蔡英文総統「Taiwan LGBT Pride」開催に向けたFacebookポスト−意訳
明日、台湾LGBTプライドが開催されます。
コロナの影響で今年はオンライン開催ですが、
今年もこの台湾を代表する一大イベントに参加することができます。
台湾はアジアで初めて同性婚ができる国になりました。
先日CNNのインタビューで、記者の方に
私がなぜ同性婚をサポートしたのかを聞かれました。
私は、台湾の同性婚は若い人の力をお借りしたからこそ
叶えることが出来たものだとお伝えしました。
同性婚実現までの道のりは険しい道のりでしたが
振り返ってみるとその苦労すべてが、大変価値あるものでした。
法律が可決するまで決して投げ出すことなく、
たゆまぬ努力で困難を乗り越えた若者たち。
この婚姻平等に向けたゆるぎない想いが、
同性婚合法化をサポートする強い動機となりました。
同性婚が可決した後、
たくさんの人々がそれぞれの自由を手にした姿を見ることができました。
社会もまたこのことを識り、
もっとさまざまな価値観とふれあうことができました。
台湾LGBTプライド今年のテーマは「友善日常」です。
昨年のテーマは「成人之美」でした。
このテーマの変化は、私たちの社会が進化していることを示しています。
「ふたり」が家族になれるようになったことのみにとどまらず、
社会の意識を変えるために私たちは努力しています。
「変」を「変じゃない」に、
あの日の「非日常」をいまの「日常」に。
ちがいを受け入れ包み込むことが、
社会をもっと豊かに、もっと美しくすることを私たちは学びました。
すべての世代の台湾人が、ちがいに寛容な国で暮らすことをかなえました。
このことをかなえるまでの道のりは、やはり険しい道のりでした。
しかしこれらの苦労すべてには価値があるということを
私たちは学んだのです。
*成人之美 ちがいを尊重しよう
**友善日常 違いを尊重する社会が日常となること
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