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1日1万字短編企画やってみたレポ
「1日1万字短編企画」とは?
1月19日(日)
【1日1万字短編企画】を実施しました。
何かの公式企画みたいに書いてますが、私、はいじが1人で考えて1人で粛々と行った企画です。
どんな企画かというとタイトルのまま。
1日で1万字以内の短編を書き上げて、その日中にどこかの投稿小説サイトに投稿する、というシンプルなものです。
先に結果をお伝えしておくと——。
無事に1日で1本短編を仕上げ、投稿サイトにアップする事に成功しました!
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ただ、1日1万字企画と銘打っていたもの、結果仕上がった作品は「1万5千字」になりました。
今回の記事は、この企画への挑戦レポートブログになります。
実際にやってみた感想として、創作者の方にはけっこうオススメだと感じました。
そこで今回は、この企画がどんな字書きの方に向いているのか、そして私自身が得た成果について、ポイントを絞ってレポしていこうと思います。
目的・挑戦の動機
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企画の目的
・「短編」に適したテーマ選びの特訓
・物語をコンパクトにまとめる力を養う
・「完璧」を追い求めすぎず、限られた時間で作品を仕上げるスキルを磨く
この企画を始めようと思ったきっかけは、自分の中で「物語を1本作り上げる」事への心理的ハードルがかなり高くなってしまったことでした。
≪心理的ハードル≫
・物語には必ず大きな事件を起こし、ドラマティックにしなければならない
・必ず印象的なオチを用意しなければならない
・二人の仲が進展する過程には、丁寧に時間をかけた描写が不可欠である
もーーー!こんな事を考えてたら気軽に書き始められないんですよ!!
私は、もっと気軽に思いついたネタを「作品」に仕上げたくて、この企画を思いつきました。
実施の流れ
①企画のスタートをSNSで宣言
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できれば、執筆中の進捗や途中経過もSNSで報告していくのがオススメ。
これが、企画成功の一番のカギになります(理由は後ほど)
②死ぬ気で書く!書きまくる!!
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③潔く投稿
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校正出来てないとか、色々矛盾があるとか関係ない。
「完璧」は追い求めるとキリがない。
\さぁ、投稿しろ!/
④ありのままをSNSに報告
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成功してもしなくても、挑戦の結果は宣言した以上報告するべし。
得られた3大成果
・自信
「1日で1作品を仕上げられた!」という達成感が自信に。
(失敗しても、必死にやった分だけ形になった作品が自信をくれる)
・自覚
自分が作品制作のどの部分で時間がかかってしまっているか自覚できた。
・仕上がった作品
↑そう、ほんとそう。
出来上がった達成感もそうなんですけど、この企画の何がいいって1日で1作品がこの世に自分の成果物として誕生する事ですよ!!
「作品」は読者の方と私を繋ぐ「扉」なので、いくつあってもいいから!
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この企画に向いている人
・1作品仕上げるのに時間がかかってしまう人(そう思い込んでいる人)
・「完璧主義」で「こだわり」過ぎてしまう人
・作品を書くと「長編」になりがちな人
・自分に自信を付けたい人
つまり「私」みたいな人!
特に完璧主義でこだわりが強い人はやってみる価値大。
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「完璧」はこの世界のどこにもなく、時に「こだわり」は作品を書き上げるうえで不要なプライドとなり、自分の足を引っ張っることもあるので。
制限時間は、そんな足枷を外し、創作の可能性(幅)を広げるチャンスをくれます。
挑戦のコツ
1日で1万字レベルの短編を仕上げるためのコツと工夫は、小手先の技術や考え方を色々列挙するよりもコレが一番ですよ。
それは「実施の流れ」でも説明した
①企画のスタートをSNSで宣言
なんでコレが一番大切なのか。
ソレは、1日で1作品仕上げるのに必要なのは、どれだけ終わらせようと「本気(必死)になれるか」だからです。
根性論ですよ。根性論。これ以外にないです。
特に、スタートして3~4時間経過したあたり。
私の場合は昼過ぎくらいですね。
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この辺で、あまりにも終わる気配のない物語に「え、うそ。もう昼!?ちょっ、コレ本当に終わる!?っていうか推敲する時間取れる!?出来なかったらそのまま作品を衆目に晒すの!?無理無理無理無理!こわいこわいこわいこわい!!!むりぃぃぃっ!」ってなりました。
そう、かなり精神的にクるんです。
正直、企画中投げ出したくなることは一度や二度の話じゃありませんでした。
なのでXに宣言する、というのは「宣言効果」を駆使し、自分に背水の陣を敷くのにもってこい。途中経過も報告することで、自分へのケツ叩きにもなるので——
SNSへの宣言は特におすすめ……いや、絶対やった方がいいです。
次回に向けて
コレ、近いうちに第2回目もやってみたいと思ってて。
その場合、私にとっての課題は
「序盤に考え込み過ぎない」
この一択です。
ともかく1日で作品を仕上げようと思った時、一番時間を食っているのが「序盤」なんです。
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最初は余裕をこいて、締切直前になって大慌てすることが多いのは、自分でもよく分かっていました。1日で作品を仕上げるこの企画では、その悪しき習慣(問題点)が1日に凝縮されて、目の前に叩きつけられる感覚が凄くて……。
なので、次回は序盤からラストスパートに駆け抜けた「あの感じ」を発揮できるように意識したいです。
最後に
そんなワケで、【1日1万字短編企画】のレポでした!
もし「挑戦しようかな……でも」と迷っている方がいるなら、ぜひやってみてほしいです。成功でも失敗でも得られるものは多いですし、「失敗」は恥ずかしいことではありません。
挑戦後に自分なりの「まとめ」をすると、挑戦の中で、自分だけの創作のヒントが見つかるはずなので。
それでは、長々お付き合い頂きありがとうございました!
今回の企画で書いた作品はこちら↓※BLです
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【ぼっちはいやだ】(リンク先はpixivです)
私の焦り散らかしながら書いている背景を思い浮かべながら読むのも、また一興かもしれません(とおいめ)