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TOEICテスト Part7 シングルパッセージの解き方【TOEIC初心者~上級者まで】

みなさん、こんにちは!

セカンドTOEICパートナーくにしーです!

TOEICテストの対策には、公式の教材を使うのが最適です。

公式というのは、TOEICテストを制作しているETSという団体のことです。

なぜ、公式の教材を使うのが最適かというと、

実際のテストを制作している公式が、
「このような問題が出ます」「このように解きましょう」と言うことは、
そのまま信頼ができ、本番のテスト対策になるからです。

これまで、TOEIC公式は、模擬テストを収録した『公式問題集』は定期的に刊行してきましたが、解法書は充実しておりませんでした。

そのためパート毎の解法を学ぶためには、市販の教材に頼らざるを得ませんでした。

ところが、ここにきてTOEIC公式は、2020年、2021年と立て続けに解法書を出しています。

さらにレベル別になっているので、これをやらない手はありません。

☆ TOEIC公式による解法書

『公式プラクティス』 ⇒ 初級者~中級者向け(700点以下の方)
※2020年発売

『公式800+』 ⇒ 上級者向け(800点越えを目指す方)
※2021年発売

また、模擬テスト・問題演習は『公式問題集』でカバーできます。

『公式問題集』 ⇒ 本番形式の模擬テスト(全レベル向け)
※2016年から発売開始し、既刊8冊


それぞれのテキストについては、以下の記事でまとめていますので、
興味があれば、ご覧ください。

公式プラクティス Listening

公式プラクティス Reading

公式プラクティス 単語集+速読用英文

公式800+ Listening & Reading

公式問題集の使い方


これらの参考書により、パート毎の対策、解法が見えてきます。

ということで、これからTOEIC学習を始める方は、

『公式プラクティス』

⇒『公式問題集』

⇒『公式800+』

の順にやっていけば、各パートの解法をレベルに合わせて学ぶことができ、

かつ問題演習の中で身につけることができます。

今回は、TOEIC公式による、パート7シングルパッセージの解法をまとめていきます。


問題の種類を判別する

Part7 には、1つの文書または複数の文書から成る問題があります。

シングルパッセージでは2~4問(10セット:計29問)の設問が出題されます。

問題の種類は主に以下の4種類です。

① 目的や主題を問う問題
② 詳細情報を問う問題
③ 文書から推測する問題
④ 語義を問う問題

① 目的や主題を問う問題
What is the purpose of the letter?

② 詳細情報を問う問題
Why does Ms.Sanchez refuse the offer?

③ 文書から推測する問題
What is indicated about Wester Air?

④ 語義を問う問題
The word "note" in paragraph 2, line 3, is closest in meaning to 


文書形式をつかむ

出題される文書は、Eメール、ビジネスレター、広告、記入用紙、お知らせ、チャット、記事など多岐にわたります。

文書形式をつかむには、指示文を参考にしましょう。

Questions 147-148 refer to the following form.
問題147-148 は次の記入用紙に関するものです。


発信者と受信者をつかむ

文書のタイプが分かったら、次に誰(発信者)から誰(受信者)に向けた文書なのかを確認します。

広告であれば、広告を出している会社から潜在顧客
通知であれば、建物の管理人から住人

などが考えられます。

広告や通知においては、タイトルがヒントになります。
太字になっている見出しの箇所です。

手紙やメールにおいては、ヘッダーがヒントになります。
ヘッダーの from と to を見ることが誰から誰への文書か分かります。
From:
To:
Subject:
Date:
Attachment:

To に Office staff や All team members などとあれば、社内の連絡の可能性が高いです。

また、from と to の@マーク以降が同じなら、社内の連絡と言えます。

本文の書き出しが Dear で始まっている場合は、同僚に宛てたものではない可能性が高いですね。
また、呼び方からも発信者と受信者の親密度を推測することができます。


主題と目的

文書形式と、発信者・受信者が分かったら、次に文書の主題と書き手の情報発信の目的を捉えましょう。

Part7 では、主題や目的を直接問う設問が出題されます。

主題:
What is the memo about?
「メモは何ついてのものですか?」

目的:
What is the purpose of the article?
「記事の目的は何ですか?」

シングルパッセージでは、文書の主題や目的はたいてい最初の数行に書かれています。

新聞記事なら「何を報じた記事か」、
説明書なら「何についての説明書か」、
Eメールや社内メモなら「発信者の目的は何か」、などを把握するよう心がけましょう。


詳細情報

一文一文を読むときに、この文は前の文の具体例なのか、この文は結論につながる根拠を示している文なのか、情報の流れや情報の関連性に注目しながら読み進めていきましょう。

◎ 背景情報と場面の推測

主題の背景情報や書き手の立場をあれこれ推測をしながら読み進めることが助けになります。

発信者と受信者の関係性や、以下のような単語が推測する上で役に立ちます。
reservation(予約)
presentation(プレゼンテーション)
prescription(処方箋)
traffic report(交通情報)
appliance(電化製品)
promotion(販売促進)
ticket(入場券)
banquet(宴会)
advertisement(広告)
flight(飛行機の便)
interview(面接)
exposition, exhibition(展示会)
storage(貯蔵庫)
resume(履歴書)
refund(返金)
exchanging(交換)
defect(欠陥)

◎ 複数段落から成る文書を読むポイント

記事のように、いくつかの段落が連なって1つの文書として構成されている文書を読む際は、段落という情報のまとまりを認識することが非常に大切です。

一般的に英文には、
one idea per paragraph 「1つの段落に1つの考え」という原則があり、
各段落には必ず1つの主題文があります。
主題文は段落の冒頭で示されることが多いので、各段落の主題文から内容の見当を付け、内容の予測を立てながら読み進めましょう。


テキストメッセージやオンラインチャットの特徴

Part7 では、複数人の間で交わされるテキストメッセージやオンラインチャットが登場します。

テキストメッセージやチャットを読むときも、
「登場人物の人数」や「登場人物の関係性」を推測しましょう。

テキストメッセージやチャットには、以下の特徴があります。

◎ 話し言葉に近い

テキストやチャットでは、話言葉に近い文体なので、
What? 「何ですって?」
No idea. 「全然分かりません」
Okay. 「分かりました」
といった表現が使われます。

中には、直訳では意味が取れないものもあるので、
会話の流れから自然な会話を推測しましょう。

◎ 省略された情報が多い

みなさんが日本語でチャットをするときを想像してください。
短く簡潔な表現を使いますね。

また、当事者間では既に共有されている情報があるので、そうした説明は省かれます。テストに登場している部分だけでなく、その前にもチャットがされていることを考え、チャットの流れに自然に乗れるよう意識しましょう。

◎ 情報の流れが変則的である

3人以上が登場するチャットでは、会話の流れが一方向ではありません。

直前の質問に答えず、他の人が割り込んできたり、
時間差で質問に答えたりと話の筋が追いにくい傾向があります。


解き方の手順を覚える

シングルパッセージは、設問を先読みしておきましょう。
基本的に、選択肢まで先読みする必要はありません
設問を先読みし、何が問われるかを頭に入れながら本文を読みましょう。

例を見てみます。

最初に設問を確認します。お知らせの目的会社のロビーで入手できるものが問われています。

本文を見てきましょう。何が目的か、何が入手できるかを念頭に置いて読んでみてください。

給湯室が閉鎖すること、期間中塗装され、新しい家電が入ることや、ロビーに臨時の飲み物用の場所が設置されることが述べられています。

よって、お知らせの目的は、改装についてお知らせすること、入手できるのは紅茶やコーヒーといった飲み物であることがわかります。


時間の配分を心得る

TOEICリーディングセッションは75分なので、Part5/6 をそれぞれ10分で解いたとして、残りが55分です。

終了間際の数分は焦ってしまうので余裕をもって解くことが重要です。

TOEICテストは簡単な設問も難しい設問もバラけて出題されます。

後ろにいけばいくほど難しいということはありません。
そのため、長文読解の最後の最後まであなたが解ける設問が出題されている可能性があります。

TOEICテスト終盤の時間さえあれば比較的簡単に正解できる設問の例を見ていきましょう。
こうした設問を時間切れが原因で塗り絵し、不正解してしまうのは実にもったいないです。

トリプルパッセージの設問

Part7 Tripleパッセージの設問です。
お知らせが何についてなのか問われています。
お知らせを見てみると以下の内容です。

トリプルパッセージの文書

routine maintenanceというキーワードを見つけることができれば、多くの人が正答を導き出せるはずです。答えは(A)のScheduled maintenanceです。

192というと多くの人が塗り絵をしている番号です。繰り返しますが、このような問題を解かずに終わってしまうのはもったいないです。もちろん、解く前にどれが簡単な設問なのか、は分かりません。つまり、簡単な設問を落とさないために十分な時間をPart7終盤に残しておく必要があります。

また、長文読解は時間がなければないほど、焦って正確に読めなくなります。普段なら見つけられる回答も慌ててしまい見落すということもあり得ます。

その意味でもタイムマネジメントは重要です。

時間を作るためには、ときには解けない問題に早めに見切りをつけることが大切です。

以下に、シングルパッセージの難問を挙げてます。


難問! NOT問題

NOT問題は、選択肢の中から、文書の中で述べられていないことや矛盾する内容を含むものを選ぶ問題です。
文書と各選択肢を1つずつ照合して、消去法で正解を選びます。

What is NOT indicated about -----? 
What is NOT mentioned -----?
という形で出題されます。 

NOT問題

本文の内容が正確に分かっていないと解けない場合が多いです。

正答となるNOTの選択肢があからさまなものであれば良いのですが、選択肢が全て述べられていそうなことである場合は難易度が高いです。

本文の内容があまり理解できなかった...、
確実に述べられていたと思うものが一つもない...、
というときはかなり正答率が低いので、選択肢から適当に選んでしまうことをおススメします。


難問! 文挿入問題

Part7 singleには一文を挿入する設問が1回のテスト毎に2問出題されます。
Part6 と異なり、文が当てはまる位置を選ぶ問題です。
文書に目を通しながら各選択肢の箇所で文を入れてみて、前後の文脈に沿うかをチェックします。
このタイプの設問は挿入する文を事前に読んでおく必要があります。

文挿入問題

文の意味とともに、前の文とのつながりを示す接続副詞(therefore や otherwise など)、代名詞などをチェックしましょう。

文中で指し示されていることが前後の文と正しく対応し、自然につながっていることを十分に確認しましょう。


おわりに

今回は、TOEIC Part7 シングルパッセージ の解法について解説してきました。

これらの対策ができていればスコアアップは確実です。

みなさんが、TOEICテストでスコアアップし、目標達成できることを願っています。

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