#26 大学の癖強な先輩②
以前のコーヘイさんの話のインパクトが強すぎて
次何を書けばいいのか行き詰まってしまって
燃え尽き症候群みたいな感じになってました。
なんとか頭をひねって記憶をほじくり回して書こうと思います。
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今回に書く「癖強世代」の人は
キャプテンと監督をやってくれたレイさんだ。
レイさんはコーヘイさん同様、明るくてフレンドリーな人だ。
私たち後輩のこともよく可愛がってくれたし
いじる時はとことんいじってくるし
同期のこともよくいじっていた。
ある時レイさんが言った台詞
「俺らの学年頭おかしいヤツばっかりやろ?
それに比べて俺が1番まともやろ?」
「 ん〜たしかにコーヘイさんほどじゃないんだけど
レイさんもなかなかクレイジーですよ?」
と言おうと思ったが、根性焼きされたらどうしようという気持ちが過って「そうっすねェ」と言った。
レイさんの癖強エピソード
①
ある日のリーグ戦が終わって
ユニフォームからスーツに着替えている時
後ろから誰かに驚かされた。
私はビビりなので「うわびっくりした!」といいながら振り向いた
レイさんだった。
レイさん「ハジメ、今びっくりした?」
私「はい!びっくりしました!」
レイさん「よっしゃ!みんなでびっくりドンキーいくぞ!」
??????????????????????
どどどどどどどどどどどどどどういうこと????そんな誘い文句ある??????????????????????
意味不明すぎてこのとき私の頭の中で
「the X files」のBGMが流れた。
(誰もが絶対聞いたことがあるあのBGMです。)
この事がきっかけで
リーグ戦が終わったあとや
練習試合で遠くに行った時には近くのびっくりドンキーに行くことが定番になっていた。
②
レイさんは笑いのツボが浅いのかそうでないのかが分からない時がある。
しかし、レイさんが絶対笑うのが
私の名前を絡めたくだりである。
私の近くで私に聞こえるように
「いや〜今日の練習終わりやなぁ」
とレイさんがぼそっと言う。
それに対して私は自分の名前にかけて
「いや、はじめです。」
というとレイさんはゲラゲラ笑う。
「今日の学祭ももう終わりやな!」
「いえ、はじめです!」
ぎゃははははは!
「今日の打ち上げも終わりやな!」
「いや、僕はまだはじめだとおもいますけど?」
ぎゃはははははははは!
私がnoteをはじめて最初に書いた記事
「はじめまして」を読んで1人で爆笑するくらいに
はじめ というワードに彼はとても弱いらしい。
③
野球部が練習していたグラウンドの最寄駅は
関屋駅だった。
グラウンドから関屋駅までを往復で走るランメニュー
通称"関屋ラン"をやっていた時
大学は夏休みで残暑で暑い日だった。
田舎ということもあり、坂道が多く、朝からゼェゼェ言いながら走っていた。
折り返しに差しかかる時に、後ろから原付の音が聞こえてきた。しかもめっちゃ煽ってくるようにアクセルを回していた。
後ろを向いている暇などなかったのですかさず道路の端に寄った。
はやく抜かして欲しかったのでペースを少し落とした。
原付がやっと抜かしてくれた。
んん?なんか視線を感じる…
「おいハジメ、今ペース落としたやろ!?
しっかり走れよ〜ぎゃははははは!」
レイさんが満面の笑みで原付で颯爽と私たちを抜かしていった。
誰かが苦しんでいるのを見てこんなにも嬉しそうな顔をする人は
レイさんと桃鉄のキングボンビー以外に私は見たことがない。
またレイさん達とご飯食べに行きたいなぁ
その時はしっかりと
「はじめです!」とツッコめる準備だけはしておこう。