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KDDI 携帯電話の新機種を発表

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/mob/News.aspx?news_id=000000000225

番号ポータビリティーで顧客の囲い込みを目指す

KDDI株式会社は28日、同社が展開する第三世代携帯電話の新機種を発表、9月上旬から順次発売する。今回発表されたのは12機種。この新機種の大量投入は、10月24日から開始される番号ポータビリティー制度が大きく影響していると見られる。
KDDIによると、これらの新機種は音楽とデザインにさらにこだわったとしている。特に音楽は「原音の追求」を目指し、機種ごとに調整をするなど気合いの入った開発をしたようだ。また、携帯電話向けテレビ放送のワンセグが受信できる端末では、音楽だけでなくワンセグの音質も向上したとのことである。
さらに、東芝製の2機種はKDDIが12月より開始するデータ通信の高速化規格に対応している。これを利用すると、現行に比べて通信速度が上り下りともに向上する。これを活用して、KDDIは他の事業者にも接続できるテレビ電話サービスを開始する。
前述の通り、この新機種投入には携帯電話の番号ポータビリティー制度が背景にある。この制度は携帯電話の事業者を変更しても、今までの電話番号がそのまま使えるというものだ。
これまでは事業者を変更すると電話番号まで変わるため、友人や職場に新しい番号を知らせる必要がある。よって、利用者はあまり事業者の変更に積極的でなかった。しかし、この制度の導入によって利用者は「乗り換え」が手軽になる。しかし事業者にとって、今まであまり懸念材料でなかった顧客流出の可能性が急に出てくる。KDDIはそれを見越した新機種投入を行ったと見ていいだろう。
NTTドコモはすでに音楽と携帯クレジットを強化した新機種を発売しており、ボーダフォンもソフトバンクモバイルに社名変更し、現行機種の新色を発売する。これを見てもわかるように、番号ポータビリティー制度は携帯電話業界の競争をますますし烈にする。今後、各社がどのように利用者に対して自社の製品やサービスをアピールしていくのかが、競争の鍵になると思われる。

モバイル版オーマイニュース(日本版)より

投稿者はK林 Y大氏。編集を経て正式採用された記事は以下。

生原稿で記事番号を取得、編集して完成稿をまた別の記事番号で掲載するという癖を持つ編集局員は誰だか特定できるような気もしますね。ある時期以降はそういう傾向もあまり見られなくなりましたしw