見出し画像

北朝鮮ミサイル発射は米軍のため?

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/07/post_63.html
投稿日時:2006年07月6日12:33

 7月5日水曜日、北朝鮮がミサイル7発を発射した。

 水曜日は、米陸軍第一軍団司令部の座間キャンプへの移設に反対する市民たちが作る「バスストップから基地ストップ」の会が、座間キャンプ前バス停で抗議の座り込みをする日である。大雨の中、市民たちは抗議の座り込みをしていた。この会に参加している市民は、組織には属さない地元の人たちである。「黙っていられない」、という理由で会を発足した。

 私が近寄ると開口一番、「北朝鮮のミサイル発射は米軍のためか?」と市民一人が聞いてきた。答えられるはずもないが、そう考えてもおかしくない日本の米軍再編の状況である。

 一方、最近の北朝鮮国内では「米軍との戦争のため」という理由で食料を軍部が独占、多くの市民が飢えているといる情報がある。

 現在、日本、北朝鮮国内で、軍隊に利する流れの中、市民が困窮しているという状況は同じように感じる。

 鳥越編集長が言う、「市民=納税者がどう行動するか?」、が問われている時代だ。「バスストップから基地ストップ」の会のように非暴力での抗議もそのひとつである。また、市民記者として言論で戦うこともひとつの方法かもしれない。

 最後に、「バスストップから基地ストップ」の会は7月15日午後4時から、相武台駅前~キャンプ座間~座間駅までデモ行進を行う予定である。

【画像省略】【画像省略】

堀 信(編集局)

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
-----
さすがに論理に無理があったようでこのエントリには10日あまりでコメントが35件つきました。【4日前】

【追記】コメントを確認して追記の必要性を感じました。実はこのエントリは不適切な記述があったため一部表現を削除して再エントリされた経緯があります。以下にこのエントリについたコメントをいくつか引用します。

ミサイルから米軍、急に北朝鮮へと、記事の要旨がよくわかりませんが、
>「村の13人の子供を殺して食べた」
というこの部分。全部伝聞調で「ルート」も明かさないまま、「信憑性が高い」では既存メディアと同じくらい性質の悪い手法ですよ。彼らの十八番「情報筋」。
「北朝鮮の人々は角が生えている」と国民に思い込ませてきた韓国の反共教育と同じくらいに、没論理的です。
飢えれば人は見境もなく残虐になるのは人類の自明の摂理なんでしょうか。見境もなく人を殺し、人肉食って、と。
それでは飢えてなくても連続殺人やらなにやら絶えることのないこの「先進」社会はいったいなんなのでしょう。

投稿者 兵頭圭児 : 2006年07月06日 22:24
「ミサイル発射は米軍のためか」と言う言葉では短くて、意味を取りにくいのだと思いますが、わたしがその言葉をかけた当人だと思います。米軍再編では、ここキャンプ座間に米陸軍第一軍団新司令部が来ることになっています。しかし、地元は市長をはじめ容認していません。キャンプ座間のある座間・相模原だけではなく、他の再編関係市でも容認している地元のほうが少ないのです。そんな状況に、政府も頭の痛いことでしょう。
軍備の必要性に北朝鮮・中国の脅威が必ずあげられます。あのようにミサイル発射があれば、多くの人は怖さを感じます。反対している人だって、怖さは感じます。脅威にリアリティが付きます。あのミサイル発射で利するのは、米軍再編を推し進めたいアメリカと日本政府ではないでしようか。米軍再編を抱える街に住んでいると、そう思います。「アメリカが頼んで打ってもらったんじゃないか」と勘繰りたくなります。
米軍を再編して、軍備を増強しても、キャンプ座間にミサイルを打ち込まれれば(米軍が再編されれば、キャンプ座間はミサイルを打ち込まれる可能性が一番高いとされる)、死ぬのはわたしたちです。わたしたちにとって、一番の脅威は戦争の司令部があることです。それが狙われる理由なのですから。

投稿者 A倍Mリ : 2006年07月07日 00:53
兵頭さんのおっしゃる通り、北朝鮮ミサイルと米軍基地の流れが少々強引で、A倍さんのフォローがないと理解できなかったです。それでも、想像と思い込みの個所が多いような…

「また、別のルートからも、人肉や胎児を食べているという話も入った。」



「このほか、人肉や胎児を食べているという話がまことしやかに聞こえてくるほど、人民の飢餓感はピークに達しているようだ。」

とかにすれば、少しは客観的になるのではないでしょうか?
客観性のある方が、説得力も増すかと思います。真剣に活動している方々が井戸端会議の隣人中傷レベルに見えてしまい、素晴らしい活動をしていらっしゃるだけに、非常にもったいなく、残念です。

あと、以前オーマイニュースでは原稿のダメだしも含めてライターと話をするというコメントをいただいたと思うのですが、現状ではそれもないのかと感じました。推敲や校正は、ライターの自由な意見を型にはめるのではなく、より多くの人に伝わりやすくするための手助けだと思います。小説や雑誌が読みやすいのは、そうした工程があるからではないでしょうか。ただ書き込みを掲載するだけであれば、自分でブログを立ち上げて書きつづったり、乱暴な書き込みもありますが刺激的な2ちゃんねるでスレッド立てた方が楽しいと思います。

わざわざ開店準備中Blogを立ち上げたのですから、その点もきちんと対応した記事を掲載していただきたいです。

投稿者 sasano : 2006年07月07日 11:09
副編集長の青木です。
本記事中、北朝鮮の食糧事情に関して触れた部分について、「伝聞調で『ルート』も明かさないまま、『信憑性が高い』では既存メディアと同じ」(兵頭圭児さん)、「伝聞や憶測」(kazhikさん)などのご指摘がありました。
堀記者は中朝国境でのしっかりとした取材結果を踏まえて本記事を執筆していますが、こうした書き方だとご指摘のような誤解を受けるのも事実です。よって堀記者と話し合った結果、本記事においては当該部分を削除することにいたしました。
なお、中朝国境地帯での堀記者の取材結果については、8月末のβ版創刊後に掲載する予定ですのでお楽しみに。
今後も皆さんの忌憚なき意見をお待ちしています。(7月8日)

投稿者 OhmyNews : 2006年07月08日 13:39
インタビューとは伝聞だし、時計の針を逆に戻しても現場にいることはできないのだから、完璧に憶測や伝聞を排除できないのです。
だとするならば、書き手の明確な立場と、そう記述するに至った経緯を明らかにすればいいだけのことです。

対話型メディアでは、今回のようなことは日常茶飯事になるのであり、そこで、削除というかたちで決着をつけることは、インターネットの作法としては、最低・最悪という非難を受けるものです。

そして、当該記事を削除しても、好事家はログをとっているから、それは影で流通することになる。これは、とっても常識的なインターネットの常識ですが、ご存知ありませんか?
また、元NTVのアナウンサーだった藪本氏のブログが炎上したときのことをご存知ないのでしょうか?

編集局内だけで話し合って一方的に削除するということは、市民記者の予備軍であるこのブログへのコメント者たちと、対話を望んでいないことだといえませんか。

投稿者 スポンタ : 2006年07月08日 14:12
いやしかし、元記事を削除しちまうとコメントも何言ってるか
判らなくなるわけで、削除部分はこんな感じだと、他のブログ
にあったので引用してみよう。

>中には「村の13人の子供を殺して食べた」という罪状で
>、今年1月に一人の男が公開処刑されたという。また、
>別のルートからも、人肉や胎児を食べているという話も
>入った。北朝鮮国内での取材が困難なため裏取りはでき
>ないが、信憑性は高い話だ。

この部分と残っている

>一方、最近の北朝鮮国内では「米軍との戦争のため」
>という理由で食料を軍部が独占、多くの市民が飢えている
>といる情報がある。

の根拠はどちらも等しく示されていないわけで、
ゴミダメとの違いは全くないと言って過言ではないなあと
思う。

まあ、初回のようなものだから、これからどんどん改善されていく
と思うので頑張ってもらいたいものだ。

投稿者 がんがれオーマイ : 2006年07月10日 22:47
青木副編集長様

なぜ一度公開した記事を一部削除してしまうのでしょうか。
これではコメント欄が炎上してしまったからといって元記事もろとも削除してしまう個人ブログと大して違いないように思われても仕方ないです。

市民ジャーナリズムを喧伝するなら、元記事を残したままそれに対する意見や反応、さらにそれらに対するフィードバックなりを時系列にたどれるようにして残すべきではないでしょうか。
どうせ消したって誰かがログを取っているんですから、消火どころかもっと大きな騒ぎになることは想像に難くないのですから。それともオーマイニュースではネット記事に対してその程度の認識しかお持ちでないのでしょうか。

活字の新聞で一度出した記事を後からコソコソと訂正できますか? それともオーマイニュースの「ネットでしか出来ないこと」とはコソコソと訂正することなのでしょうか。個人ブログならいいでしょうが、ニュースサイトでそれは御法度です(尤も、大手マスコミでもネットでは平然とやっているようですが。オーマイニュースがそれと同レベルだというのならそれでも構いません)。

この記事とコメントを最初から読む人の立場になって考えてみてください。いきなりコメントの中で
>「村の13人の子供を殺して食べた」
という記述が出てきた時点で大混乱です。記事本文中にそんな言葉は一つもなく、何のことを言っているのか全く分かりません。コメントをいくつか読み進めていくうちにやっと何が起きたのかが理解できます。しかし全文引用があるわけでもなく、元の記事に何が書いてあったかは今となっては不明です。経緯を知らない人が読んだら、記事を書いた市民記者の方に対しても偏った印象を持つことになる可能性もあります。その辺りがおわかり頂けますでしょうか?

オーマイニュースの本格運用開始後もこのようなことをされるつもりですか? そもそもそのあたりのオーマイニュースの編集方針がきちんと示されていないことが問題だと思うのですが。

投稿者 NK : 2006年07月11日 15:50

引用はしていませんが、このエントリにはわたしもコメントを残しています。コメントでスポンタ氏が

当該記事を削除しても、好事家はログをとっているから、それは影で流通することになる。

と指摘されておられますが、わたしの知る限り日本版オーマイニュース関連のログは大きなものだけでも
・オーマイニュース→オーマイライフへの路線変更時
・オーマイライフ終了直後
・2014年4月頃(記憶のみなのであいまいです)
・2018年
・2020年
と複数回にわたってインターネット上に放出されています。それらのログは断片的なものから全記事の90%を網羅したものまで様々ですが、この記事を書いている現在もそこに存在しています。好事家も予想以上に多いみたいですね。

どこにそのようなログが存在するのか具体的な場所を示すと、WayBackMachine、ウェブ魚拓、各種ブログ(元市民記者さんのものも含む)、各ニュースサイトの過去記事、Axfc Uploader(通称”斧”)、白猫アップローダー等です。全てではありませんがこのように各方面にログは残っています。インターネット上の情報は消失してしまいやすい性質を持ちますが、人の記憶に残ることでインターネット上の情報も残り続ける一例だと思います。