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【デッキ解説】PJCS2022 ベスト16 幻影ウインディデッキ

■はじめに

こんにちは、「チーム メタモンVMAX」のはじめ(@Scenariocode)です。今回は、PJCS2022 にてベスト16まで到達し、WCS2022への出場権を獲得することができた【ヒスイウインディ】についてご紹介します。

本来は本業が忙しすぎるため、記事にする予定は全くありませんでしたが、前回同様記事にしてほしいとの声が多かったため、その需要に答えたいと思い、合間を縫って執筆しました。

この記事では自分がどういった考えでこのデッキを選択したのかどのような動きをするのか…などのゲームデザイナーである経験を活かし、より幅広い考えを言語化しております。
また、初心者の方でもできる限り読みやすい文章で執筆したので、「最近ポケカを始めた!」という方にも安心して読んでいただけるかなと思いますので、もし気になった方がいれば一部だけでも読んでいただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします!

※本記事は一部有料記事となっておりますが、こちらで得た収益はすべてWCS2022への渡航費及び宿泊費に使用させていただく予定です。

●執筆者紹介
昔は『遊戯王』や『ヴァイスシュバルツ』をプレイしていました。ポケカ歴は約3年ほどで、始めた当初はジムバトルばかりに参加しており、去年ぐらいからは主にシティリーグやCLなどの大型大会に出場しています。
現在はゲームデザイナーとしてTCGやボードゲームなどの開発業務を行っています。
<過去の主な実績>
●公式戦
・2021年シティリーグS1準優勝
・2021年シティリーグS2ベスト8
・2021年シティリーグS3優勝
・PJCS2021 ベスト64
・CL京都2022 ベスト16
・CL福岡2022 ベスト32
・BATTLE CROSS ROAD RUBY ベスト4
・PJCS2022 ベスト16

●非公式戦
・第5回かつたりす杯優勝
・第1回せろり杯ベスト8
・第3回かりす杯ベスト8
・第69回かつた杯準優勝

■用語解説一部(※初心者向け)

一部、略称や相称で説明している部分がありますので、以下で簡単に解説させていただきます。
これからポケカを始める、もしくは始めたばかりの方や、本記事を読んでいて意味が分からない方は、こちらを参照していただけますと幸いです。
※中級者以上の方は読み飛ばしていただいて、問題ありません。

●TCG(ポケカ)用語
あ行】
・圧縮/デッキ圧縮
不要なカードを山札からトラッシュしたり、必要以上にドローをして山札を減らすことで、ゲーム中盤以降に目的のカードが引きやすくなったりする行為を指します。

・アド
アドバンテージ(優位性)の略称です。「相手のエネルギーを《クラッシュハンマー》で破壊してテンポアドを稼ぐ」などと使います。

・エネ
エネルギーの略称です。

・エネルギー加速(エネ加速)
「エネルギーは1回の番ごとに1枚手札からつけることができる」という基本ルールがありますが、その基本ルール以外の「特性」「ワザ」「トレーナーズ」などを使ってエネルギーをつける行為を「エネルギー加速→エネ加速」と呼びます。

・LO
「ライブラリアウト」の略称です。デッキを0枚にする行為を指します。他にも「デッキ破壊」や「山焼き」と呼ばれることもあります。

か行】
・カードプール
デッキの構築における使用可能なカードの範囲のことを指します。「●●のカードプールの中に××を対策できるカードが無い」などと使います。

・環境
メタゲームのことを指します。トップメタのデッキのことを「環境デッキ」と言ったりします。※「メタ」については、【ま行】メタを参照。

・クイボ
《クイックボール》の略称です。

・腐る
手札に状況的に使用し辛いカードが溜まってしまうことを指します。「2ターン目以降の《バトルVIPパス》は腐る」などと使います。

・ケア
特定の状況やデッキを想定して対策した行動をすることを指します。「《ディアンシー》で《ボスの指令》をケアできた」などと使います。

・コスト
何かをするために必要な費用を「コスト」と呼びます。ポケカでは、にげるために必要なエネルギーやワザを使うのに必要なエネルギーを「コスト」と表現することがあります。「《クイックボール》のコストで手札1枚をトラッシュします」などと使います。

さ行】
・サイド落ち
サイドにあるカードを指します。「デッキに1枚しか入ってない●●がサイド落ちした」などと使います。

・サイドレース
相手との間で、サイドを取り合う枚数の優劣を指します。

・サーチ
特定のカードをデッキから手札にいれたり、探してきたりすることを指します。「《クイックボール》でたねポケモンをサーチします」などと使います。

・事故
エネルギーを引かない、サポートを引かないなど、展開が上手くいかないことを指します。「手札がエネルギーばかりで事故った」などと使います。

・シティ
「シティリーグ」の略称です。

・CL
「チャンピオンズリーグ」の略称です。

・地雷デッキ
そのメタゲームにおいて想定されていないデッキのことを指します。対戦相手にデッキの動きや構成を把握されていない場合、自分のデッキが望む流れに引き込みやすいなどのメリットがあります。
※「メタ」については、【ま行】メタを参照。

・スタン
「スタンダードレギュレーション」の略称です。

・スタン落ち
カードが「スタンダードレギュレーション」では使用できなくなることを指します。

た行】
・打点 中打点 火力

相手のポケモンに与えるワザのダメージ(数値)のことを「打点」と呼びます。また、「火力」と呼ぶ時もあります。例えば、「打点が高い」であれば「与えるダメージが高い」ことを指し、「中打点」の場合は主に「120~160ダメージ」与えるワザのことを指します

・Tier(Tier1,Tier2,Tier3...)
その環境においての流行度を指します。Tierはその後に数字が記され、1に近いほど流行していることになります。Tier=強さではないが、強さと読み替えてもあながち間違いではありません。

・テンポ、テンポアドバンテージ
1ターンに1回使えるサポートやエネルギーを貼れる回数に関するアドバンテージ(優位性)のことを指します。

・ドロソ
ドローソース。ドローする効果のあるカードのことを指します。「初手でドロソの《博士の研究》があるから展開が楽になった」などと使います。

【な行】
・殴る
攻撃(ワザの宣言を)することを指します。攻撃宣言の際に「殴ります」などと言うことがあります。

・握る
デッキを使用することを指します。「CLでは【オリジンパルキアVSTAR】を握った」などと使います。

・にげエネ
ポケモンがにげるためのエネルギーを指します。

【は行】
・バウンス
場のカードを手札に戻すことを指します。「《回収ネット》で《インテレオン》をバウンスします」などと使います。

・バレット
多数のアタッカーで構成されたデッキを「〇〇バレット」と呼ぶことがあります。タイプなどのグループ名+バレットという使われ方が多いです。

・貼る
エネルギーやポケモンのどうぐをつけること、またはスタジアムを配置することを指します。手札からエネルギーを貼ることを「手張り」と呼ぶこともあります。「手札の《基本悪エネルギー》を《ガラルファイヤーV》に手張りします」などと使います。

・ハンデス
ハンド・デストラクション(手札破壊)の略です。相手の手札をトラッシュさせて妨害する戦略があります。

・非V
スタンダードレギュレーションにおける「ポケモンV」以外のポケモンの相称です。

・ピン挿し
デッキに特定のカードを1枚だけ入れることを指します。ピン積みとも。「ピン挿しの《マナフィ》のおかげで勝てた」などと使います。

・V
「ポケモンV」のことを指します。

【ま行】
・マリガン
引き直しのことを指します。

・ミラーマッチ
対戦相手と同じアーキタイプで行われる対戦のことを指します。「ミラーマッチの対策で〇〇を入れる」などと使います。「ミラー」と略すこともあります。

・メタ
メタゲームのことを指します。大会で使用されるカードやデッキの流行を読んだゲーム外の駆け引きのことを「メタゲーム」と言います。

・メタデッキ
その時点でのメタゲームを想定して対策を施したデッキのことを指します。

・メタる
特定のカードやデッキを対策することを指します。「●●デッキをメタるために《マナフィ》をデッキに入れた」などと使います。

・アタッカー、メインアタッカー、サブアタッカー
アタッカー:相手のポケモンにダメージを与える(倒す)役割を持つポケモン。
メインアタッカー:使用するデッキで最も相手のポケモンを倒す役割を持つポケモン。
サブアタッカー:メインアタッカー程ではないが、相手のポケモンを倒す役割を持つポケモン。

【ら行】
・ライン、進化ライン

「たねポケモン」と「進化ポケモン」をセットにして呼ぶ時「〇〇ライン」「〇〇進化ライン」と呼ぶ時があります。「《インテレオン》の進化ラインをそれぞれ4枚デッキに入れる」などと使います。
上記の場合は《インテレオン》《ジメレオン》《メッソン》を4枚ずつデッキに入れることを示しています。

・ロック、グッズロック、特性ロック
相手の何らかの行為を制限すること。幅広い使われ方をするがメインは「グッズロック」と「特性ロック」と呼びます。
グッズロック:手札からグッズを使うことができない状態。
特性ロック:ポケモンの特性を使うことができない状態。

【わ行】
・ワンパン

相手のポケモンを一度の攻撃できぜつさせることを指します。

●デッキ名について
・【アイアントLO】

《アイアント》で相手のデッキを0枚することを目指すデッキ。

・【アルセウスうらこうさく】
《アルセウスVSTAR》と特性「うらこうさく」を持つ《インテレオン》を組み合わせたデッキ。【アルセウスインテレオン】や【アルセウス単】【ARCうらこうさく】とも言われ、《アルセウスVSTAR》を「ARC」と略すことも多いです。

・【アルセウスカプコケコ】
《アルセウスVSTAR》と《カプ・コケコVMAX》を組み合わせたデッキ。

・【アルセウスジュラルドン】
《アルセウスVSTAR》と《ジュラルドンVMAX》を組み合わせたデッキ。

・【アルセウスバレット】
《アルセウスVSTAR》と複数種類のタイプのポケモンを組み合わせたデッキ。

・【ゼラオラファイヤー】
非Vである《ゼラオラ》と《ガラルファイヤー》を組み合わせたデッキ。

・【白馬アルセウス】
《はくばバドレックスVMAX》と《アルセウスVSTAR》を組み合わせたデッキ。

・【ハピナスミルタンク】
《ハピナスV》と《ミルタンクV》を組み合わせたデッキ。

・【レジギガス】
《レジギガス》を中心に「レジ系統」と呼ばれる《レジロック》《レジアイス》《レジスチル》《レジドラゴ》《レジエレキ》のみのポケモンで構成されたデッキ。

●カード名について
・《ARC》

《アルセウスVSTAR》の略称。
・《パルキア》
《オリジンパルキアVSTAR》の略称。

※記事の見方補足
【    】⇒【デッキ名】
《    》⇒《カード名》
ワザ「  」⇒ワザ「ワザ名」
特性「  」⇒特性「特性名」

■当日のマッチアップ

●6/11(土)
・PJCS2022 マスターリーグ予選
※スイスドロー形式
第一回戦:アルセウスうらこうさく 後攻 6-0 ⭕
第二回戦:オリジンパルキアVSTAR 後攻 3-6 ❌
第三回戦:オリジンパルキアVSTAR 先攻 6-5 ⭕
第四回戦:アルセウスうらこうさく 先攻 6-2 ⭕
第五回戦:オリジンパルキアVSTAR 先攻 6-0 ⭕
第六回戦:ヒスイゾロアークVSTAR 先攻 6-0 ⭕
第七回戦:ミュウVMAX 先攻 6-5 ⭕
第八回戦:オリジンパルキアVSTAR 先攻 1-6 ❌
第九回戦:オリジンパルキアVSTAR 後攻 6-4 ⭕
第十回戦:ハピナスミルタンク 先攻 6-2 ⭕

【予選8-2: 54位】

●6/12(日)
・PJCS2022 マスターリーグ 本戦
※BO3 トーナメント形式
第一回戦①:ミュウVMAX 先攻 4-4 ⭕
第一回戦②:ミュウVMAX 後攻 6-1 ❌
第一回戦③:ミュウVMAX 先攻 4-3 ⭕️ ※時間切れ

第二回戦①:オリジンパルキアVSTAR 先攻 6-3 ⭕
第二回戦②:オリジンパルキアVSTAR 後攻 1-6 ❌
第二回戦③:オリジンパルキアVSTAR 先攻 1-0 ⭕️ ※時間切れ

第三回戦①:オリジンパルキアVSTAR 先攻 6-5 ⭕
第三回戦②:オリジンパルキアVSTAR 後攻 4-6 ❌
第三回戦③:オリジンパルキアVSTAR 先攻 1-4 ❌ ※投了

【最終順位:ベスト16】
WCS2022 出場権利獲得!

■環境変化に伴う環境考察

●~CL愛知2022

当時のシティリーグやジムバトルでは、CLで優勝した【ミュウVMAX】を中心に環境が回っており、【ミュウVMAX】をメタるための【アルセウスジュラルドン】、純粋な安定力と対応力の高さを売りにした【アルセウスうらこうさく】及び【アルセウスビーダル】、VSTARを一撃できぜつさせることができる【白馬アルセウス】、新しく登場したダークホース【WTB】が環境の半分もしくはそれ以上を占めていた環境です。

流行っている上記のデッキに対して思った共通点としては、ほとんどのデッキの一度のダメージ平均が230前後であることに注目し、《チェレンの気くばり》で耐久しつつ《ゾロアーク》の特性「げんえいへんげ」で有利なアタッカーで戦っていく【幻影トゲキッス】を握ってCL愛知2022に出場することにしましたが、結果は4-3という形で終わってしまいました。

CL愛知2022使用デッキ:【幻影トゲキッス】

デッキコード:【p3yyRy-6AYC4k-SpX3yp】

●CL愛知2022結果

優勝:【アルセウスうらこうさく】

準優勝:【ミュウVMAX】

結果としましては、【アルセウスうらこうさく】が優勝、【ミュウVMAX】が準優勝という形で想定通りTier1デッキが活躍することで終了しました。
環境予想が合っていただけに不甲斐ない結果で終わってしまいましたが、練習不足によるプレイング及びデッキ構築の甘さが原因で敗北したため、まだまだ努力が足りなかったなと思い知らされる大会でした。

●CL愛知2022~CL横浜2022

CL愛知2022終了後の4月8日(金)に『タイムゲイザー』と『スペースジャグラー』が同時発売し、【オリジンパルキアVSTAR】だけでなく【オリジンディアルガVSTAR】や【レジギガス】などの新しいデッキタイプが環境に参入しました。
特にTier1に属する【オリジンパルキアVSTAR】は特性「うらこうさく」を持つ《インテレオン》ラインと組み合わせて、安定力と高いダメージ量及び高い対応力を兼ね備えた環境の中心となるデッキとして君臨することになります。なので、《オリジンパルキアVSTAR》の弱点をつくことができる【アルセウスカプコケコ】や【ゼラオラファイヤー】という雷タイプを主軸としたデッキが環境に登場しました。
こういった環境の流れがあるため、このCL横浜ではTier1である【オリジンパルキアVSTAR】と【ミュウVMAX】への勝率が勝利へのカギになるのではないかと考えています。
【アルセウスジュラルドン】は【オリジンパルキアVSTAR】が出現してから数を減らすと考えておりましたが、【アルセウスジュラルドン】側が【オリジンパルキアVSTAR】の対策をすることで、徐々に数を増やしていく流れとなりました。
ほかにも【れんげきウーラオスVMAX】といった闘タイプのデッキが減ったため、【アルセウスうらこうさく】などの《アルセウスVSTAR》を軸としたデッキが実際増えていった印象です。

●CL横浜2022結果

優勝:【ミュウVMAX】

準優勝:【アルセウスうらこうさく+《なみのりピカチュウVMAX》】

CL愛知2022と同様【ミュウVMAX】と【アルセウスうらこうさく】が上位に勝ちあがる結果となりました。やはり安定力とダメージ量が高い上記2つのデッキが優勝・準優勝を収めるのは必然だったかと思います。
ですが、やはり【オリジンパルキアVSTAR】を重く見ているデッキが多く、準優勝した【アルセウスうらこうさく】には《なみのりピカチュウVMAX》が採用されていたため、この成績まで上がることができたのかなと考えております。
逆に【オリジンパルキアVSTAR】が重く見られていたせいで、上位にはほとんど勝ち上がれていなかったようです。

●CL横浜2022~PJCS2022

5月13日(金)に新パック『ダークファンタズマ』が発売しましたが、CL横浜以降、大きく環境が変化することはありませんでした。
『ダークファンタズマ』で登場した【ヒスイゾロアークVSTAR】が環境入りしましたが、相変わらず【オリジンパルキアVSTAR】と【ミュウVMAX】が環境の3~5割を占めており、この2デッキを攻略する必要があります。
その際に注目されたのが、《サンダース》と《グラエナ》です。

《サンダース》の特性「じんらいのめざめ」は水ポケモンの特性を止められるため、現在上位にいる《インテレオン》ラインを採用しているデッキにはほとんど刺さるという点、《グラエナ》はエネルギーを使うことなく《ミュウVMAX》を一撃できぜつさせることができるため、これらをうまく使えるであろうCL愛知の際に使用した【幻影トゲキッス】をベースにデッキを構築してみることにしました。
ですが、どうしても《オリジンパルキアVSTAR》のダメージが高く、《トゲキッスVMAX》が一撃で倒されてしまうという問題に直面し解決の糸口を探していました。
その糸口が見つからず1週間ほどしたある日、以前ワザ「すっからかん」を持つ《グランブル》を組んでいたこともあり、遊びで《ヒスイウインディ》を軸としたデッキを組んだところ、構築を工夫すればあらゆる対面に対応できる可能性を秘めていることに気づき、細かく調整してみることにしました。
その結果、今回使用に至ったデッキにたどり着きました。

■環境デッキレシピ一覧

上記の考察を踏まえて、想定される上位2種類の環境デッキレシピはこのような感じだと思います。

【オリジンパルキアVSTAR】

デッキコード:【wVkVkF-3rlDbz-bkkk1w】

●メリット
・《インテレオン》ラインや《カイ》による序盤の安定度が非常に高い。
・《オリジンパルキアVSTAR》の特性「スターポータル」によりエネルギーの供給が自己完結できている。
・《オリジンパルキアVSTAR》のワザ「あくうのうねり」のダメージが最大260出せるため、《こだわりベルト》を絡めると、相手のVSTSRを一撃できぜつさせられる。
・《かがやくゲッコウガ》のワザ「げっこうしゅりけん」で相手のベンチを狙撃できるため、相手のHP90以下のシステムポケモンをきぜつさせれば、テンポを取ることができる。
・《かがやくゲッコウガ》の特性「かくしふだ」で《オリジンパルキアVSTAR》の特性「スターポータル」の条件を満たしつつ、手札を補充できる。

●デメリット
・デッキを構築するのにお金がそれなりにかかる。

【ミュウVMAX】

デッキコード:【L9H6Qn-S9ucVX-ngNnnL】

●メリット
・後攻1ターン目に210ダメージ以上出せる。
・《ウッウロボ》によりあらゆる状況で逆転のチャンスが発生する。
・《ミルタンク》などのワザのダメージを受けない相手にも対応できる。
・《ミュウV》のワザ「サイコジャンプ」により耐久よりの動きもできる。
・《フュージョンエネルギー》のおかげで《ガラルマタドガス》などの特性を受けない。

●デメリット
・デッキを構築するのにお金がそれなりにかかる。
・《ウッウロボ》等、どこかのタイミングで運に頼る必要がある。

■今回使用したデッキレシピ

デッキコード:【kFV5FV-c3DYUJ-kb1Fkk】

《ヒスイウインディ》をメインアタッカーに、有利が取りきれない【オリジンパルキアVSTAR】に対して対抗できる《サンダース》や《マナフィ》を、【ミュウVMAX】対策として《グラエナ》を採用し、広い対面において五分以上で戦えるデッキを意識して構築しました。

●このデッキのメリット
・非Vで160ダメージを出すことができる。
・非Vであるため、サイドレースで多少遅れても逆転することができる。
・ワザを打つために必要なエネルギーが0なので、ワザを打つまでのハードルがない。
・エネルギーを入れる必要がないため、対策カードを複数枚採用できる。
・《ゾロアーク》の特性「げんえいへんげ」で相手に合わせてアタッカーを変えられる。
・《ザクロ》と《こだわりベルト》を絡めれば、ほとんどのVをきぜつさせられる。
・《ヒスイウインディ》が闘タイプなので、《アルセウスVSTAR》や《ハピナスV》の弱点をつける。
《ヒスイガーディ》のワザ「ぼうぎょしせい」のおかげで先攻と後攻が入れ替えられ、サイドレースで不利になりづらい。
・常に手札が0枚になるので、《マリィ》や《ツツジ》の手札干渉を受けづらく、使われた場合は手札が増える。

●このデッキのデメリット
・手札を0枚にする必要があるため、0枚にできないとワザのダメージが出せない。
・対策カード等を複数枚採用したことにより、安定度がめちゃくちゃ高いわけではない。
・相手の手札に干渉することができない。
・スタジアムを採用していないため、相手のスタジアムを張り替えることができない。

ここから有料記事です。
有料記事では【ヒスイウインディ】デッキの採用カードの解説や具体的なデッキの動かし方をご紹介しています。このデッキが苦手とされる【オリジンパルキアVSTAR】への勝ち方対策カードなども解説しておりますので、気になる方はご購入いただけますと幸いです。

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