春駅物語に1首〈短歌〉
しろくまきりんさんの企画、春駅物語に参加します
ヾ(〃^∇^)ノ♪
要項はこちらになります。
【短歌】
パスケース一番好きな色選び握りしめてた単線ホーム
単線の駅のホームは単式ホームというらしいのですが、わかりやすく単線ホームにしました。
高校入学と同時に始まった、初めての電車通学。
ちょっとだけ大人になった気がして、ドキドキ。
入学式の日は桜が満開だったのを覚えています。
電車は私鉄のローカル線。行き違いのできない単線でした。
乗り遅れそうな人がいれば、発車を待ってくれるのんびりした電車。とことこ走り、あの頃はエアコンがなくて、夏には窓が開き、天井で扇風機が回っていました。
改札も有人。駅員さんがカシャカシャと鋏を切符に入れていました。
このローカル線、今はほとんどの駅が無人駅になってしまったそう。
寂しいですね。
春、好きな色のパスケースをお守りみたいに持って立つ、初々しいドキドキを詠んでみました。