あえてマウスとペイントで絵を描く。ということについてnote版(Ver.10-B)

(初出:2021年1月10日(Ver.10-A))
(2021年1月10日 Ver.10-A から Ver.10-Bに加筆・修正・更新)
(※Pixiv BOOTHに過去に投稿したものを加筆・修正してこちらにもアップロードした)


~自分があえてマウスとMSペイントで絵を描くようになったワケ。そのきっかけ~


これにはいろいろな要素がけっこうそれなりに、フクザツにからみあっていたりする。


最初のきっかけの中には、周囲の人間に対しての「疑問」や「疑念」「怒り」や「いきどおり」といったネガティブなものが初期衝動や原動力になっている(なっていた)ような部分もあって...


かつて自分の身の回りには

「絵、イラストの世界に興味がある」
「絵を描きたい」

「でもペンタブがない」
「絵を描くためのソフトもない」
「そしてそれらを買う金もない」

「いやぁパソコンで絵描くんならちゃんとした有料の、プロ仕様のソフトじゃないとダメでしょ~」

「ペンタブじゃないと絵なんて描けないでしょ」

「いや、鉛筆とかシャープペンとかじゃなくてパソコンで絵を描きたいんだよねぇ」

と、口ではすごい言うんだけど何年もいっこうに実際描き始める気配を見せないという人間がけっこういて。


自分にはそれらが道具や金がないことを「言い訳」にしているようにしか聞こえなくて。



当時でも完全無料のPC用お絵かきソフトや、もともとは有料版だけど機能限定で無料でも使えるものも事実存在はしていたし、

「いやべつに最初はとりあえず練習するのに無料版や試用版でもいいんじゃないの?ってかやろうと思えばべつにシャーペンと紙でも絵はかけるんじゃない?」

みたいにはいちおう当時から思っていて、実際意見というか疑問として面と向かって言ったりもしてたんだけど
「いやぁ~...」とかなんかあいまいな返事しか返ってこなかったりすることも。


ほかにもなんだか有名ななんちゃらアニメーション関係の専門学校を卒業した!ということをすごい傘に着てるんだけど、ぜんぜんもうやっぱりすごい口先ばっかりで、

「別にお前自身が今現在なんかしらの創作行為をしているワケでもないのになにゆってんの!?」

みたいな、とにかくなんかすごい妙に上から目線でたいそうなご高説たれてるんだけどその実いま現在はソシャゲ廃人&パチスロジャンキーで家でごろごろしてるだけでどっか遊びに行くみたいなことで人を呼びつけておいてさんざん部屋でぐだぐだしたあげく先に寝るとかそんな"人種"ばっかりしかなんだか知らないけど自分の身の回りにはいなくて。


なんかだんだんイラっとしてきて。


そういう周囲の人間への逆ギレ?当てつけみたいなので、もう極端なカタチで
「いやかならずしもカンペキな道具や相応の金とかなくてもホントにやろうと思ったら絵とかべつに描けるだろ!?」
というのを論より証拠で実際にやってみせることで憤りやストレスを発散し、ぶつける。みたいなのが「あえてマウスとMSペイントで絵を描く」という行為に手をそめた本当に最初のとっかかり、きっかけ....だったかなぁといった感じ。



だから最初はとくに、そこまで自発的にイラストやマンガ、アニメの世界にどっぷりと浸かってて...という感じでもなかったし、すごい小さい頃から絵を描くのが好きでずーっと絵を描いてばかりいた。というような経歴・エピソードもなんにもない状態から何を思ったか突然描き始めた。と言ったほうがたぶんおそらくより正確かもしれない。
(余談だが子供の頃はなぜかどちらかというと"アニメ"よりも"特撮モノ"ばかり見ていた。戦隊ものとかメカニカルでサイバーなイメージの変身ヒーローものとか。)


それで、こう...なんというかどうせならより極端なかたちでやっていったほうが...


具体的にはただ「マウスとペイントで描きました」というだけじゃなくて、「は?え?これマウスで描いたの!?ありえなくない?」ってぐらいの、絵としてそれなりのクオリティのものをバチっと出していけば、よりインパクトを与えられるしいきどおりやイライラをより解消できるような、ある種の攻撃力・破壊力の高いものを提示していけるかなぁ...とか思ってなんだかいろいろとネットで調べたりしていくうちに、より高度に、ありえないだろうというレベルでうまいこと(マウスとペイントで)絵を描いていく手法を知ったり、思ったよりも世の中にはペイントで絵を描いている人がいるんだなぁというのを知っていったり、あと自分でも実際やってるうちに「あれ?なんか実際やってみたらけっこう案外自分で思っていたよりかは"描ける"なぁ」というのを発見して描くこと自体が面白くなってきちゃったり、あとそもそもイライラの原因になっていたような連中とも自然と疎遠になっていってストレスの原因そのものがなくなっていったということもあって、結果的にはふつうにただ単に自分でやってて楽しいし面白い趣味になっていったという経緯。



「いやペイントでここまで描けりゃあけっこうスゴいでしょ~」「どうだやってやったぜぇ」的な達成感がけっこうあったりもするし。

ものすごく高難易度のゲームかなにかをやっていて、なんとかどうにかクリアしたときの達成感・爽快感に近いような、思わずガッツポーズをきめながら顔がにやけてしまうみたいな、ちょっとドーパミンかなにか出るぐらいの高揚感に近いだろうか。


もしかしたらわかる人にしかわからないかもしれないけれども、いわゆる"弾幕シューティング"と呼ばれるような、シューティングゲームの極端で無茶苦茶な難易度設定のやつとかけっこうアッパーなテンションのものやそれをクリアしたときの高揚感とかも近いかもしれない。

弾幕シューティングは今でもたまにやる。イラスト同様単なるヘタの横好きでぜんぜんクリアできないんだけど。


話がそれてしまったけれども、その、最初の周囲へのいきどおり、怒り、イライラを感じ始めていた時点で余裕で成人してけっこう経っていて、どのみち今からじゃホントに幼少期から絵を描くことが好きでずーっと継続して描いてるようなひとたちにはどうあがいたって経験値や単純な画力・絵のうまさでは勝てないし到底かなわないし、なんかそういうホントに絵がうまくてすごい人の絵とか見ても心が折れたりしないための逃げや言い訳めいたもの、理論武装というかごまかすための武器のような意味合い、意味付けもそのうち自分の中で出てきつつ、ほどほどにウケたり面白がってもらえたりもするのでなんだかんだでこの「マウスとMSペイントで絵を描く」という奇行?は気付いたら8年?9年?とか続いてしまってる(笑)
(「バカじゃねぇの?(笑)」「いやふつーにペンタブで描けよ」などと言われることも少なくないけど)


とくに「飽きた」とかもないし、描きたくなったら描く。「よし!描くぞ!!」みたいなテンションになった時に描く。なんか気分が乗らなかったらほかのことやる。ぐらいのユルさでやっていて、いちおう紙のメモ帳も常に持っていて「描きたい絵リストメモ」なる、何かの拍子にはっと思いつき、思い浮かんだアイデアや「あ。そうだあれを描こう!」「これを描きたい!」といった衝動をいつでもどこでも保存できるような何かネタ帳みたいなものとか、とりあえず白紙のキャンバスでファイル名だけつけてパソコンに保存してあるお絵描きソフトのデータとかがあって、「順次描いていくファイルの格納フォルダ」みたいなのにまとめてもあるので、今後もおそらく続けていくかと思う。



もしかするといちおうMSペイントで描く際も下書きはしているものの、その下書き自体はほぼほぼ一発描きで線画・ベクター画を描いているようなものだったりはするので、強制的に下書きラフやアタリを取るといった初歩的・初期的手順をすっ飛ばして描く。などの筆の速さの向上や、ポーズなどの参考資料画像のよりするどい観察力、可能な限りもとの資料画に忠実に描く。ということの訓練...にもなっているような気もしないでもない。


専門学校や大学などできちんと学問として絵、イラストを学んだ経験があるわけじゃないので
「そんな気もする」というだけで実際に役に立っているかは正確にはわからないけれども。



本当に「やりたい」と思っている人間は紙と鉛筆ででも、あるいは最近だとスマホとスマホ用のスタイラスペンや指ででも「絵を描く」し「描いている」よなぁ...?と。


「イラスト」なんてとにかく実際に「描いて」、「練習」していかないと描けないし上達もしないでしょう。とも思う。

実際に描いてみないとわからないことや気づかない、気づけないこともあるし。







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