エイズ検査に行った時の話(陰性です)前編(2021年改訂)
みなさん、突然ですがエイズ検査を受けたことはありますか?
厚生労働相の調べで2015年時点のHIV患者は
男性860人、女性38人の計898人。
エイズ患者は男性379人、女性11人の計390人。
(外国人患者を除いています。)
詳しい情報は下記のサイトに書いてありますので興味のある方は読んでみるといいかもしれません。
参考URL
厚生労働相エイズ動向委員会
平成27(2015)年に報告されたHIV感染者及びAIDS患者の内訳
カレシの元カノの元カレの元カノ…
私が26歳の時の2008年はもっと多かった気がします…。
私が26歳だった時のお話でもします。
私は当時制作会社のアルバイトを辞め、キャバクラ勤務を経て歌舞伎町のホストクラブの事務に転職した頃でした。
私も若かったですし、男遊びは少なくなかったわけであります。
何も気にせずコンドームを装着しない性行為を普通にしていました。
一年に何人と性交渉したのかもわからなかったですし、中にはホストの人も何人かいました。
(働いてたお店の人とはしてませんよ)
少しは気にはしていましたが、
「私は感染しない」
と、どこにそんな自信があるのかわかりませんが漠然と「自分は平気だ」と思っていました。
とある日、電車の中吊りだか、電車のテレビ広告か…テレビでのCMかはうろ覚えですが、ACのCMでこんなものを見ます。
永遠と笑顔のそこらへんに普通に歩いてる若者の男性と女性が交互に映し出され
「カレシの元カノの元カレの元カノの元カレの元カノの…」
エイズなんて関係ないと思ってた。
え〜し〜…
…
…
ご存知の方も多いと思います。
このCMを見て私は凍りつきました。
ん…?なんか怖い…。
このCMが怖いとかじゃなく、私が今やってる行為って確かに誰がエイズ感染者なのかわからない…。
多分エイズに感染してる子とあのホストがやってたら…うわぁぁぁぁ怖い。怖い。怖い。こわい!!
と。
恥ずかしい事に私はその時初めてエイズの恐ろしさを肌に感じたのです。
そこでエイズのことに関して色々と検索し始めます。
するとまた恐ろしい話しを目にします。
「ヤリマンの妹と、今の彼氏が始めてエッチをした相手の姉。
ヤリマンの妹を心配して、姉が一緒に行って検査してあげるから検査しに行こう!と付き添って検査へ。
すると妹は陰性だったのに、姉は陽性。
つまり始めての彼氏が感染者だった…。」
…え?え?これまさにこれあれじゃん!
え〜し〜…
のやつ…。
元カレの元カノの元カレの元カノが脳裏を駆け巡ります。
私はその時点でプチパニックに陥いります。
これはヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…。
私絶対感染してる…。
そんな恐怖感に押しつぶされました。
その時はもし本当に感染していたら…。
陽性反応が出たら…
いやでも大丈夫。
そんな恐怖で渦巻く中でも、防衛本能なのかなんなのか…検査に行こうとは思えませんでした。
この曖昧な考えがあとからこの話の肝になってくるのです…。
出会いと検査
ある日、その時期には彼氏が居ましたがとある男性と知り合いました。
ちょっと顔の綺麗な中性的なV系っぽい容姿の、悪い頃の三井寿みたいな髪型の、ロックが好きな5歳年下の、いつも通ってる漫喫で働いてる男の子。(以下 漫喫男子)
まあ要は浮気です。
喧嘩の多い彼氏とうまく行ってなかったという言い訳をつけましょう。(ほんとですよ)
彼氏との性行為もかなり減って無に等しかったのもあり、結局この満喫男子と会ってる間には別れてしまいました。
そんな中、漫喫男子と何回か遊んでるうちに「そういう」行為をする雰囲気になるのですが、毎回私がいつもストップをかけていました。
そしていつも頭の中に過ぎること…
「私は感染者かもしれない、そして万が一感染していなくても彼が感染していたらどうしよう…。でも私が感染してるかもしれない…うつすかもしれない」
いつも良いところ(?)でこの考えが頭の中に無限に続き、囚われる様になりました。
毎回彼は残念そうにはしますが、何かあるのでは…という意図を汲み取ってくれてる様なそんな表情になります。
そしてもう何回か会った時、とうとう自分の気持ちを話す決意をしました。
「実は…私はエイズ感染者かもしれない…。
いや、感染して無いかもしれないんだけど、最近こんなことがあって…。検査をしない??二人とも。」
とACのくだりと姉妹のくだりを話し、心あたりが無いわけでは無いという旨もハッキリと伝えました。
絶対に冗談でも「うわ…」とか言う人では無いのは分かっていたので、割とスッと言えた気がします。
が、やはり反応が気になるところです…。
すると彼は
「そっか、そんな理由だったのか。嫌われてるのかと思ったwwじゃあ、そういう理由なら一緒に検査に行こう!とても大事な事だもんね。僕の事も考えてくれてたんだよね?なんか嬉しいです。じゃあ僕も色々調べておきます。」
こ…この子はなんていい子なんだろう…( ; ; )
ちゃんと気持ちを受け止めてくれた彼に感謝をしつつ、それと同時に少し恐怖を感じました。
もし検査をして陽性だったら…。
数日経ち、彼から連絡が来ました。
続く
#エイズ #HIV #ビビリなら余計みてもらえ #コンドームなしが愛じゃない