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【英語初心者&どうしてもTOEICスコアが欲しい方】分詞構文をマスターしよう!


みなさん、こんにちは!

くにしーです。


今回は英語学習が一度は躓く分詞構文について解説していきます。

分詞構文をマスターし、読解力を上げましょう!

※初心者の方にも分かるように一文一文丁寧に解説していくのでご安心ください!

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分詞構文の機能

分詞構文は、文の情報を補足したり追加する機能です。

現在分詞(-ing)や過去分詞(-ed)ではじまる句が、文全体に情報を付け加えます。

Seeing me, the man ran away.

私を見て、その男は逃げ出した。

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この文では、seeingは動詞 see「見る」 の現在分詞です。

ran away の ran は 動詞 run 「走る」の過去形です。

run away で「逃げ出す」という意味になります。

つまり、the man ran away 「男性は逃げ出した」となります。

Seeing me, の部分は、この「男性は逃げ出した」という文に、

「私を見て、」という情報を付加しているわけです。

この「私を見て、」の部分の動作主は、the man「男性」ですね。

そのため、現在分詞形になっています!

※詳細は後程解説するので、今わからなくても心配ないです。


Seen from the plane, the island looked like a whale.

飛行機から見ると、その島は、クジラのように見えました。

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この文では、seenは動詞 see「見る」 の過去分詞です。

looked like の looked は 動詞 look 「見る」の過去形です。

look like で「~のように見える」という意味になります。

つまり、 the island looked like a whale「島はくじらのように見えた」となります。

Seen from the plane, の部分は、

この「島はくじらのように見えた」という文に、

「飛行機から見て、」という情報を付加しているわけです。

ここで、「島」は「見られる」被動作主になっています。

そのため、過去分詞形になっています!

※こちらも後程解説するので、今わからなくても心配ないです。


いずれの例文も、

分詞構文が文の情報を補足したり追加する機能を果たしているのが分かりますね。

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現在分詞と過去分詞の違い

分詞構文には、現在分詞過去分詞が使われます。

現在分詞と過去分詞の違いをおさらいしておきましょう。

先程の例文を用いて解説していきましょう。

【現在分詞と過去分詞の違い】
現在分詞(ing形):主語がする(進行形)
過去分詞(ed形):主語がされる(受動態)

現在分詞の例文
Seeing me, the man ran away.(私を見て、その男は逃げ出した)

過去分詞の例文
Seen from the plane, the island looked like a whale.(飛行機から見ると、その島は、クジラのように見えました。)

また、現在分詞と過去分詞では語形が違います。

現在分詞の語形は<動詞+-ing>です。
sleeping(寝ること)、working(働くこと)、buying(買うこと)

過去分詞は動詞によって語形が変わります。

workedのような規則変化動詞は<動詞+-ed>をつけます。
beaten(原形:beat)や taken(原形:take)のように不規則変化動詞は語によって様々な形を取ります。

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分詞構文の6つの意味

分詞構文は6つの意味を持ちます。

みなさんが分詞構文に出くわしたときには、

これら6つの意味のいずれかを考えなければなりません。

① 時(~するとき)
② 条件(~するならば)
③ 原因・理由(~するので)
④ 譲歩(~するけどれも)
⑤ 付帯状況(~しながら)
⑥ 結果(…そして~した)

6つの意味のどれで使われているかの見分け方は、文脈次第です。

つまり、その文や前後の文から、

どの使い方を理解しているか見分けなければなりません。

「6つも意味があるのに見分けるなんてムリだ!」と思うかもしれませんが、心配ご無用です。

実は分詞構文は、通常聞き手がすぐに意味がわかるような場合にしか用いられません。

分かりにくい場合は、以下のように分詞の前に接続詞を置いて意味を明確にします。


Though living next door, I seldom see him.

隣同士でありながら、彼とは滅多に会うことはない。


While having lunch, we used to talk about sports. 

私たちは昼食をとりながら、よくスポーツ談義をしたものだ。


それでは、一つ一つの意味を見ていきましょう。

① 時(~するとき)

Waiting at the bus stop, I met Oliver.

バス停で待っている時、オリバーに会った。

接続詞 when や while を使って、

おおよそ同じ意味の文を作ることができます。

When I waited at the bus stop, I met Oliver. 

私がバス停で待っている時、オリバーに会った。


② 条件(~するならば)

Turning to the right, you will find the sports center. 

右に曲がればスポーツセンターを見つけられますよ。

接続詞 if などを使って、おおよそ同じ意味の文を作ることができます。

If you turn to the right, you will find the sports center. 

もしあなたが右に曲がれば、スポーツセンターを見つけられますよ。


③ 原因・理由(~するので)

Persuaded by my sister, I bought a new coat. 

姉に説得されたので、私は新しいコートを買った。

接続詞 since because などを使って、

おおよそ同じ意味の文を作ることができます。

Since I was persuaded by my sister, I bought a new coat. 

私は姉に説得されたので、私は新しいコートを買った。


④ 譲歩(~するけどれも)

Respecting your opinion, I disagree.

君の考えは尊重するけど、賛成はできない。

接続詞 though などを使って、

おおよそ同じ意味の文を作ることができます。

Though I respect your opinion, I disagree.

私は君の考えは尊重するけど、賛成はできない。


⑤ 付帯状況(~しながら)

I’ve cleaned my room, listening to the Pillows.

ピロウズというバンドの曲を聴きながら部屋を掃除した。

付帯状況は「同時に起こる」のことで、「…しながら」と解釈します。


⑥ 結果(…そして~した)

My cellphone’s software crashed, resulting in disconnecting the mobile network.

私の携帯のソフトが壊れてしまい、(そして結果的に)ネットワークに接続できなくなった。


以上が分詞構文の6つの意味です。


初心者のうちは、

分詞構文を見るたびにどの使われ方なのかを、

一つ一つ確認することをおススメしています。

そうすることで、分詞構文を正しく理解でき、

より正確で且つよどみない英文読解が可能になります。



また、調べることができない環境で訳をするときに、

「どの意味だろう?」と迷ったときには、「~して」と訳しましょう。

「~して」と訳すとすんなりいく場合が多いです。

例文:

A typhoon hit the city, causing big destruction.

台風がその街を襲って、大きな被害をもたらした。

※この例文は⑥ 結果(…そして~した)の用法です。

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現在分詞と動名詞の見分け方

ing形を見たとき、現在分詞?動名詞?と悩む方は多いと思います。

現在分詞と動名詞の見分け方もここで説明していきます。

【現在分詞と動名詞の違い】
現在分詞:形容詞「~している」
動名詞:名詞「~すること」

次の2つの例文にはいずれも playing が登場します。

どちらかが現在分詞で、どちらかが動名詞です。

見分けがつくか考えてみてください。

① I like playing soccer.

私はサッカーをするのが好きです。

② Look at the man playing soccer over there.

あちらでサッカーしている男を見て。



①は動名詞
②は現在分詞
です。

動名詞はentrance fee(入場料)のように

名詞を修飾する名詞と同じ形です。

swimming instructor、①のplaying soccerもそうです。


現在分詞は、is the boy running in the park のように形容詞的な使い方です。

ここでは、現在分詞 running は the boy という名詞を後ろから修飾していますね。


前置詞の後に入る-ingが現在分詞か動名詞か迷う方も多いようです。

基本的には前置詞の後ろには名詞が入ります。

例えば、
①By opening offices in London and Paris,

オフィスをロンドンとパリに開設することによって、

②He is fond of watching baseball games.

彼は野球の試合を見るのが好きだ。

opening watching はいずれも動名詞です。


He narrowly escaped from the burning car.

彼は燃えている車からかろうじて脱出した。

のように、現在分詞(burning=燃えている)が後ろの名詞(car)を修飾するパターンもありますが、the burning carで名詞のかたまりになっています。

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文中の分詞構文(前後にコンマ)

分詞構文は文中に挿入されることがあります。

他の要素と区別するため、普通前後に「,(コンマ)」が入ります。

例文:

①The children, seeing the owner of the orchard, ran off. 

子供たちは、果樹園主を見ると、逃げ出した。

②Senior U.S. and Japanese officials, meeting in Washington, agreed to seek a bilateral solution to agricultural trade problems.

日・米の高官は、ワシントンで会見し、農業貿易問題の相互解決に努めることに合意した。


カンマの後のing形は、現在分詞であることがほとんとです。

まれに以下のようなケースで動名詞が使われることがあります。

Which are you more interested in, singing or writing music?

この singing writing は動名詞です。

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まとめ

ここまで英語学習を悩ます分詞構文について解説してきました。

この記事があなたの理解の一助になれば幸いです。

もし、今理解できていなくても、問題はありません。

深呼吸をして単語を読み間違えていないか、

文法の解釈を間違えていないか、

などをゆっくりと丁寧に考えながら、

もう一度読み返してみましょう。


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