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不倫相手の子を産むまでの話4〔夫婦喧嘩で警察事態、幼稚園での無視、そして出会い系サイトへ…〕
破壊と申します。
閲覧いただきありがとうございます。
前回は第二子が産まれた所までお話させて頂きました。
今回は話が飛んで第一子と第二子が幼稚園に入った後からスタートします。
(幼稚園に入るまでは奇跡的に平和なほうでした)
第一子が幼稚園に入ってすぐ、私はリーダー格のお母さんに目をつけられ、第一子のクラスのお母さん全員に無視されたり陰口されたりするという事態に遭遇してしまいました。
リーダー格は第一子、第二子が入園した幼稚園の古株的ポジションなお母さんで、役員もやっており、他のお母さん達も彼女には逆らえないし逆らってはいけないという空気がありました。
私が無視される原因になったのは、そのリーダー格のお母さんの、幼稚園に一番近い場所にある駐車スペース(本当は誰でも停めて良いのだけど、暗黙の了解でそのお母さん専用になっていたらしい)に何も知らず車を停めてしまったから。
一匹狼タイプなので、他のお母さん方と情報共有などもしていなく、本当に何も知らず、悪気もなく駐車してしまい、これが仇となって無視の標的になってしまいました。
良い大人になって何やってんだか…と思いつつ、お迎えの時の待機時間にこちらをチラチラ見ながらクスクス笑われたり、何か話している様子を目の当たりにしては、じわじわとメンタルを削られていきました。
やがて私は預かり保育を利用させて頂き、仕事を始めましたのでそのお母さん達とは会う機会も滅多に無くなりました。
仕事を始めて心底良かったと思いました。
さて、問題の夫はというと、第二子が幼稚園に入園するまでは波風立てず、家事も育児も協力的なパートナーになっていたのですが、またしても事件を起こすことになります。
思い出したくもないのですが一応書き記しておきますと、オンラインゲームを夜中の2時くらいまでやる事が多くなり、寝不足から来る過労で職場で倒れる事が思い出す限りでも4回ほどありました。
本人曰く、上司にストレスが溜まっていてゲームで発散していた、との事でしたが、それで仕事場に迷惑をかけるなんて本末転倒だと私は何度も注意しました。
1度目に職場から「夫が救急車で運ばれたので病院まで来てほしい」と連絡があった時は、焦って慌てて小さい子供2人を連れて、自宅から30kmほど離れた病院まで車を飛ばしました。
が、2回目3回目となってくると「いい加減にしろ」という気持ちが大きくなってきて、4回目で私は限界を迎え夫に怒鳴りました。
「いい加減にして。いくらストレスが溜まってるからって翌日も仕事なのにゲームやって寝不足になるなんて駄目だよ。職場の人にも沢山迷惑かけて。これじゃ仕事にも影響出るよ」
私が怒鳴った事、正論を言われキレた夫は、私に掴みかかってきました。
私も咄嗟に夫の肩に掴みかかり、取っ組み合いのようになりました。
が、所詮男性の力に勝てるはずもなく、床に張り倒され、横腹を蹴られました。
その後、拳で私のふくらはぎを数回叩き、痛いのと危険を感じた私はその場から逃げ、トイレに鍵をかけて閉じこもり、警察に連絡しました。
頭の中には「こんな奴どうなっても知らん。逮捕されようが何だろうがもうどうだっていい。離れたい」
それしかありませんでした。
通報後5分くらいで警察が到着し、何があったかをすべてうなだれている夫の前で話しました。
私への聴取が終わった後、夫へ警察の方が「本当の事ですか?」と聞いたら、夫は
「妻のほうから掴みかかってきました。私は正当防衛でやったんです。私は悪くありません!!」
と声を荒らげました。
先に掴みかかってきたのは間違いなく夫だったのに、よくそんな嘘を吐けるな、と喉元まで出ましたが、堪えました。
結局、夫が逮捕されるでもなく、夫婦喧嘩の延長と判断され、夫が厳重注意されて終わりましたが、夫は警察を呼ばれたショックでまた寝込んでしまい、私はその間幼い子供ふたりとワンオペで生活するということになりました。
夫婦喧嘩を幼稚園に行っていた子供たちが見ていなかった事だけが唯一の救いでしたが、ご近所になんと思われたか…
色々な事をぐるぐると考えながらふくらはぎには湿布を貼り、脇腹は時折押さえながら家事をこなし、子供二人に挟まれて布団に入ると、涙が出てきました。
なんで私は普通の夫婦生活が送れないの?
ただ普通に生活したい。喧嘩なんかせずに、ただ普通に…。
それだけなのに、何で叶わないの?
私が悪いの?
幼稚園のお母さん達に無視されたのも、今こうなってるのも全部私のせい?
誰か…誰か話を聞いてほしい。
友達にはこんな事話せないし話したくない。
だったら、知らない誰かに…誰か…誰か…
私に温もりを下さい。
そうして、私は出会い系サイトへ足を踏み入れました。
もう身体の関係ありきで良いから、誰かに話を聞いてもらいたい。誰かの温もりを感じたい。
母親の私はその時もう何処にもいませんでした。