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企画参加:パートナーと愛

みなさまこんばんは。
今週、何か忘れていると思ったら…
珈琲次郎さんの企画でした。

「愛」って…
何なんでしょうね。
広義すぎてアレですけど。
まぁ、ふわっと書いていきたいと思います。

前の夫は、よく言っていました。

「前の嫁さんは、俺に『無償の愛』をくれた」

と。
前の夫はバツ1でした。

無償の愛、て何やねん。
当時22歳の私は、理解に苦しみました。
しかも、元嫁と比べられているようで、あまり気分は良くなかったです。

前の夫は、私を溺愛していました。
それは、今思えば「束縛」と同義語でした。
四六時中「愛してる」と言い、私にもそれを求めました。
元嫁とは死別だった前の夫は、私を失うことを恐れていました。

それでも、愛されている、という満足感は確かにあったと思います。
たとえそれが、激しい束縛であっても。

駄菓子菓子。
私が32歳の頃、今の夫とのご縁がありました。
夫は、元職場の先輩でした。

記事でもたびたび書いているように、今の夫は私にとっては「長年の憧れ」という存在でありました。
キレイ。
カッコいい。
ケツ最高。
(変態)

ご縁があった、と言うよりは…
チャンスをつかんだ私が、夫に近寄った形です。
夫には一度フラれたにも関わらず、私は前の夫と離婚してまで夫との縁が欲しかったのです。

その段階では「愛」ではなかったのかもしれません。
夫のそばにいたい、という自分の「欲」でした。

ですが…
付き合い始めた当初、夫は死んだ魚の目をしていました。
元嫁に裏切られ、職場での人間関係の悪化。

そんな夫は、なかなか私に本音を見せませんでした。
自分の弱いところを見せたくなかったんでしょうね。
ですが、16年前、夫が弱っているのは私にはよくわかりました。

自分に何ができるだろうか。
私は、ひたすらそれを考えました。

夫の住むワンルームマンションに通い…
晩ご飯を作り、洗濯をして、休みの日にはお出かけをして気分転換を図る。
そんな日々を過ごしていました。

そうするうち、少しずつ夫の表情が明るくなってきました。
朝起きるたび「仕事に行きたくない」と言っていたのに…
少しずつ、仕事に情熱を傾けるようになりました。
(今では微ワーカホリックです)

私はひたすら、夫に尽くしました。
何をすれば夫が助かるのか。
どうすれば、夫が笑顔になれるのか。
それだけを考えていました。

そして、それは今もなお続いています。
7年前、職場に復職しました。
私は夫の部下になりました。

仕事場でも、家でも。
どうすれば、夫が心地よくいられるのか、を考えています。

多分それが、前の夫が言っていた「無償の愛」なのでは、と思います。
私は今の夫と出会って、「無償の愛」というものを知ったのです。

不器用な今の夫は、言葉での愛情表現はほとんどありません。
ですが「俺は嫁に感謝してる」と、よく言ってくれます。
直接的な愛情表現ではありませんが、その言葉にすべての愛情が表されていると思っています。

そして私も…
夫には感謝でしかないです。
変態の嫁と一緒にいてくれてありがとう。
ドン引きしないでくれてありがとう。

うん、今日も夫は推し。
推しの顔とケツは最高です。
(なお変態は自覚しております)

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中岡 始
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