルーラexを使うことにしました。
普通に毎ターン律儀にエネルギーをつけていると3ターンもかかってしまい、その頃には追い詰められていると思いました。ミラージュゲートで加速するにはもってこいでしょう。要求エネルギーが無色なのもベネ。
ガルーラは確かに火力は高いですが、コイントスが必須なカードが多いので不安定になりがちです。そのため、試行回数を増やすために素早いエネ加速は必須なわけです。
そこに現れたミラージュゲート。なんて頼もしい。
序盤はなかまをよぶガルーラでガルーラexをベンチに並べつつ、アクロマの実験やロストミキサーでロストゾーンのカードを増やします。ロストゾーンが溜まったらミラージュゲートでエネルギーを加速します。大抵2〜3回番が回れば達成できますかね。
あとは運に身を任せてマシンガンパンチ。最大400ダメージ!楽しッ!!!
一応ガルーラex以外の攻め手も考えています。
相手がこんらん状態なら160ダメージを出せるガルーラGXを採用しています。相手をこんらんにさせるカードもみみなりベル、デンジャラス光線、キョウの罠とそれなりに揃えています。ただこれらのカードはロストゾーン送りになることも多いです。正直シケた火力なんで。
こんらん状態で相手にもコイントスを要求するスタイル。
やっぱりコイントスが絡むのでどうしても運ゲーになるのが困りものですね。
でもファンデッキってそういうもんだから(適当)
…そういえば、このデッキにもブルーの探索は入れられそうですね。
追加で買おうかしら。
イダイナキバ統一(エクストラ)
カドショのストレージを漁ってたら色違いのイダイナキバexが山ほど眠っていたので組みたくなりました。デッキ組む口実なんてこんなもんでいいんだよ。
古代イダイナキバexのワザ「グレートバッシュ」は相手の効果を無視する260ダメージとなかなか強力なのですが、特性ゆさぶりくずすで必ず山札をトラッシュしなければならない点がネックになります。が、そこは頂への雪道やサイレントラボを大量に採用すれば問題ありません。スタジアムナビも4枚用意したのでスタジアムが手札に来ないケースはそんなにありません。なんならゆさぶりくずすしてもエネルギーがトラッシュに落ちてオーリム博士の気迫のタネにできますからね。
どちらかと言えば「グレートバッシュ」を使用するのにエネルギーが4つも必要な点の方が痛すぎますね。このデッキでは1回の番でエネルギー4つ溜めるのは無理です。そこさえクリアできれば、凶暴で危険なパラドックスポケモンらしく暴れることができますがね。
エネルギーシールやターボパッチでコイントスの運ゲーをしたり、オーリム博士の気迫をマチスの作戦で2回使い回して残りをダブル無色エネルギーで補ったり、あるいは素直にデッキの大半をエネルギーに割いてサイトウを使ったりと、1ターンでワザを撃てるようにする手が無い訳ではありませんが、現状そこまでする必要があるか?と疑問視しています。
おわりに
以上が、私が2024年に組んだ種族統一デッキになります。これ毎年アドカレのタネにできるのでは今回紹介したのは実物のカードを揃えて組んだデッキのみですが、草案だけ組んでカードだけ揃えられていないデッキもいくつかあります。
一例がこちらのグラードン統一デッキですね。
かわいいマグマ団幹部、カガリが一緒に描かれているグラードンを使いたくて組んだデッキです。
しかしエネルギーリサイクルやブルーの探索の在庫が足りず組めないんですよね。実はゴリランダー統一を解体すれば事足りるけど……もったいないじゃない?
こんな感じにカードを持っていなかったり、あるいは組む時間やモチベーションが無かったりするデッキがいくつかあります。
いつか頭の中の種族統一デッキ、みんな組んでやりたいですね。自作の種族統一デッキでトーナメントしたら楽しいかも。
種族統一ポケカという新しい遊び方を教えてくれた幸さん始め多くの方には感謝してもしきれません。
この場を借りてお礼させて頂きます。
それでは。