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【舞台】花組『巡礼の年』新人公演を観た話し

リストのことも、花組さんのこともそんなに詳しくなくて申し訳ないと思いつつ
新人公演を観劇してきました。
にわかがよく分からないまま観劇したうっすい感想です。
ネタバレが多々あります。

2階席からの観劇

バミリのテープの量が半端なかった。
その感想はどうなのかという感じですが、本当にめっちゃいっぱい貼られていたんです。
実際舞台のセットも多種多様だったので納得の多さです。

2階B席は結構な斜面になっていてとても見やすい席だと思いました。

取り留めもない感想をば

噂のピアノだんじり

ピアノが高台に置かれて登場してきた時点でおかしいのに、おもむろに降りてくるミラーボールからのハイパーパーティータイム
かわいい使用人の女の子たちが4人で動かしてたのにびっくりしました。
進行方向にいる子はスカート轢かれそうになって慌てて引き上げてたように見えた。

リストの汗まで必死に受け止めようとしてたレディ達が、こちら側を見ているようで愛おしかったです。

ツバメがよく似合っていたタールベルク

リストがパリを去った後に伯爵夫人にピックされたタールベルクが可愛かった。
婦人の手をとって媚びを売っていたのだけれど、しつこくしすぎて手を結構な勢いて振り払われていたように見えた。
かわいそかわいい。

ラピュナレド伯爵婦人

お歌が得意な方なのかしらね。多分。
要所要所にコメディ味も含ませつつ感情を真っ直ぐに伝えてくるお役だったので
見ていてとても楽しかった。
タールベルクの取り巻きがむさ苦しいと言いかけて、今日は少ないわね的なことを言っていたのを覚えています。

マリーの歌声

マリーの人の歌声がすごく好き。
お顔の造形も小ささも可愛すぎたけど、なにより歌声が私好みで歌が入るたびにキャッキャしておりました。

ジョルジュ・サンドが一番好き

この物語の中では彼女が一番好きかもしれない。
なんとも言えない人間味あふるる人物。
セリフを言う時の声の出し方が好みでした。
少し気だるげなハスキーボイスが素敵!!
立ち居振る舞いもしなやかで品があってついつい目で追ってしまいました。
冒頭で幕があがった時の印象は『衣装に着られてる?なんか違和感』でしたが、お芝居が進むにつれ引きこまれていくようでした。

リストに置いていかれるし、元夫のところには戻れないしで困っていたマリーに仕事を譲ってあげる。
めっちゃ良いやつやん。
男取られたのに、なんなん。
となりました。
マリーも、もともとジョルジュのファンだったしリストの事がなければとてもよい関係を築けていけていたかも?
それとも、その頃にはもうリストへの気持ちは終わっていてショパンの方を向いていたのかもしれない。

赤いベルベットのパンツのお衣装も素敵だったけど、最後の喪服のような黒いドレスがとても好きです。
長いベールを腕に絡めてるの。

衣装といえば、冒頭のリストと一緒に歌い踊る場面
リストの上着がピアノの椅子にうまく乗らなくて、でろんと舞台の床まで垂れ下がったのをうまいこと拾い直されてナイスゥって思いました。
上着は無事ピアノが乗ってる台ごと後方にはけていきました。

小物の事だと、リストも幻想のような空間でショパンにあった時の
勲章などを引きちぎりながらベッドに置く場面
小さな勲章がタスキをとる弾みで床に落ちてしまいどうするのかなと見ていたら
感情を乗せたセリフを言いながら力任せに床から拾うお芝居をされてました。
みんな、リカバー力はんぱねーな。

成功の証を求めるリスト

お芝居の後半にかけて成功を収め衣装が派手になっていくリスト
成功に妄執していくリストを苦々しい顔で見ているマリー

オレはやったんだ、マリー!!

的な叫びがとても胸に響きました。
そうだね、大好きなマリーにも喜んで欲しくて頑張ったんだよね。

リストに絡みつく民衆たちの手の動きが気になりました。
ただわらわら手を伸ばすのではなくて、両手を交差するように8の字を描きながらにくねくね動かすとあんなにも不安を煽る動きになるんだなぁと。

夜のボート、トゥルーエンドバージョン

物語の最後、教会のベンチで2人静かに語り合う場面
穏やかな二人の今後が見えるようで、ほっとした気持ちになりました。

最後に

悲しき喪女のイラダチ

姫とじいやの場面
銀橋からはけていく時に、マイクにギリ乗らない程度のコソコソ話しをされていまして、
キャッキャウフフしてちちくりあってんじゃねーよクソが。
って思いました。
以上です。


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