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another/other/others/the other/the others の違いを3分で理解しよう!【TOEIC Part5の解き方を解説!】


みなさん、こんにちは!

セカンドTOEICパートナーくにしーです。

今回は、英語学習をしている方からよく聞く疑問、

another
other
the other
others
the others

の使い分けについて、解説していきます。

これらの使い分けは、きちんと理解できていない方が多いですが、

TOEICテストでも頻繁に出題される上に、

一度覚えてしまえば、使いこなせるようになるので、

しっかりと理解しておきましょう!

わかりやすくイラストや図を用いて解説していきます。

また、TOEICテスト本番でも正答できるように、

最後に演習問題も用意しているので、是非チャレンジしてみてください!

※初心者の方にもわかるように解説していきますので、ご安心ください!

動画版はこちらです。



違いを図とイラストで理解しよう!

まずはこれらの単語を、

① 代名詞 or 形容詞

② 不可算 or 可算単数 or 可算複数

③ 特定 or 不特定

の3つの観点から表にしました。

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① 代名詞 or 形容詞

another と the other は、代名詞・形容詞の両方で使うことができます。

other は形容詞のみ

others と the others は代名詞のみ、となります。


② 不可算 or 可算単数 or 可算複数

それぞれの使い方を見ていきましょう。

another:可算単数

other:可算複数、不可算

others:可算複数

the others:可算複数

the other:可算単数、可算複数(形容詞のとき)、不可算


③ 特定 or 不特定

the がポイントです。

the あるものは特定そうでないものは不特定となります。

では、特定とはどういうことか、

それぞれの単語の持つニュアンスはどういったものか、

シュークリームのイラストを使って解説していきます!


☆ the other/the others

the other は、

「(特定の)他の1つ、残りの1つ」

という意味です。

二つのものを話す際に用い、

最初に選ぶモノが one、残りのもう一つが the other となります。

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the other は、 代名詞としても形容詞としても使うことができます。

代名詞で使うときは、

「特定のもう一つ(このイラストで言えば右のシュークリーム)」

を指します。

例文:I have two students. One student is from Japan and the other is from China.

私には二人生徒がいる。一人は日本から、もう一人は中国から来た。


形容詞で使うときは、

the other + 名詞の形「特定のもう一つの別の名詞、特定の複数の別の名詞」となります。

単数・複数・不可算のいずれにも使える点がポイントです。

例文:I preferred him over the other student.

私は他のもう一人の学生より彼を好んだ(特定のもう一人の学生)。


the other の複数形が  the others で、「残りの全て」という意味です。

the others は、代名詞として使うことができます。

既にあるもの(下図でいうと one や some)に対して、

「特定の別の(複数)のもの」「特定の他の(複数)のもの」

というニュアンスです。

例文:I started a little before the others.

ひと足先に来た。

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このように、

特定の何かを指す場合は、

the がつく、the other か the others が使われるわけです!


☆ another/other/others

another は an と other が一語となった言葉で、

「もう一つのもの、もう一人の人、別の一つ、追加の一つ」

という意味です。

単数で不特定のもの「複数のうち別の1つ」を指します。

既にあるもの(下図でいうと one)に、

「別にもう一つ/追加でもう一つ」といったニュアンスがあります。

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another は、代名詞としても形容詞としても使うことができます。

代名詞で使うときは、

「もう一つの別の何か(このイラストで言えばシュークリーム)」

を指します。

例文:He finished his beer and ordered another

彼はビールを飲んでしまうともう 1 杯注文した。


形容詞で使うときは、

another + 名詞の形「もう一つの別の名詞」となります。

例文:Have another cup.

もう 1 杯召しあがれ。


other は、

「ほかの、別の」

という意味です。

other は、形容詞として使うことができます。

例文:You must not depend on other people's help.

人頼みではだめだ(漠然とした人々)。


others は、

「(他の、別の複数の)ひとやもの」

という意味です。

others は、代名詞として使うことができます。

例文:It is rude to interrupt others.

人の話に割り込むのは失礼だ(漠然とした他の人)。


the others や the other + 複数名詞が、

「残りの全て」を指すのに対し(=特定)、

other や others は、

漠然とした「他のもの」「別のもの」「残りのもの」を指します(=不特定)

another 同様、

既にあるもの(下図でいうと one や some)に対して、

「別の(複数)のもの」「他の(複数)のもの」というニュアンスです。

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TOEIC問題の解き方

ここからは、TOEIC問題を解く際の手順を解説していきます。

① 代名詞 or 形容詞のどちらか?

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代名詞・形容詞:another, the other

代名詞:others, the others

形容詞:other


② 不可算 or 可算単数 or 可算複数

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形容詞:
another(可算単数) or other(不可算複数・可算複数)
the other(可算単数・不可算複数・可算複数) or other(不可算複数・可算複数)

代名詞:
the other (可算単数・不可算複数・可算複数) or the others(可算複数)


③ 特定 or 不特定

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①②でも判断がつかない場合は、次に特定か不特定かで見極めましょう。

見極め方は、the がつくかどうか、です。

この特定・不特定の見極めがなぜ手順③かと言うと、

特定か不特定か、ということは、

一文では判断できないことが多いです。

TOEICのPart5 は一文の中の空欄部分を穴埋めする問題なので、

その一文だけでは特定か不特定か、判断し切れないことが多く、

特定か不特定かを判断するような問題は出ることが少ないです

(Part6 の空欄穴埋め問題では、

特定・不特定で判断する問題が出題されます)。

つまり、大抵の問題が①②の段階で解答を導き出せるということです。


よく登場する代名詞たち【その他の選択肢】

TOEIC Part5 空欄穴埋めでは、

ここまで解説してきた another や other の他に、

以下のような代名詞が選択肢に登場します。

これらは代名詞なので、空欄に形容詞が入る問題では正答となり得ません。

空欄に代名詞が入る問題では、意味の違いで判断していきましょう。

慌てずに対処していきましょう。

☆ one another

品詞:代名詞

意味:お互い

例文:

They looked at one another.

彼らは互いに顔を見合わせた


☆ each other

品詞:代名詞

意味:お互い

例文:

They love each other

彼らは愛し合っている.


☆ everyone

品詞:代名詞

意味:だれもみな、だれもかれも

例文:

Everyone knows that friendship is important.

友情が大切であることはみんなが知っている

それでは、実際のTOEIC形式の問題形式で使い分けの練習をしていきましょう!


演習問題

実際のTOEIC Part5形式の演習問題で使い方を確認していきましょう!

解く際の手順①~③を使ってみましょう。

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演習問題①

The manager preferred him over ____ qualified applicant because he was good at speaking English.

(A) other
(B) the other
(C) another one
(D) each other

まずは、①代名詞 or 形容詞 から見ていきます。

空欄の後ろに qualified applicant と名詞があるので、

空欄は形容詞と分かります。

選択肢の中で、形容詞として使えるのは、

(A) other と (B) the other です。

次に、②不可算 or 可算単数 or 可算複数 を見ていきます。

qualified applicant は可算名詞の単数形なので、

可算名詞の単数形の前にくるのは、(B) the other とわかります。

⇒ 答え (B)

訳:マネージャーは英語を話すのが得意という理由で、もう一人の能力のある応募者よりも彼を好んだ。



☆ 補足情報 ☆

prefer 〜 over ーで、「ーより〜を好む」ですね!

prefer 〜 to ーの形もありますが、同じような意味です。

厳密には以下のような違いがあるそうです!

"prefer over"は、

別のオプションではなく何かを優先することを意味し(〜よりむしろ)、

"prefer to"は、

単に好むものを説明する時に使用します(~の方が好き・ほしい)。

prefer walking over driving.
私は車を運転するより歩く方が好きです。

prefer to walk to work.
私は歩いて仕事に行くのが好きです。


演習問題②

Many people who attend the workshop don't understand how they can learn from ____ participants.

(A) another
(B) others
(C) the other
(D) one another

まずは、①代名詞 or 形容詞 から見ていきます。

空欄の後ろに participants と名詞があるので、

空欄は形容詞と分かります。

選択肢の中で、形容詞として使えるのは、

(A) another と (C) the other です。

次に、②不可算 or 可算単数 or 可算複数 を見ていきます。

participants は可算名詞の複数形なので、

可算名詞の単数形の前にくるのは、(C) the other とわかります。

⇒ 答え (C)

訳:ワークショップに参加する多くの人は、他の参加者からどれだけ多くを学べるかを理解していない。


演習問題③

Your phone number and ____ contact information will be required to register.

(A) other
(B) another
(C) others
(D) each other

まずは、①代名詞 or 形容詞 から見ていきます。

空欄の後ろに contact information と名詞があるので、

空欄は形容詞と分かります。

選択肢の中で、形容詞として使えるのは、

(A) other と (B) another です。

次に、②不可算 or 可算単数 or 可算複数 を見ていきます。

contact information は不可算名詞なので、

可算名詞の単数形の前にくるのは、(A) other とわかります。

⇒ 答え (A)

訳:登録には、電話番号やその他の連絡先情報が必要になります。


演習問題④

I used this pen instead of ____ writing implements to write attractive handwriting.

(A) another
(B) another one
(C) other
(D) each other

まずは、①代名詞 or 形容詞 から見ていきます。

空欄の後ろに writing implements と名詞があるので、

空欄は形容詞と分かります。

選択肢の中で、形容詞として使えるのは、

(A) another と (C) other です。

次に、②不可算 or 可算単数 or 可算複数 を見ていきます。

writing implements は可算名詞の複数形なので、

可算名詞の単数形の前にくるのは、(C) other とわかります。

⇒ 答え (C)

訳:魅力的な手書きを書くために、他の筆記具の代わりにこのペンを使用しました。


ここまで見てきたように、

TOEICテストでは、形容詞としての使い方が解答となることが多く、

③ 特定 or 不特定 の判断をするような問題は出にくいことが分かります。

今回の演習問題をマスターできれば、

TOEICテスト Part5 空欄穴埋め問題では、問題なく正答できるので、

分からなかった場合は本記事を読み直し、理解しておきましょう。


おわりに

ここまで、

another
other
the other
others
the others

の違いを解説してきました。

もし、今理解できていなくても、問題はありません。

深呼吸をして単語を読み間違えていないか、

文法の解釈を間違えていないか、

などをゆっくりと丁寧に考えながら、

もう一度読み返してみましょう。

みなさんがしっかりと理解し、使いこなせることを願っています!


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