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【VOD!】動画配信サービス徹底比較 (2024年最新版)

こんにちは、丹下段平です。

5年ほど前に僕、友達と共同運営している(してた?)ブログにてこういう記事を書いたことがあります。

映像作品の各種サブスクリプションをただただ個人視点でレビューした記事なんですが、5年も経つとさすがに状況も変わる為、同じような記事を改めて書きたくなったので書いてみようと思います。つまり、リメイクですね。

ちなみに僕が前述の記事を書いた時は、僕がアカウント作ったVOD媒体は過去の記事の通り4つのプラットフォームだったんですが、この5年間の間に少しばかり増えたので、それらも併せてあくまでユーザー目線でVODを考えていこうと思います。

また、コロナ禍を経て、各サイトも総じて月額設定が値上がりしているので、そんなお財布事情も一応まとめていこうと思います。
完全に自己満ですけど。


Netflix

Netflixの基本情報

■値段:890円/月~ (広告付きスタンダードプラン)
■特徴:オリジナルコンテンツの圧倒的強さ

Netflixのメリット

とにかくオリジナルコンテンツが豊富で、5年前だったら「最近、テレビは全然観てないんだよね」という一言は些か意識が高く聞こえる言葉だったものの、今現在の若者であるZ世代の男女は基本的にNetflixから世間を知っているとかそうじゃないとかそんな話もあるだけに、今や世間のトレンドを全て握っているとも言っていいくらいの存在感に。

5年前から変化した点だと日本発のコンテンツもめちゃくちゃ増えており、今年は鈴木亮平主演の『シティーハンター』の実写版、豊川悦司やピエール瀧などの怪演も話題になったドラマシリーズ『地面師たち』、本格的なプロレスシーンが話題になった『極悪女王』など、日本初のヒット作も連発。

特に『地面師たち』のように、大して宣伝せずともドラマが話題になってしまっている点なども踏まえて考えると、これまでエンタメ業界に与えた影響は計り知れないかもしれません。

ちなみに僕は今年Netflixで配信された映画だと、藤井道人監督と長澤まさみは組んだ『パレード』が面白かったんですが、まあビックリするくらい話題になりませんでした。時折そんなこともあるんですが、総じて映像作品のクオリティに関しては一定の安心感すらあります。

また、海外作品に関してもウルグアイ571便遭難事故を扱ったスペイン制作のオリジナル作品『雪山の絆』に関しては、人肉食などの描写もあったり恐ろしく胸糞な内容なのにエンゲージメントが1億を超えるというすごい記録を叩き出しており、愕然とするようなバッドエンドの映像作品すらヒットさせちゃうという、『ドラゴンボール』の人気悪役「セル」で表すと最終形態のような状況になっています。

Netflixのデメリット

ほぼ無いと言って等しいものの、もしこれからアカウント開始を設定するつもりならば1,590円のスタンダードプランに設定した方が良いんじゃないかなと思います。というのも、そもそもVOD、もといサブスクの利点ってCMが挟まんないことな気がするので、正味の金額差700円くらいケチケチすんなよって話です。

ただ、そうは言っても890円って、松屋で言うと「ブラウンソースハンバーグ定食」と同じくらいの価格なので、広告付きでこの価格はまあ高いですよ、確かに。仮に日本全国で賃金アップの動きがあったとしても、Netflixはおそらく値下げはしないと思うので、今後Netflixが値上がる場合はネトフリ民の信心が問われることになる気もします。

Hulu / Disney+

Hulu / Disney+の基本情報

■値段:1,490円/月~
■特徴:世界のディズニー

Hulu / Disney+のメリット

「なんでHuluとDisney+合わせて紹介すんだよ!」って思った貴方、ええ、いや、君は情弱です。実は昨年中頃から、HuluとDisney+の払い先を統合すると月額料金が割安になるという、家電量販店で携帯を契約する時のようなプランが登場し、前述の料金はその価格帯で記載しています。

なので、コンテンツ量から鑑みてもエライお得な価格設定になっており、Disney+に至っては腐ってもディズニーなので、ディズニー作品を豊富に観ることが出来ます。また、映画好きなら「20世紀フォックス」という会社名を一度は目にしたことがあると思うんですが、20世紀フォックスは2019年に会社も含めて映画やドラマなどのコンテンツ事業をディズニーに売却したとか。
※なので、ディズニー買収後の事業名は「20世紀スタジオ」になっていたりします。

で、このかつて存在した老舗会社「20世紀フォックス」の過去の映画というと『スターウォーズ』シリーズだったり、『エイリアン』シリーズだったり、『猿の惑星』シリーズだったり、まあ普通に有名どころなんですが、これらがDisney+だと見放題です。個人的には『ダイ・ハード』が見放題なのが嬉しいところですね。

また、今年で言うと、僕個人としては非常に面白かった真田広之主演の『SHOGUN 将軍』があらゆる面で評価されるなど、オリジナルコンテンツの存在感が増しています。もしかしたら、Netflixに追いつく日もそう遠くないんじゃないかな、なんて思うくらい、最近Disney+はブイブイしています。
その一方でディズニー制作の劇場公開映画が軒並みコケているのは内緒ですが。

Hulu / Disney+のデメリット

Disney+の至れり尽くせりっぷりに比べると、Huluの影の薄さがすごく、コンテンツ自体も基本的には二番煎じ感があるのが残念。Huluのメインコンテンツとしては、会社間で専属契約をしているらしい日テレの番組(及びキー局)が観れることですが、僕の場合日テレの番組って好きなのいくつかあるので、Huluを見逃し配信的に観る機会はちょいちょいあるものの、それこそ「テレビ観ないもんな」って人だとHuluの存在自体があまり意味ないので、そこら辺が一考です。

また、Disney+に関しても個人的に1個、ピックアップしたいデメリットが。それは、映画館公開した作品を公開終了後にすごい短いスパンで配信開始したりすることで、僕個人としては割と気になるところだったりします。

「それの何が悪い」という方もいらっしゃるか分かりませんが、せっかく映画館で観た作品が1~2カ月満たないうちに配信開始するのは、まあ個人的に「じゃあこの間、お金払って映画館行ったのは何だったんだ」みたいなテンションになってしまいます。

早いのに越したことはないのはその通りなのですが、天下のディズニーがそれやっちゃうと、ただでさえ斜陽化の様子がある映画館事業がますます縮小しちゃうのでは、なんて素人なりの危惧をしてしまいます。

あと、Huluに関して、僕ずっと思ってるんですが、ロゴがダサいです。

Prime Video

Prime Videoの基本情報

■値段:600円/月~
■特徴:圧倒的安さ

Prime Videoのメリット

まあこれに関しては、「価格の安さ」を取り上げないことには話にならないという点があり、通販サイト「Amazon」のプライム会員特典という部分があるにせよ、サブスクなのにこの価格で大量に映画やドラマを浴びるほど観れるならばお得以外の何物でもないでしょう。

5年前の月額料金は400円、今は600円と若干の値上がりはしているものの、吉野家で言うと並盛が大盛になった、ぐらいの違いしかなく、いまだに安い!すごい!

また、今年は『フォールアウト』実写版などが話題になるなど、ゲームの映像化にも力が入っており、竹内涼真くん主演の『龍が如く』などの明確な失敗例も現れたものの!、独自コンテンツの成長が垣間見えるのも特徴。今後の展開に期待せざるを得ません。

Prime Videoのデメリット

これ、5年前からほとんど進化していないんですが、ネットで観ても、はたまたスマホで観ててもなんですが、基本的にインターフェースが使いづらく、シークバーとかもやたらと重いので、やはりここら辺は今後改善してほしい部分です。

また、海外作品では「字幕版」「吹替版」で配信元が異なるというパターンが多々あり、字幕で観たかった作品を検索してみたら吹替版だったのでもう一回検索する、という「何の手間なんだコレ」的な瞬間もあったりします。

まあ、月額料金が安いこともあり、贅沢言ってられないですけど。

U-NEXT

U-NEXTの基本情報

■値段:2,189円/月~
■特徴:映画好き必見!映画観るならこのVOD!

U-NEXTのメリット

すごく語彙力を低下させてこのサブスクの感想を言うと、「めっちゃ映画ある」。

特に映画なんですが、有名作品からド酷評を受けた作品、B級映画、カルト映画からコッテコテの恋愛モノ、果ては任侠モノが大量に観れるという至れり尽くせりぶり。金持ちの家の書斎という感じの映像コンテンツの揃い方はさすがに元USEN発のVODであり、配信作品を決定している人(チーム?)は相当手練れの映画好きなんじゃないか、と勘繰ってしまうくらいです。

そういう意味では、映画好きなのにこのサブスクを持っていないのは損でしかなく、いの一番で登録した方が良いプラットフォームだと思います。ちなみに、前述の2,189円のプランだと月々1,200円分のU-NEXTポイントが溜まるというサービスがあり、「2,189円?うわ、高いな」と一瞬思ってしまうものの、このポイントを上手いこと活用すれば何と実質、月額1,000円弱。このポイントは映画館の鑑賞料金の割引などやスポーツ観戦などで使えるので、そう考えても結構お得だと思います。

あと、これは僕が聞いた話で、僕自身は利用していないのですが、「H-NEXT」というアダルト専門のコンテンツがあるらしく、SODクリエイトやプレステージなど有名どころのポルノ作品を約40,000作品も楽しめるとか。
セルフプレジャーが日課の男女は必見であります!

まあ、僕は使ってないので分からないですけど!HAHAHA!

U-NEXTのデメリット

作品数が多い弊害があり、実は作品によって画質が良かったり、逆に極端に悪かったりなど、どうしても気になってしまいます。これは僕が全く観ていないH-NEXTでも同じのようで、僕自身はH-NEXTを全く観ていない立場ながらユーザーの残念な気持ちは手に取るように分かります。
H-NEXTを僕は観る機会がないので何とも言えないですが、何でも良い画質で観たいですよね。

また、映画やドラマに関しては、有名どころは割とポイント追加購入が必要だったり、U-NEXT独自の守銭奴テクニックが良くも悪くも発揮されており、最新作は基本その仕様になってることが多いです。

とはいえ思い返してみれば、レンタルビデオ屋って「最新作」と「準新作」は追加料金が必要だったので、それと似たようなことだと思えば全然痛くも痒くもない部分だったりもしますが。

DMMプレミアム

DMMプレミアムの基本情報

■値段:1,628円(FANZA TV Plusと併用契約の場合)
■特徴:独占配信のバラエティが多い

DMMプレミアムのメリット

映画や連続ドラマは大したことないのですが、DMM独自で制作しているバラエティ番組などで面白いのが多く、腰を据えて観る映画やドラマよりは割とライトにながら見で観れる番組の多さが強みなんじゃないかなと思います。

あと、僕は契約した時に偶然ついてきたのですが、FANZA TV Plus?っていうアダルトコンテンツがあったりするのですが、まあ膨大にアダルト作品があるそうです。僕は観てないから分かりませんが、有名どころのメーカーの作品も多数出ており、変態必見のコンテンツになっているようです。

DMMプレミアムのデメリット

前述の内容と被るんですが、映画やドラマがそんなに多くないので、特段これといった観たいバラエティ番組もない限りはそんなに利点を感じません。ただ、例えば『ちいかわ』が、これまでめざましテレビで放送した分すべて観れるなど、ふとした作品がちゃんと揃っていたりしているので、まだ今のところ企業努力中なのかな、と思う部分です。

そもそもDMMプレミアムだけで契約すると月額500円という、Prime Videoをも超える圧倒的破格の安さになるので、同じく贅沢は言ってられないのも本音です。

Apple TV+

Apple TV+の基本情報

■値段:1,200円/月~ (Apple One契約の場合、単体だと1ヵ月900円)
■特徴:お金をジャブジャブ使いコンテンツを育てるAppleの光と影が垣間見える

Apple TV+のメリット

天下のApple社が運営する配信サービスながら、実際のところ、他のサブスクサービスと比べるとだいぶ存在感が薄いのは否めません。

が、有名映画監督と組んでウン百億円のAppleオリジナルの映画を作ったり、アメリカン版『ゴジラ』が登場する連続ドラマシリーズを大枚叩いて作ったりと、「コンテンツを育てるためには金が必要」というスティーブ・ジョブス的なマインドそのままな豪快なコンテンツ制作に定評があります。

その割に結果が出ていないような印象も正直あるけれど、こんだけ豪快にやってくれると今後何かしらで「Appleが制作した映画が記録的ヒット!」みたいな現状も起こるんじゃないか、という前向きな期待を持ってしまいます。

Apple TV+のデメリット

プラットフォームの立ち上げからまだ日が浅いこともあり、コンテンツ数に関しては、パッと見ですら潤沢とは言えません。さらにApple TV+のサイト(アプリも)では「この作品はNetflixで観れます!」「この作品はDisney+で!」という、他社サイトへの案内を行っているという謎のURL誘導スキームが確立されており、「天下のAppleがこんな小物感あって良いのか」と心配になってくる部分もあったりします。

YouTube Premium

Apple TV+の基本情報

■値段:1,280円/月~
■特徴:たぶん契約したら普通のYouTubeに戻れなくなる

YouTube Premiumのメリット

最後にみんな大好きYouTubeに存在する有料プランなのですが、まあ当たり前に映画・ドラマは潤沢とは言えず、どちらかというとYouTubeを通常視聴するに当たってのただ単純な「広告なしプラン」という側面が強いです。

でも、正直な話、最近のYouTubeであまりにも何度も広告が入るので、僕自身すごくイライラしていて「せっかく有料プランあるから使ってみるか」と契約したが最後、「なにこれ便利!」って感じでした。

まあ、それ以上でもそれ以下でもない部分はありつつも、ほとんどの人がほぼ毎日視聴しているYouTubeの膨大なコンテンツの中、定期的に入るあの長い長い告知!無駄じゃありませんか!

もう僕はYouTube Premiumに洗脳されてしまいました。

あと、ちなみにレベルの話だと、YouTube Premiumに登録すると、Googleのアカウント自体もグレードアップしてGoogle Driveの容量が拡張したりだとか色々特典あったりします。地味に便利です。こちらは映像的な側面は関係ないですけど。

YouTube Premiumのデメリット

まあ基本的に「YouTubeを観るに当たって」という側面があるので、映画やドラマ作品はほぼすべて追加料金が必要です。まあ他の作品でも出ているであろう有名作品しかないので、僕個人としては映画・ドラマに金銭を払ったことも、はたまた払って観る気も全くないんですが。

まとめ

ひとまずみんな違ってみんな良いという部分はありつつ、サイトごとの特徴も踏まえるとどれも一長一短な部分が当然あります。ただ、個人的には今後のポテンシャルを異常に感じるApple TVに頑張ってほしいところ山々ですが、今んところ鳴かず飛ばず。

う~ん、天下のAppleなのに、何が足りないのだろうか。

とりあえず言いたいのは「頑張れ、Apple」の一言です。

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