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意外なインタビュアー

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/08/post_113.html
投稿日時:2006年08月18日21:32

18日、オーマイニュースのオフィスで月刊誌「旬なテーマ」(中経出版)による鳥越編集長へのインタビューが行われました。創刊が約10日後に迫ったオーマイニュースがテーマでしたが、同誌がインタビュアーとして起用したのはなんと、俳優のえなりかずきさん。一体どんなインタビューになるのだろう?…と思っていましたが、えなりさんが意外にも時事問題やネット事情に精通していたこともあり、活発な対談形式でインタビューは進行しました。
その模様を18歳の市民記者として登録サイトでも紹介したT沢Tさんが「取材」。武沢記者が執筆してくれた記事で対談の模様の一部を紹介します。

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えなりかずきさん(左)のインタビューに応じる鳥越編集長

(なお、えなりさんと鳥越編集長の対談の一部はニフティ株式会社の「ポッドキャスティングジュース」の協力を得てオーマイニュースが制作するポッドキャスト番組「鳥越俊太郎のオーマイニュース編集長ブログ」でも近く紹介しますのでお聞きください)

× × ×

オフィスに姿を見せたえなりかずきさんは、私が普段メディアを通じて見ている印象そのままの雰囲気だった。青色の半そでシャツにネクタイをしめ、スラックスのようなズボンという格好も私の抱いていた印象そのまま。しかし、鳥越さんとの対談になると、えなりさんは21才とは思えないほど時事問題や世界情勢にも詳しく、ネットに詳しく、よく様々なサイトを利用すると話していたのにはかなり驚いた。

対談では、オーマイニュースに関することのほかにも北方領土近くで起きた漁船員死亡事件やロシア問題のこと、靖国問題のこと、自民党新総裁、アメリカ・韓国・中国を含めた外国との関係や戦争の経験のこと、第2次世界大戦当時の日本の動きなどが幅広く話し合われた。
オーマイニュースについては鳥越さんが「韓国でどんなメディアだったのか」「編集長になった経緯」などを説明。えなりさんからは市民記者制度についてなど、たくさんの質問が出された。

時事的な話題でも、えなりさんからは盛んな質問や意見が飛び出し、アメリカとの関係では、えなりさんがこんな意見を。
「ライス国務長官が就任したとき、日本のことをぜんぜん何も知らなかったって話じゃないですか。日本?、あぁ~あるわね。日本列島ってあるわよね、みたいな」「BSE(の輸入問題)でも、しょうがないから輸入しますよと。(アメリカに)押し切られたのはいいんですけど、じゃあ(アメリカは)何を譲ってくれるのか。そういう駆け引きが全然ないように感じる」

私個人も共感するところの多い意見だが、これに鳥越さんは「これまでとのアメリカとの関係はちょっと不適切」「とりあえず大事なのは隣近所だよね。隣近所と仲良くする外交がいいと思う。それからアメリカと付き合えばいいんじゃないかな」と話していた。

オーマイニュースについては、えなりさんから「市民記者になって最北端まで行き、ロシアとの関係などを取材に行ってみたい!」「自分が取材を受ける時でも大メディアの記者だと緊張してしまう。でも、近所のおばちゃんが市民記者として取材してきたら、やわらかく本音が言えちゃうのかなとか思う。すごく期待しています」とのメッセージが。
最後に鳥越さんが「やっぱりメディアはスクープが重要。えなりくんが結婚する時はスクープとして最初にオーマイニュースに知らせてね」と冗談めかして言うと、えなりさんは照れたように笑いながら「はい」と応じていた。

(T沢 T)

【画像省略】
鳥越編集長(手前右)と笑顔で議論する、えなりかずきさん

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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該当するインタビューはこちらで文字起こししています

インタビューは予習して相手のことをよく知った上で臨まないと、受ける側にはすぐにバレると誰から聞いたのでしたっけ。記事を読むと上手なインタビュアーと下手なインタビュアーはすぐにわかります。