東京CL 【シルヴァディバレット】
チャンピオンズリーグ お疲れ様でした!
マスターリーグ 525位のはじめ(@Scenariocode)です。
東京CL2020では、想定していたデッキとは当たらず、3-3という結果で終わりました。
ですが、ジムバトルやサイドイベントで全勝した実績とCLでも戦い抜けるポテンシャルのあるデッキです。
なので、今回使用した【シルヴァディバレット】のデッキの中身と各カード採用理由、各相手へのプレイングなどをご紹介したいと思います。
初めての有料記事ということで、以前の記事と比べ、かなり内容を濃くし、皆様に価値のある情報を記事にしたつもりです。もっとこういうところを詳しく知りたいなど、ご意見やご指摘がありましたら、DMしていだきますようよろしくお願いに致します。
至らない点が多いかと思いますが、読んでいただけると幸いです。
●環境予想
オルタージェネシス発売後、環境を揺るがすであろうと考えたカードが3枚あります。
まず1枚目が『メガミミロップ&プリンGX』
このカードの出現により、GXポケモンを複数並べるデッキに対して280以上の打点が出せるため、ゾロアークGXなどのデッキよりTAG TEAM数枚で戦うようなデッキが好まれるのではないかと考えました。
2枚目が『アルセウス&ディアルガ&パルキアGX』
強力なGX技を持っているため、非GXに人権が無くなると考え、非GX(案としては化石やフーパブラッキー)を握るという選択は頭から外しました。
最後の1枚が『混沌のうねり』です。
このカードによってスタジアム♢(プリズムスター )や無人発電所などのスタジアムによって相手の動きを止めることに依存するデッキは勝つのが難しくなるのではと考えました。
・各大会やジムバトルの結果分析
各デッキの使用率を見ていくと、一番多いのはレシリザ系のデッキになっています。
次に多いのは3神系やミュウミュウ系のデッキです。
3神はケルディオGX、フェロマッシ、グレイシアGXなど様々なポケモンと組み合わせるパターンが数多く見られます。予想通り3神の出現により、非GXのデッキが激減していました。
また、無人発電所が苦手なミュウミュウ系デッキも混沌のうねりにより以前よりも使用率が上がったように感じます。
この時点での使用率という視点でのTier表が
こんな感じだと考えました。
●なぜこのデッキを握ったのか
各デッキの使用率から環境予想をした結果、レシリザ、ミュウミュウ系、ルガゾロ、カラマネロ系、3神の5つのデッキに不利がつかないデッキを握る必要がありました。
ですが、環境デッキはタイプがバラバラでどう対処しようかと考えていたところ、目をつけたのが「メモリ」です。
シルヴァディ専用の道具の「メモリ」は様々タイプに変化する能力を持っているため、弱点をつけば一撃でTAG TEAMが倒せるのでは?と考えました。
また、「メモリ」を付けるシルヴァディGXはリセットスタンプ などの手札干渉にも耐性を持っているため、終盤もテンポが衰えることなく戦える点も強力なためデッキを作成しました。
ここから有料記事となります。
●デッキレシピと各カードの採用理由
レシピは以下の通りです。
【ポケモン】
・シルヴァディGX 4-3
このデッキのメインアタッカーです。
基本的にシルヴァディGXを2体並べることを意識します。
タイプ:ヌルを4枚にした理由は、タイプ:ヌルスタートでゲーム開始したい+オーキド博士のセッティングでタイプ:ヌルを2体並べられないという2点を解消するために増やしました。
・ペルシアンGX 1-1
アタッカーとしても活躍するGXデッキには無くてはならないサポートポケモン。
メモリを付けたシルヴァディGXを無視して他のポケモンを倒すといったプランを取りにくいため、キャットウォークを上手く使えます。
こだわりハチマキを付ければ、スラッシュバックGXでデデンネGXやカプ・テテフGXなどの相手のベンチにいる使い終わったサポートポケモンを倒してサイドを進められるため非常に優秀です。
・アローラベトベトン 1-1
ギラティナ、ミュウミュウ、フーパやケルディオGXを封じる特性を持つメタポケモン。
出しておくだけで相手のテンポが遅れるので、相手によっては積極的に出します。
・マグカルゴ 1-1
このデッキにおいてかなり重要なポケモンです。
ディスクリロードと組み合わせれば、その時欲しいカードを1枚持って来られる強力なコンボです。
最初にオーキド博士のセッティングを使う際は、必ずマグマッグをベンチに並べます。
・メタモン♢
シルヴァディGX、ペルシアンGX、アローラベトベトン、マグカルゴになることができるポケモンです。
ゲーム展開を考えて最初のオーキド博士のセッティングであえて並べないことがあります。
・カプ・テテフGX 2
最初の出番にオーキド博士のセッティングを使える確率を上げるために採用しています。
ネストボールを採用していないので、いかに素早くタイプ:ヌルとマグマッグを並べるかが鍵です。
・マーシャドー(リセットホール)
このデッキの弱点である無人発電所を割れるポケモンです。
UB(ウルトラビースト)に対しても打点を出せるのも魅力の1つ。
・ミミッキュ(フェアリー)
まねっこは前の手番に相手が使用したワザを使えます。これを利用すれば、非GXでありながらフレアストライク(230)+ククイ博士(20)+こだわりハチマキ(30)で280を叩き出せます。
他にも3神を相手にアルティメットレイを弱点込みで300出せるので、使い勝手が良いです。
【グッズ】
・ウォーター、ファイト、サイキックメモリ
ウォーターメモリ→レシリザ、リザテル
ファイトメモリ→ゾロアークGX、メガミミロップ&プリンGX、ピカゼク、ブラッキー&ダークライGX
サイキックメモリ→ミュウミュウ、アーゴヨン、エルレイド
などの各ポケモンへの対策を考えての採用です。
不用意につけるとフィールドブロアーで割られるので、相手のポケモンを倒す瞬間にだけ付けるように気をつけます。
・ハイパーボール、プレシャスボール、ポケモン通信 4-3-2
ハイパーボールは、シルヴァディGXのディスクリロードを活かすために、不要な手札のカードを減らしながらシルヴァディGXに繫がるカードなので、4枚採用。
プレシャスボールは、シルヴァディGXとカプ・テテフGXを積極的に場に出す場面が多いため、3枚。
ポケモン通信は、進化ポケモンが多いデッキなので、ハイパーボールで進化ポケモンを安易に捨てるのが難しく、進化ポケモンを戻してたねポケモンを並べる動きができるので2枚採用という形です。
・ぼうけんのかばん
ポケモンのどうぐを複数枚採用しているこのデッキではかなり強力なサーチ手段です。
ピンポイントで今欲しいメモリやこだわりハチマキなどを持ってこれます。
・レスキュータンカ
序盤に切ってしまったポケモンや再度並べたいポケモンを回収するために採用。
マグカルゴやニャース、アローラベトベトンが落とされやすいので、メタモン♢で再度進化することを狙います。
・フィールドブロアー
苦手な無人発電所や、ジラーチのエスケープボードなどを割る役割です。
エスケープボードを割る際は、リセットスタンプやジャッジマンを使う前に使用すると効果的です。
・ともだちてちょう
グズマ、ジャッジマン、ククイ博士、アセロラを状況に応じて、デッキに戻して使い回します。
・こだわりハチマキ
メモリで対応できないTAG TEAMをバディブレイブ(120)+バディブレイブ(120)+こだわりハチマキ(30)で270を狙えるので採用しています。
ペルシアンGXに付けてスラッシュバックGXをすることも多々。
・Uターンボード
ポケモンいれかえ枠
エネルギーの採用枚数が少ないこのデッキには無いと困る。
極力エネルギーを使用せず、ポケモンを入れ替えたいため、手札に戻ってくるこのカードを採用。
・グレートキャッチャー
手札を減らしながら相手のポケモンを引っ張り出せるので、ディスクリロードと相性が良かったため採用。
・スイレンのつりざお
道具+ポケモンを回収できるため、一度使用した道具を使い回せます。
相手によって道具を使い分けるこのデッキにはかなり相性の良いカードです。
・リセットスタンプ 2
相手の手札に干渉できる強力なカード。
ゲーム中、必ず1回使いたいため2枚の採用。
【サポート】
・オーキド博士のセッティング 2
デッキの初動を握るカードです。
オーキド博士のセッティングは1度しか使わないかつサイドに落ちてると困るので2枚採用。
・ククイ博士 2
【ククイ博士(20)+バディブレイブ(120)】×2(弱点)で280を狙います。
TAG TEAMを一撃で倒す役割を持っており、TAG TEAMを2体倒せば勝てるため、2枚採用。じならしからククイ博士で欲しいカードを引っ張ってくることもしばしば。
・ジャッジマン 2
お互いの手札をリセットできるカードですが、ディスクリロードにより自分は手札を増やしながら戦えるので採用しました。
・グズマ 2
グレートキャッチャーやともだち手帳も採用しているので2枚で足ります。
・グズマ&ハラ
無人発電所がきついこのデッキにはあって嬉しい1枚。
エネルギーや道具まで持ってこれるので便利なサーチ手段です。
・グラジオ
このデッキには1枚詰みのカードが複数枚あるため、欲しいメモリなどがサイド落ちした際のケアカードとして採用しました。
また、グラジオがサイドから手札に戻ってくるため、バディブレイブのダメージを上げてくれる役割も持っています。
・アセロラ
非GXや中打点(ゾロアークGXなど)を相手にテンポを遅らせる動きができるので、1枚採用しています。
【スタジアム】
・混沌のうねり 2
無人発電所対策。
【エネルギー】
・ダブル無色エネルギー 4
シルヴァディGXを最大限活かすために4枚採用。
・カウンターエネルギー 2
基本的にはミミッキュに使いますが、ペルシアンGXにダブル無色エネルギーと一緒に使う状況があります。
・トリプル加速エネルギー
基本的にはペルシアンGXに付けることが多いですが、終盤にバトル場に出されたマグカルゴなどのサポートポケモンをにがす役割も持っています。
ダブル無色エネルギーの場持ちが良いため、1枚採用。
●採用を検討したカード
・メガミミロップ&プリンGX
対レッドパーフェクションやゾロアークGXを相手に使います。
GXが3体並んでいるだけでジャンピングバルーンの威力が240となり、2進化GXやTAG TEAMすら射程範囲に入る強力なアタッカーです。
非GX相手にスタートポケモンとしてメガミミロップ&プリンGXを出さざるを得ない状況になった場合、負け筋に直結する可能性があるので、不採用。
・エネくじ
エネルギーの総数が少ないため検討。
マグカルゴやペルシアンGX、シルヴァディGX、グズマ&ハラのおかげで無くても回るようになったため、見送りました。
・無人発電所
相手の特性を止めるために採用を検討したのですが、自分が動けなくなると負けてしまう可能性があり、使いたい相手も限られるだろうと考え、不採用。
●東京CL2020の戦績
一回戦目 不戦勝⭕️
二回戦目 悪バレット⭕️後攻
三回戦目 レシゼク⭕️先攻
四回戦目 サーナイトシルヴァディ❌後攻
五回戦目 ルカメタ❌先攻
五回戦目 サナニンフ ❌後攻
以上の結果となりました。4回戦目でファイトメモリがあれば勝ってたのですが、間違えてマグカルゴに貼ってしまい負けてしまいました。あのプレミがなければ、もっと上に上がれたと考えています。ルカメタやサナニンフはいても少ないだろうと考え、切り捨てていましたが思ったより使用している人数がいたのは誤算でした。
●各デッキのプレイング
・レシリザ 有利⭕️
ウォーターメモリをつけながら、バディブレイブをぶつけます。
先攻カキからシルヴァディGXかタイプ:ヌルが1体やられますが、キャットウォークやじならしでククイ博士とウォーターメモリをサーチして倒します。ウォーターメモリがサイド落ちした際は、ミミッキュプランに変更して、ククイ博士こだわりハチマキで返すと良いです。
・ルガゾロ 有利⭕️
シルヴァディGXの弱点を突くイワンコを真っ先に倒します。
また、ファイトメモリがかなり重要になるので、必ずサイド落ちを確認しましょう。
バディブレイブでゾロアークGXやペルシアンGXを倒しながらサイドを先行し続ければ、案外余裕で勝てます。
・カラマネロ系 有利⭕️
アローラベトベトンでギラティナの動きを止めながら、バディブレイブでカラマネロを倒していきます。
ガブギラにはミミッキュのカラミティエッジ(まねっこ)で返しましょう。
スペネクにはククイ博士が重要なので、使いどころを見極めて使用します。
・ミュウミュウ系 有利⭕️
アローラベトベトンを真っ先に立てましょう。そうすると、相手はリザテルにエネルギーをつけ始めるので、ウォーターメモリで返り討ちにします。対超バレットと対レシリザへの動きが覚えられたら、ここで言うことは特にありません。ただし、隠密フードが1枚〜2枚採用されていると思うので、存在だけは忘れないようにプレイングを気をつけましょう。
・3神 有利⭕️
ほとんどがケルディオGX型だと思うので、真っ先にアローラベトベトンをベンチに立てます。
アルティメットレイにはまねっこ、ソニックエッジにはこだわりハチマキククイ博士バディブレイブでしっかり返せば余裕です。
ただ、序盤の展開がもたつくと負けかねないので、中盤までにはマグカルゴ、ペルシアンGXラインはしっかり立てて、カウンターミミッキュで挽回する流れを作りましょう。
・サナニンフ 不利❌
無人発電所やフェアリーチャーム特性が入っているため、厳しいゲームになります。
フィールドブロアーは必ずフェアリーチャーム特性に使いましょう。大体のデッキが1枚採用なので、割らないと一生勝てません。
また、アセロラやまんたんのくすりで耐久されてしまうとサポートがどこかで足りなくなります。サナニンフ戦ではサポートをむやみに使用するのは控えるように気をつけましょう。
●まとめ
このデッキのメリット
・採用するメモリによって様々なデッキに対応できる。
・相手の手札干渉をほぼ受けないため、手札事故が起きづらく、最後まで失速せず戦える。
・1進化GXポケモンでありながら、TAG TEAMをワンパンできる。
このデッキのデメリット
・序盤の展開が少し遅い。
・無人発電所に弱い。(混沌のうねりで対策)
・練習がそれなりに必要。(大切)
●あとがき
いかがでしたでしょうか?
初めての有料記事なので、気合を入れて書かせていただきました。スタン落ちも発表され、使えないカードが増えていくと思いますが、それまでの短い期間このデッキを一度でも触っていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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TwitterのDM:@Scenariocode
画像引用元:https://www.pokemon-card.com/
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