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銅線直通(自作キーボード)

自作キーボードではPCB(プリント基板の総称)に各部品を固定してキーボードとして成立させています。PCBはFR4で銅線を中に挟んでいるだけですから曲げたりすれば切れる事もあるでしょう。設計はすれど基板製造は委託なので製造不良も数少なくともあるかと考えます。

今回は自作キーボードの初心者が何とか組み上げた中でどうしても導通しなかったキースイッチを直接銅線で繋げた話です。トラブルシューティングになれば幸いです。

トラブルシューティング例

PCにキーボードとして認識されない


・ファームウェアの書き込みをやりなおす
・マイコンと基板のピンやはんだ付けを見直す
・マイコンを変える(ファームウェア書込をお忘れなく)

1つか2つ程度のキーが反応しない


・スイッチ交換(金属足が曲がっている)
・スイッチソケットはんだ付けしなおす
・キーコード確認(数字など簡単推奨)

行または列の複数キー反応しない


・はんだ付けを見直し必要に応じやり直す(特定のピンのみはんだ不良など)
・テスターで導通を確認して直通させる

私が引き起こしたトラブル
行の半分が反応しない、はんだ付けした箇所を温めたり、はんだ吸い取ってやり直し等をやりきって、マイコンとダイオードを直通させる道に進みました!

必要な道具とやり方


下記リンクを参考にしました。ワイヤーストリッパー代わりにニッパーで電線の被覆をはがしました。


 イエロー&ブルーがよきコード


ホームセンターで400円くらいだったかしら


直通1か所目、これは始まりでした


自作キーボードの具体例

KiCadのPCB設計図や回路図の参照、またはダイオードの三角側とマイコンのGPIOを当てて導通確認

ピーって鳴ります
2か所目に至り途方に少し暮れる
被膜を取ってと
直通2か所目、終わった~!


パーツとの干渉がないか確認して必要に応じてニッパーやヤスリがけで仕上げ

 傾斜(チルト)オプション部品をヤスリがけ
ボトムプレートをニッパー等でパキパキと削る

自作キーボードおもろいで

既製品を買えば動いて当たり前かもしれませんが、自ら組み立てて動いた瞬間の喜びはひとしおです。

市販品にはない規格、キー全てを思いどおりに設定できる拡張性、スイッチ・キャップ・ケースなどを自分好みに変えるカスタマイズ。楽しみに終わりがありません。

今後も色々とトライアルしたいなとしみじみ、トラブルひとつも得られた知見から次に活かせるのでたくさんキーボード生えそうです。ではまた。






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環
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