2/27~2/28 紀伊半島一周 その1 丹生川上神社上社
夫と旅行に行く時…
その目的地は、ここ数年は「ほぼ南紀」です。
和歌山県那智勝浦町にある、勝浦温泉。
その中でも、海に面した洞窟に温泉が湧く「ホテル浦島」に泊るのが、定番となっています。
思えば14年半前…
夫と初めて旅行に出かけたのも、那智勝浦でした。
以来、もう何度も南紀に旅をしています。
さて。
南大阪の我が家から、南紀(和歌山県南部)に至るルートは、いくつかあります。
ひとつは、素直に阪和自動車道に乗り、海沿いの国道を走るルート。
一般的なルートです。
所用時間も、3時間弱。
難しい道ではありません。
もうひとつは、こちらのルート。
和歌山県岩出市根来に出て、京奈和自動車道を経て、奈良県五條を経由し…
「谷瀬の吊り橋」で有名な、奈良県十津川村を通って、和歌山県田辺市の「熊野本宮大社」を経て、新宮から那智勝浦に至るルート。
これは、昨年通りました。
山深い景色を堪能しながら、渓谷美を楽しむルートです。
今年は違うルートで行こう。
この記事にも書きましたが、今回は「もっとも大回り」のルートを選びました。
紀伊半島の、一番東寄りのルートを撮ったわけです。
南大阪~和歌山紀北~奈良県吉野~三重県熊野♪
山から海を堪能する、ぜいたくなコースです。
ちなみに旅行前、職場のTさんにこの話をすると…
「なんでそんな遠回りするねん。アホちゃうか」
と笑われましたが。
私も夫も、ドライブは大好きなのです。
さて。
2月27日は、午前8時ごろ出発。
朝マックを買い、車中で食べながら京奈和自動車道を目指しました。
京奈和自動車道の五条ICで降りて…
後はひたすらR169を進みます。
最初の目的地は、丹生川上神社上社です。
午前10時ごろ、丹生川上神社上社に到着しました。
奈良県吉野にある、落ち着いた雰囲気の神社です。
丹生川上神社の創建は古く…
天武天皇白鳳四年(675)、ご神宣により建立されたと伝えられます。
古来より、水、雨は人間にとって必要なもの。
ですが、雨が降り続いて日差しがなくなると、お米が育たない。
人間の思うようにならない「気象」を、古来の人々は神に祈ったのでしょうね。
ほどよく雨が降るように。
雨が降り続かないように。
のちに、この神社には、干ばつの時には降雨を祈るために黒毛の馬を、長雨の時に晴れを祈るためには、白毛の馬を献上した、と伝わっています。
この「生きた馬」の代わりに、絵に描いた「馬」を奉納したのが、現在の「絵馬」だと言われています。
つまりは、絵馬の発祥地でもあるわけですね。
手水は、龍神です。
私は辰年の生まれなので、龍神を見るとテンションが上がります。
立派な馬のお姿。
今回は、丹生川上神社上社だけお参りしましたが…
今年の正月には、上社・中社・下社すべてにお参りしました。
その時の様子はこちら。
奈良県吉野って、ほんと広い。
そして、本当に良い。
さて、丹生川上神社上社を後にして…
三重県熊野市・花の窟神社へと向かいまーす。