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○(マル)だけ運動

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000835

子どもに×をつけないで
記者名 N井 K

わたしは「アーククリアリング」という右脳を使った心のデトックスの講師をしています。
心に怒りや悲しみなどのネガティブな感情(心の毒素)が溜まりすぎて、心や身体が病んでしまった方のカウンセリングも行っていますが、そういう方は大抵子どもの頃にマイナスの評価をされ続け、自信を失い、自分の生きる価値を信じられなくなっています。

今は、子どもも大人も、誉めて育てると伸びると言われています。
でも、謙遜が美徳であると信じている日本人は、誉める子育てが苦手です。
ついついできないところに目が行き、○(マル)より×(バツ)が気になります。

日本の子どもは、小学生になるとテスト、ドリル、問題集などを解き始め、○か×(あるいはチェック)をつけられます。
そして、点数という評価を与えられます。

間違ったら×になる。
×を見た親は、「なんで間違ったの?」
「先生の言うことちゃんと聴いてる?」
「間違ったとこ、ちゃんとわかった?」
と、立て続けに子どもに質問してしまいます。
子どもは責められてると感じ、『間違ってはいけない』『間違ったら怒られる』という感覚が身に付いてしまいます。

×をもらうのはいやだから、もう勉強したくない。
行動もしたくない。
自分で決断したくない。
自信もやる気もない。
指示待ち人間のできあがりです。

では、子どもの答案の正解にだけ○をつけて、間違った答えに×をつけなかったらどうでしょう?
子どもも親も、×のない答案だったら自然に○に目がいきます。
母親は×を見なくて済むのでストレスが軽減され、ガミガミ言うことが少なくなると思います。

そして、子どもがもう一度間違ったところをやり直してきたらその子のやる気を誉めて、名前に五重丸をつけてあげたらどうでしょう。
やり直して正解したら、三重丸をあげたらどうでしょう。

○でいっぱいの答案を子どもたちに返してあげたら、間違う恐れより、正解する喜びを感じられるのではないでしょうか。

×も、罰も、いりません。
間違ってしまった子どもに必要なのは、やり直すチャンスです。
子どもを×の恐怖から解き放ち、○を得る喜びを教えてあげたい。
評価や失敗を恐れず、自分を信じる子どもになってもらいたいものです。
2006-09-05 22:26

理念は評価しますが、やはりダメなものはダメと言わなければいけない時は来ます。なぜダメなのかをきちんと教えることが教育でもあると思うのですがどうでしょう?