帰国後4カ月、昔を振り返る
早いもので帰国してから4カ月が経った。もう「海外から帰ってきた」という感覚もかなり薄れており、日々の生活を普通に行っている毎日だ。ニュージーランドで過ごした時間がとても懐かしいのは事実だけど、「どうしてもNZに戻りたくて仕方ない」という切望感はあまりない。NZにいた1年9カ月はとても素晴らしかったし、そして今はまた別のライフステージに来た、と中立的に捉えているような気がする。どちらにも良い部分があって、でもそれらはそんなに比較できるものでもなさそうだ。
以前半ば引きこもり状態だったとき「スペインやメキシコにいたときのあなたは自分のストーリーを生きていたのに、日本に帰ってきてからそれがプツンと切れたような状態なのでは?」とアドバイスを頂いた。当時はその意味がよく理解できなかったのだけど、ここ最近その言葉の意味が少しはわかってきたようにも思う。あまり言語化できていなかったり、感覚の奥深くに眠っていて自分自身でも強く意識できていないときもある。だけどぼんやりと「こんな生活を送りたいな」という気持ちがあって、現実的にそれらを実現するのが難しい局面は多々あるけれど、あまりにもなおざりにし過ぎると次第に人生は退屈で無意味に感じられるようになる。
メキシコから帰国してからNZへ行くまでの5年半、良い時期も悪い時期もあったけど、どちらかというとネガティブな精神状態で過ごしている時間が長かったのかもしれない。当初は半年~1年、長くても2年くらい経ったらまた海外に行こうと思っていた。だけどまず、あまりにも無計画過ぎて口だけだったし、正直そのための準備をしていたとは言い難かった。不安や不満が先行していたし、周りの人間に対しても依存心や懐疑心があったように感じる。今ではこうやって多少俯瞰して当時のことを振り返ることができるのだけど、当時はそれで精一杯だった。もう少しスローダウンして自分の心に耳を傾けつつ、視野を広く持つことができれば色々と違った結果になっていたのかな?と思う。
今日も今日とてまとまりのない文章になってきたけど、とりあえず久しぶりに1000字程度ここに書いて発表することが目標なので、これで良しとしよう。ニュージーランドである程度は自分のストーリーを生きることができたと思えたし、今は少し次のストーリーが何なのかぼやけている状態だけど、それも次第にわかってくるだろう。焦らないこと、そして今自分の脳みそが何に囚われているのかを俯瞰して、それよりも1~2段広いところから眺めてみる、或いはその反対側から眺めてみる練習をすると良いかもしれない。
それでは、また!