エムスリーさんのエンジニア組織大公開
先日エムスリーさんのこちらのイベントに参加して、理想的なエンジニア組織だなと感じたので、ノートにします。
※使用している画像に関しては許可をいただいています。
目次
- 自己紹介とイベントに参加した理由
- イベントの流れ
- 組織概要
- 強みと弱み
- 懇親会
- 感想
自己紹介とイベントに参加した理由
私は現在、株式会社POLという会社でエンジニアとして、LabBaseという理系学生向けの逆求人サービスを開発しています。
一見すると、エムスリーさんとは関係なさそうに見えるのですが、社内では研究者版エムスリーを創りたいよねみたいな話もしているので、何か参考になるかなと思い、行きました。
イベントの流れ
- エムスリーの事業について
- いくつかのエンジニアチームのリーダーから自チームについて
- Q&A
- 懇親会
組織概要
エムスリーさんのビジネスモデルはこれがわかりやすい。成長はこんな感じらしい。
エンジニア組織は現在、79名。組織図はこんな感じ。事業チームと横断チームが各8チーム。
各チーム単純計算で5人。5人であの規模の事業回してるのすごい。
各チームの技術スタック。
各事業に合わせて、使い分けてるらしいですが、多いですね、サーバのレスポンスのためにElixirとか使っていると言っていて、おおーってなりました。
※追記:データ基盤チームはGoとかGKEも使ってるそうです。
採用基準と評価基準はこういう感じ
市場でCTOになれる人材が70%以上を目指すというはわかりやすい。子会社のCTOがたくさん生まれているので、説得力もある。
人によるとは思いますが、技術+ビジネスインパクトで評価されるのもよいなと思いました。
強みと弱み
# 大きく印象に残った強みは2点
- 仮説検証の回転かなりはやい。3日〜1週間でプロトタイプつくって、仮説検証。そのあと、良くしていきながら、仮説検証していき、最終的に50億の事業に成長するかどうかで、事業継続の判断。
- エンジニアリングだけじゃなくて、ビジネスインパクト求めてるから、当事者意識と思考力あがる。いろんな事業的な資産があるから、新規事業生まれやすく、相談が毎月エンジニアチームに来る。数億規模のビジネスが年に3〜4本生まれるらしいので、仮説検証ごりごりやって、新規事業立てたい人に向いてる
# 弱みっていうほどじゃないけど、弱みも2点
- 技術スタック多いから、負債がちょっとあるって言ってた。負債はほかの企業とそんなに変わらなそう。
- 採用基準高そうだから、採用大変そう
懇親会
VPoEの山崎さんが
「ベンチャーが好きだから、それを残しつつ、大手の良さも取り入れている。理想のVCみたいな」
と言っていて、その思想が反映されてた。
その思想をもっている山崎さんがもちろん採用にも携わっていて、Webのコーディングテストの途中経過を動画で確認しているらしく、アウトプットだけではなく、コーディングの過程も見ているとのことでした。
感想
Twitterにも書いたのですが、ベンチャーと大手が混ざり合った理想的な組織っぽいなと感じました。
各チームが自己組織化されていて、自分の意思で動いて、SREだったり、セキュリティだったりみたいな経験が必要なところは横断チームと協力する。
山崎さんもおっしゃっていましたが、各チームがスタートアップで、マネジメントや横断チームがVCみたいな。
この組織つくるためのマネジメントとか、採用とか、今後の戦略とか聞きたいことはまだまだたくさんあるので、また行きたいですね。
また、何ヶ月後かにやると言っていたので、興味ある方はぜひ。
最後に
お読みいただきありがとうこざいました。誰かのお役に立てば幸いです。