はじまり商店街の事例紹介②CAFE SALVADOR BUSINESS SALONのコミュニティビルディングの取組
背景
5月から4年目に突入する「CAFE SALVADOR BUSINESS SALONのコミュニティビルディングの取組」(茅場町)は、はじまり商店街にとって株式会社設立の大きなきっかけとなるものでした。
▶CAFE SALVADOR BUSINESS SALON
当時の茅場町は、働く人が多くいるまちというイメージでした。
そんな茅場町駅直結のCAFE SALVADOR BUSINESS SALONはとても雰囲気が良い素敵な空間です。
CAFE SALVADOR BUSINESS SALONの良さをより多くの人に知ってもらい、足を運んでもらうために、茅場町をベースに開発をしているディベロッパーの平和不動産さんからはじまり商店街にご相談をいただきました。はじまり商店街の前身となるBETTARA STANDの実績を知り「BETTARA STANDのようなにぎわいをつくってほしい」という内容でした。
▶︎BETTARA STANDとは?
移動可能な動産・タイ二ーハウスやDIYで作る屋台などを活用し、駐車場となっていた土地をイベントスペースとして運用していました。20○○年で暫定利用を終えました。
役割
はじまり商店街ではCAFE SALVADOR BUSINESS SALONのコミュニティビルディングのための施策として、以下を実施しています。
・イベントの企画・運営
・イベントに関する調整
・イベントに関する広報
・近隣との関係構築
具体的内容
<イベントの企画・運営>
平和不動産は「街づくりに貢献する会社」というステートメントのもと、地域のディベロッパーとして歴史のあるまちを大切にしながら開発をしています。はじまり商店街は、平和不動産さんの中でも特に地域共創部が茅場町にて手がける事業に伴走し、地域のコミュニティづくりや茅場町でのにぎわいづくりを目的としたイベントを行っています。
・朝読書 オンライン/オフライン
オンラインにて一緒に本を読み、お互い本の紹介をし合いながら「読んで、聞いて、話す」場です。オフラインではCAFE SALVADORのオープン時間から集まり、集まった人で毎月違うテーマで持ち寄った本を読み、感想のシェアを行うことで本を通じて交流します。
読書がなかなか習慣化しない、読む機会がないと読まない、という方におすすめの企画です。
オンラインとオフラインを交互に行うことで、相互の企画で流動性が生まれ、朝読書の参加者がコミュニティ化していきます。スピンオフ企画として、朝読書の参加者がCAFE SALVADORで「一箱古本市」を行うなど、つながりづくりや茅場町に愛着を持つことへ寄与しています。
・よりみちトーク
「茅場町よりみちトーク」は、帰るにはちょっと早い、まだパワーがあまってる、なんか誰かと喋りたい…そんな時に、サクっと寄り道できる場所としてCAFE SALVADOR で開催されるイベントです。CAFE SALVADORへ足を運ぶきっかけとなり、近隣で働く方達の集いの場となることを目的としています。
・ ニホンバシしごと喫茶
茅場町や活動に関わるヒトたちにとってのフォースプレイス(4th place:人との繋がりが生まれ、自己実現ができる場所)をつくるべく、CAFE SALVADOR で行っているトークイベントです。CAFE SALVADORへ足を運ぶきっかけと、近隣で働く方達の集いの場となることを目的としています。
・茅場町駅前マルシェ
CAFE SALVADOR で空いている軒先スペースを有効活用するために、今までに福島県の矢祭町もったいない市場、山梨県の白州ファーマーズマーケット、同じく山梨県のお野菜がベースのプラスヤオヤなどとタッグをくみ、マルシェを行っています。
上記のイベントについて、地域や平和不動産さんと共創しながら、メインで調整を行っています。
<イベントに関する広報(イベントページの作成、周知)>
弊社はFacebookのフォロワー数5000人以上、Instagramのフォロワー数900人以上、Peatixのフォロワー数8000人以上であるため、イベントの周知はSNSを中心に効果的に行います。
周知用のバナー画像は独自で統一したデザインで作成し、はじまり商店街が主催者として周知しました。
SNS等を中心に広報を行っており(Twitter/Facebook/Instagram/Peatix)広報の効果を高めるため、特にFacebookは広告を活用しています。
<近隣との関係構築>
地域のプレイヤーや企業とつながり、イベントに参加してもらうなど、関係構築を行います。
例えばはじまり商店街のコミュニティビルダーが近隣のパン屋さんや酒販店、地元企業などとコミュニケーションをとり、まち歩きイベントで立ち寄らせていただいたり、マルシェへの出店や什器の貸し借りを行える関係性を構築しました。
はじまり商店街の強み
・継続して地域と細やかなコミュニケーションをとることで、長期的にまちに携わります。
・その場を活かしたにぎわいづくりを行うため、売り上げにつながります。
・コミュニティビルダーがまちに愛着をもって関わることで、ジブンゴト化したまちづくりができます。(いちユーザーとしての意見も持てます。)
・イベント参加者や地域プレイヤーなどと関係構築を行い、コミュニティ形成を促進できます。
おわりに
点でなく面でとらえたまちづくりに伴走するべく、まちで細やかなコミュニケーションをとっていくはじまり商店街。
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