that節の中が原形になる動詞【動詞 that S V ←原形】＿仮定法現在
みなさん、こんにちは！
セカンドTOEICパートナーのくにしーです。
突然ですが、下の文を読んでください。
Visitors can ask that documents be printed for them at the circulation desk.
訪問者は、貸出デスクで書類の印刷を依頼できます。
この文章の、documents の後に入るのが、
なぜ are ではなく、be なのか分かりますか？
これは、仮定法現在という用法です。
今回は、この that S V (that節) の V が原形になる、
仮定法現在について解説していきます。
※英語初心者の方にもわかりやすく説明するので、ご安心ください！
仮定法現在とは？
仮定法現在とは、
that S V (that節) の V が原形になる用法のことです。
仮定法現在は、
「確定していない想像上の(頭の中にある)ことで、まだ起きていないこと」
を表すときに使われます。
まだ起きていない、想像・空想の話なので、
時制を持たずに原形になります。
I suggested that the software be modified to improve work efficiency.
作業効率を上げるためにソフトウェアを変更することを提案しました。
that節の中が原形になる動詞
それでは、この仮定法現在の形を取ることのできる動詞の中で、
TOEICテストでよく目にするものをご紹介します。
☆ 要求や命令
command ⇒ 命令する
demand ⇒ 要求する
ask ⇒ 要求する
order ⇒ 命じる
request ⇒ 依頼する
☆ 提案
advise ⇒ 助言する・忠告する
propose ⇒ 提案する
recommend ⇒ おすすめする
suggest ⇒ 提案する
☆ 主張
insist ⇒ 主張する
claim ⇒ 主張する
☆ 必要
desire ⇒ 熱望する
require ⇒ 必要とする
注意点
仮定法現在の形を取れる動詞であっても、
必ずしも、仮定法現在で使うわけではありません。
そうした意図がない場合は、
仮定法現在を使わずに、 that節に適切な時制を用います。
仮定法現在
The doctor advised that he remain in bed for a few more days.
医者は彼にあと数日は寝てなさいと言いました。
仮定法現在ではない
Employees are advised that building maintenance will be conducted starting on 11 July.
建物のメンテナンスは7月11日から実施することを従業員に通知します。
仮定法現在
He claims that there be an increase of 2 days in the upper maximum of leave available upon marriage.
彼は、結婚時に利用できる休暇の上限が2日増えると主張している。
彼の主張は、客観的には「まだ」事実ではないので、仮定法を使っています。
仮定法現在でない
Company A claims that its new all-electric truck goes farther on one charge than any other truck on the market.
A社は、新しい電動式トラックは、市場に出回っている他のどのトラックよりも1回の充電でさらに遠くまで走ると主張しています。
一方、こちらは自社の製品の優れた点を主張しており、
なるべくなら事実だと思ってもらいたいわけです。
そのため、仮定法現在を使用していません。
おわりに
今回は、仮定法現在について解説してきました。
もし、今理解できていなくても、問題はありません。
深呼吸をして単語を読み間違えていないか、
文法の解釈を間違えていないか、
などをゆっくりと丁寧に考えながら、
もう一度読み返してみましょう。
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