カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ ディアデイズ感想文
はじめに
みなさんこんにちは。
普段デュエマやバトルスピリッツを遊んでいる紙のオタクです。
今年からコロコロコミックで連載の始まった「ヴァンガード スカイライド」(著:大円坊 真)の治安の悪さ、剥き出しのエゴイズム、心の底からの渇望・叫びに惹かれこの作品にどハマりしました。
今なら最新数話以外は全話無料で読めますので空の治安が悪い作品に興味がある方は是非！
単行本も再販が決まってるので本屋さんで予約してください。
初版は2-4枚必須カードが付いたせいで秒で枯れました。
大円坊先生の連載前に描かれた読切作品はどれも語るところが多い良い作品群ですので、これはこれで感想文書いておきたいかも。
そんな折にコラボ回連打で内心(どういう扱いなんだこの漫画は…)という気持ちはありつつも、明導アキナが遊びにくるということで当時放送中だった「ヴァンガードDivinz S1」を観たところ、
心をグッと掴まれてヴァンガード人間と化しております。
きくところによると、
どうやら食べ物が提供されていたようです。
VG自体は立ち上げからなんか遊戯王Rの先生の新作がブシロードで始まるよ〜くらいの感覚で、ご近所さんだけど特に遊ぶ機会が無いね〜くらいの付き合いでした、
バトスピ・オタクですのでケロケロAを読んでましたが、休刊で縁が切れましたし、
なんなら他の連載が切られてくなか自社創刊で生き残るのずるい！くらい思ってた気がします、どう考えてもKADOKAWAが悪いので八つ当たりでした。ごめん木谷社長。
それからDシリーズのアニメを一通り一気見したりして、
今はヴァンガードGを観ています。1クール目まで観ました。
クロノの不器用ながらも周りの人間と関わらずにはいられないところがこれからどう生きてくるのか、それが楽しみで仕方ねェッス！！
その延長で「ヴァンガード ディアデイズ2」の発表をオンタイムで見ることができました。
蒼き雷霆ガンヴォルト
近い知り合いには今更言うことでも無いですが、もしかしたら万が一そうでない人が読んでることを見越して説明をします。
この文章を書いている人は「ロックマンゼロ」「ぎゃる⭐︎がん」等の名作ゲームで知られるメーカー「インティ・クリエイツ」のファンです。
中でも今年発売10周年を迎えた「蒼き雷霆ガンヴォルト」に対しては特別な気持ちを抱いており、そのキャストやスタッフの現在についても追っていたりします。
なので、「DD2」のPVで「MoeMi(尾高もえみ)」さんの名前を見た時に変な声が出ました。元から行くつもりだったコロコロ魂フェスに行く元気も湧いてくるというものです。
コロコロ魂フェスは楽しかったです。
エゼルヴァも貰えて、ナスロスチャもニッコリだ！
というわけで2に備えて1作目を買いました。
体験版範囲
成績優秀、スポーツ万能、気が強く、
真っすぐな性格の「一導寺ユキ」。
そのユキとは真逆の性格でおとなしい弟
「一導寺ラセン」の跡をつけていくと、
ひそかにヴァンガードを楽しむ
ラセンの姿が……
ヴァンガードに出会い、
その魅力にひかれはじめるユキ。
かつて「葛飾ゴウセツ」が⽴ち上げた
伝説的なチーム"雪月花"を
復活させるため、強豪チームと
ファイトを繰り広げる！
完全に初めてヴァンガードに触れる初心者であるユキが、弟であるラセンから教わったヴァンガードで富山市内を制覇するみたいなストーリー。
「頼まれたら断れない」「頼まれたら嬉しい」性格のユキがライバルと衝突したり認め合いながらチーム"雪月花"を盛り上げていくんだろうなぁと思えるような導入で、かなり興味を惹かれました。
中でもユキがラセンから教わった「自分の知らない自分に会える」ことに対して楽しみにしている姿勢が眩しく映った。
いきなり富山駅の外観が富山すぎて笑ってしまった、右手のビルからバトロコ富山店行けるよね。
ここで買ったグレレコから氷刃血解SEC出てきたからこのバトロコのことは好きです。また機会があったら行きたいね。
販売・制作はブシロード
開発はフリュー株式会社、有限会社ランカース
シナリオ制作はRe:RISEにも参加されてるイシノアツオ氏
ネタバレ込み
以下ネタバレが多いです
そんな中、全国展開のカードショップ
"ベルセルク"の社⻑である
「目黔カンジ」からファイトの
招待が届く……。
ユキの気質に好感を覚えながら、市内のチームを倒したり合併させたりしてチーム「雪月花」として一つになりそうになった時期に招待状が届く。
初登場キャラには紹介が入る。親切
筋骨隆々で胸がはだけた速水奨が出てきてひっくり返った、その風体で物腰の柔らかい青年実業家みたいな挨拶をするのは相当に無理がある！
上記のユキの「誰かの力になりたい」「頼まれたら断れない」長所を露悪的に突いてくる最悪具合で最高だった…
君は……誰かに『お願い』されることで、
自分を成立させてきた
お願いされなきゃ君は何もできないんだ
お願いを聞き、仕方ないと応え、
造り出した優越感に浸る……その繰り返し
君のヴァンガードもまさにそう……
君は強者のふりをした弱者に過ぎない……
頼まれないと自分を成立させられない……
意思の無いファイターは、ファイターに非ず
⚪︎⚪︎へ行ってくれ、
⚪︎⚪︎をしてくれないか？
⚪︎⚪︎をお願い、⚪︎⚪︎を頼む──
言われるままに頼まれ、動く……
君はまるでゲームの主人公だよ
君も、ファイトしたい意思もそこにはない
頼まれたから、
これまでファイトしてきただけだ
「まるでゲームの主人公のようだ。」とまで言ってくるの、メタ的には笑えそうなところだけどキャラクターを人間として扱っててとても好ましい描き方で⚪︎
やっぱりカードゲーム作品の挫折展開って折り方がズタボロなほど気持ちいいんすよね…………再び立ち上がるときの輝きも込みで２度美味しい…
尺がある作品はしっかり折る時間がとれて羨ましい。これからもしっかりへし折ってほしい。
パッケージに思いっきりブラックアウトのメンバーがいたのこの辺りまで忘れてたんですけど、挫折中のユキの立ち上がるきっかけの一つがブラックアウトのメンバーからのエールだったのがとても良かった。
時系列的にoverDress Season2後の話で、メインどころのキャラクター達がみんな精神的に安定していて、自分たちのしくじりを含ませながらユキを導いてくれたのがDressシリーズ観といて良かった〜と感じられた。
「強さ故の孤独」「カードゲームでの対話」の話もやってくれて、本当に良いストを読んだ気持ちです。
一度折れて、立ち直って「自分のためにファイトする自分」に出会えたユキが気持ちのよいキャラで彼女が主人公で本当に良かった…
そういうところは宿命大戦後の明導アキナにも通じるものがあって、早く邂逅してほしい思いだ…
「ユキ編」自体のボリュームはそこそこだけど、プレイヤーシナリオが5人分あるので全体通したらかなりのボリュームになるのが偉い。
サブシナリオが充実してるのは「コネバト」でも良いと感じたポイントなので近い仕様で嬉しい。
こっちはメインシナリオの補強の部分が強く、シナリオ中に読むのを推奨されてたっぽくて結構漏らしたので2周目はちゃんと拾いながら読みたいと思います。
ユウユ編
ユウユ編・ダンジ編・トウヤ編と銘打ってはいるけど、操作キャラが違うだけで基本的には「overDress」から「will+Dress」までの間に起こったブラックアウトとデイブレイクの人間関係の補完をしていた感
有明コロシアムでの各人の会話で十分だったりもするけど、一つの解釈としてこういう見せ方をするのはアリだよなって感じられる塩梅で個人的には好き。
中編のダンジ編はあらすじから既にしょうもなくて笑った。
導入が本当にしょうもないのにいい話に着地して非常に良かった。
トウヤ編が一番嬉しかったストーリーで、
ユウユ編・ダンジ編で少しずつ匂わせていた、江端トウヤのブラックアウト リーダーを辞めるかどうかという話に真剣に向き合ってて非常に良かった。
中でも、「リーダーとしての在り方」についてブラックアウト、デイブレイクだけでなくゲームオリジナルの富山チーム全員にまで聞きに行っていたところが
強いファイターに会うためなら夜行バスでもなんでも使って移動するトウヤらしさを感じられてとても良かった。
ユキ編では描ききれてなかった、各チームのリーダーのキャラクターも深掘りされててとても良いストだった…
トウヤはこの後少ししたらブラックアウトを離れて緑コートになるんだなぁと感じられてとても良かった。
ディアデイズ2を素直に楽しみに出来るお話運びで、今から楽しみだし、なんならユニフォーマーズが暴れてた時期の話も見たくなってるのでディアデイズ1.5が見たい。
カードゲーム部分の話
8番ラーメンが好きなのでスターターは「バスティオン」を選択。
oD #16「ネルトリンガー/潜入」で仲間からブラックアウトのリーダーとして認められたことが見てとれる江端トウヤカッコ良かったねぇ。
手札にG3を溜め込んでアドを増やしていくライドラインは初心者的にもやってることがわかりやすくていい感じ。
このゲーム、近い布陣で何作か出してるからか操作性がかなり良いのが素晴らしい。
攻撃時はデフォルトで相手VGサークルにカーソルが合うようになってるし、そのターンでやれることがなくなったら自動的にターンは終わるし、クリア後はシナリオを読みたい人向けにバトルスキップも出来るし細かいところがちゃんとしてて何戦もやるのに対してストレスが発生しないのが偉すぎるな〜と思った。
そこまでやったらジャンケンもランダムか、オートになんないかな…
《豪技の天剣 オールデン》がいつ出てきても+5000の自動効果とお手軽2ドローで暴れてくれて頼り甲斐があった。
3期で向江ジンキがアニメに出てきたのに合わせて出てきたカードだと思っていたからオールデンのカードが1期から存在してたことに驚いた。
アニメでG4とは別のバスティオン使ってなかったっけ？って確認したら《万民の剣 バスティオン・アコード》なんてのがあるらしい。スタンドに条件ないの絶対強い。
それの手前のパックまではDLC対応してるっぽいけど、これはないらしい。残念
ディアデイズ2では使おうと思った。
ゲーム公式HPの「収録カード」からパックに表示されてる「カード一覧」を押すと、TCG公式の方のリストに飛ぶのふふふっとなった。正しい
一気見したからDressシリーズって少し前の作品って印象持っちゃってたけど、今年の頭にアコードのプレマ配ってた程度には最近のカードだったんだ…
中盤まではG3に乗るターンから攻めるようなデッキが多くて、こういうゲームスピードのゲームなんだな〜って構えてたら急にG2から殺しにくるデッキが増えてきて急に勝てなくなった。
このゲーム、実はG1から8000で殴ってライフ取りに行っていいらしいです。
「ユキ編」中盤であまりに弟の《大切な物のために ロロワ》デッキに勝てなくて難易度を落としてやろうかと思った
モモッケ・トークンなんなの？インチキすぎる…
そういう風に苦戦してる時に、フォロワーがたまたまThis is THE 櫂トシキBOOKの写真を上げていたので、【ドラゴニック・オーバーロード】を使ってみるか！と思い立ち、デッキを組んだ。
生成ポイントの還元率が異様に良いのと、仕様・収録違いで別カードとして扱われる仕様のおかげでRRR多めのデッキでも比較的安価に組めた。
公式のレシピや、商品発売当時のTwitterを見るなどして色々やったんだけど13000を殴れる打点が作れていればG3ってそんなに沢山入れるものではないんすね、バスティオンから始めたからこんな枚数で足りるの？って感じてしまった(足りてた)
昔、Toshiaki Takayamaに熱狂的に凝ってた(もちろん今も好きだけど)から「ジ・エンド」かっけぇ〜ってのは認識してたので、今回初めて使うことになり人生って何が起こるかわからないなあと思った。
聖竜ガブエリウスめちゃくちゃカッコいいので今度店頭で見たら買います
「ジ・エンド」が乗るのは必然的に4回目以降のライドフェイズになるんだからペルソナライドされてくれよって思った。
アニメで宿命王が「レヴィドラス」に対してペルソナライド出来ててずるい！って思った。
同名扱いってそういう挙動になるんだなぁ、ずるい！(このサイクルみんなそうだった、ずるい)
あと適当に操作してオーバーロードをSブラストしてソウルにある時の効果が消えたりしたので、その辺りでふざけるのはやめようと思った。
諦めを知らぬが故に拓く道がある。
《再起の竜神王 ドラグヴェーダ》がオバロのアタック中にトリガーしたときのアドレナリンがとても宜しい。3回アタックで都合6回捲れるの気持ちが良すぎる！
FTもなんか見覚えあると思ったらディヴァインズ#13でナオ先輩の台詞にあったものだし、受けで捲れたときの安心感もあるし超トリガーって凄いや。俺だけ16枚使えるようにならないかな。
間違いなくこのゲームをやってて一番と言って良いお気に入りのカードに思えた。
この文章書いてる途中にシヴィルトのイラストのドラグヴェーダが発表されて腹抱えて笑っちゃった、こんな酷い冒涜があるのか
最後に
このゲームでぼんやりルールを覚えてからというもの、ディヴァインズのアニメを見るのがさらに楽しいです。
ラスボスでもドラエンの基盤はその辺の人と同じなんだ…とか色々思いながら観てます。
もちろんスカイライドのこれからも楽しみですし、意外とこのタイトルと付き合う才能があるっぽいのでこれからも最新情報は追ってみたいかもしれないなと思いました。
コロコロブースターはとりあえず予約しました。倫理観0太郎が強かったらいいな！倫理観0太郎大好き！
連続攻撃や3回以上のトリガーチェックは楽しいということが実感できたのでディアデイズ2では無双の運命者や、凌駕の宿命者、ヴァージルアあたりを触ってみたいと思います。
スカイライドキャラのスキンとかきたら更に嬉しいな
(バトルスピリッツ コネクテッドバトラーズでは
ディレクターを担当)
面白いゲームを世に出してくれてありがとう…
ブシロード…フリュー…カードゲーム大好き 鈴木大輝…