ラーメン屋の時給900円バイトから年収1億円の実業家になった男の話
Amazonの起業関連の書籍のランキングで小林正弥さんという実業家の方を知り、著書3冊を読みました。
この方は25歳で独立後、28歳の時に仕事を全て失いラーメン屋の日雇いバイトで時給900円という待遇で働いていたそうです。
「高校生バイトの方がいい仕事をする」と言われるなど大変な挫折の日々だった矢先に、ご家族の事情で時間とお金が必要になったそうです。
そこで、それまで培ってきた教育業界でのマーケティングや営業の知識を体系化し、塾やスクールの経営者向けに集客力を上げる方法をまとめたパッケージを作成し、販売したそうです。そして、販売後のサポートを継続し、顧客に結果を出しもらうことで実績を残していき、パッケージ販売で月100万の売り上げを3カ月で達成。
その後も売上を伸ばしていき、3000万の売上を達成した後、現在は個人事業主の方に自分が成功したパッケージ販売の指導やフォローアップを始め、現在では年商2億近い事業をひとり社長で叩き出しています。
パッケージ販売するものは“顧客の成功”です。
知識やスキル、時間を得るのではなく、顧客に成功してもらうカリキュラムを提供することが重要と述べています。
例として、ライザップを挙げられていて、ライザップが高額でも人気が出たのは、
まさに”結果にコミット”していたからだそうです。
知識は、簡単に手に入る時代だからこそ、結果を出してもらうところまで売るという思想を重要視されています。
また、顧客に結果を出してもらうためには、顧客自身に努力をしてもらうことになりますので、あくまで顧客を導くことが仕事になります。
すると、自分で手を動かす時間はなくなりますので、時間を切り売りする働き方からも解放されます。
英会話教室のプログレスなどは、英語力を伸ばしたい顧客を導くことにフォーカスしており、レッスンなどはないそうですね。
これもまさに、結果にコミットの一例です。
教育の部分は撮影したオンライン学習を中心とし、コミュニケーションをとるのは、質問やフィードバックといった部分です。
このやり方は、反復学習といい現在は子供に学力をつけさせるのにも有効な手段と考えられています。
著書全体を通し、この方の凄いところは意志の強さと感じました。
最初の、月100万についても3ヶ月で必ずやると心に決めて実行したそうです。
そのために、尊敬する方のところでタダ働きをスキルを磨いたそうです。
現在は、個人事業主の方に自分と同じようにパッケージ販売で、利益を上げてもらうために活動をされているようで、その中でも最初の顧客は気合で取りましょう！とおっしゃっています。
歩んできた人生の信頼残高から最初の顧客を探し、その顧客の成功を全力で支援することで道が開けるそうです。
信用残高については、以下の書籍でも取り上げられています。これからますます重要になってくる考え方なので、是非覚えておいてください。
また、意志の強さを感じたこととして、「こういう本を書く」と心に決めて仕事に当たっているそうです。
つまり、1億円を稼ぐ前から『億を稼ぐ勉強法』という本を書くつもりでいるそうです。
そして、それを実現している。
意志の効果は、大変なものです。
現在は、『ひとり経営で10億稼ぐ仕組みの作り方』という本を書き始めているそうです。
小林さんの意志の強さは大変印象的です。
では、どうしてチャレンジし続ける小林さんを見て、意志が強いと思うのでしょうか？
そのあたりの我々の心情は、堀江貴文さんと前田裕二さんのお話で的確に表現されていました。
1分30秒頃〜
一度降りたらまた乗れるのか分からないから降りられないという例えはとても分かりやすいですね。
一つのレール、列車から降りることは勇気のいることですが、降りてみて車窓から見た街に行かないといけない。
僕の場合は、何度も列車から降りてしまい、そのたびに必死に列車にもう一回乗り込もうとしてきた日々でした。
でも、列車を降りたあと、自由に街に行くという選択肢もあるんですね。
小林さんの意志の強さは、自由を受け入れることと、列車には戻らないと決めたことによるものだと思います。
最近読んだサードドアでも同じことを感じました。
サードドアを叩き続けて、こじ開けた人に見えない景色がある。
街から眺める列車はどこかな見えるかもしれませんね。
最後に、『億を稼ぐ勉強法』から心に残った言葉を引用します。
「人は自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵が出る」
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