RE:ゼロ円から始めるPCDJ配信生活 By ココチ「ん」
タイトル通りなんですが、
『Mac1台で、PCDJ配信をゼロ円で始める方法をご紹介します!』
前回の記事が、“知ってると役立つDJ配信”というタイトルでnote書いたんですが、
「パソコン2台使うなら、じゃ全然役に立たねーじゃん!!」
って声がありそう(でなかったけど...)だったので...
そんなこんな先日、TwitterのフォロワーさんからPCのみでLoopBack機能を追加するソフトがあるよ!って紹介いただいて、色々調べたのち一番使いやすかった方法を、ご紹介します!
サクッと設定が終われば10分ぐらいで設定できます。
教えてもらった時は、「そんなん!!うまくいけば、0円で生放送配信できるじゃん!!すげぇえええ!!」ってなりましたw
今回の記事は、DDJ-400や800、Traktorコントローラーなど、音声出力を4out搭載したPCDJの方のみの記事です。自分がこうゆう機材を使っているかどうか、わかりやすくする為に下記に4outとは?的な説明を書いておきました。
基本的な条件としましては・・・
・DJソフトのAudio設定を『インターナル』でのみ可能
・音声4outを搭載したPCDJ
・Macのみ(使用するBlackHoleというソフトがWin非対応)
あと、検証したソフトは、『Traktor Pro 3』、『rekordbox DJ』。
3/9:まだ、配信テストまで行ってないので実はできなかったらすいません。。。ただ、配信ソフト:OBSを使用しますので基本、どの配信サイトでも配信が可能です。
音声出力が4outって?
という事で、まずオーディオインターフェースについて簡単に説明します。
※オーディオインターフェース=O/I で略させてください。
まず、O/Iとはパソコンからの音声を入力出力するための機能を搭載した機材です。DTMなどやられている方は、おなじみの機材だと思いますが、PCDJにもO/Iが搭載しており、基本的には最低でも4つの音の出口が搭載していることが多いです。それが、4outという意味です。
では、この4outがどのように使われているかですが、
まず、MainOut用に2つ(L/R) HeadphoneOut用に2つ(L/R)
※L/Rというのは、左と右という意味です。
なぜ?MainOutとHeadphoneOutで2つ使ってるの?って話ですが、音楽やテレビでよく見かける、ステレオ、モノラルの話になります。音楽や動画は基本的にステレオなのが多いからです。
ざっくり違いを説明すると・・・
【ステレオ】2つの音の出口を作ることで、左右に音量の差を付け音に広がりをもたらす出力方法。この場合、左に1つ、右に1つずつ音の出口がある為2out。
【モノラル】音の出口が1つの出力方法。この場合、音の出口は1つ。
左右でスピーカーを使って、モノラル音声を再生させると元々1つの音声の為、左右で同じ音がなります。
なんとなく、ここら辺は頭の片隅に入れておいてください。
理解しておくと、後々トラブった時に応用が聞いて役立ちます(たぶん・・・)
使用するソフトと設定
ソフトは、”BlackHole”を使用。
設定完了までのフローチャートは、
BlackHoleダウンロード
↓
Mac(MIDI/Audio設定)
↓
DJソフトのAudio設定
↓
OBS設定(OBSついては過去記事で・・・)
という事でここからはサクサク行きましょう!!
1:BlackHoleの設定
ダウンロードはこちら
僕の解釈があってるかわかりませんが、仮想LoopBackソフトになります。
本来、外部に出力はずだった音声をパソコンへ戻しその音声を、配信へ利用するのがこのソフトの目的です。
こちらを選んだ理由は、
・macOS 10.10+ including macOS 10.15 Catalinaまではば広く対応
・何より使いやすい
・アイコンが好きです。
どうゆう風に使っているかというと、DJソフト内のレコーディングOutやBoothOutなどのサブチャンネルから音声を出力。その音声をBlackHoleを使用する事でLoopBackしOBSへ音声入力するという方法。
図にするとこんな感じです。
肝心な設定はとくになく、とりあえずインストールするだけ。
あと、何か起こった時は自己責任で・・・!!
2:Mac(Audio MIDI設定)
Mac>ユーティリティ>Audio MIDI設定を開きます。
こちらでやることは、Audioの設定です。
簡単に説明するとPCDJのO/IとLoopback機能として使うBlackholeを同時に使う為の設定。本来、1ドライバに対し、普段選択ができるドライバは1つまでですが、このオーディオ装置の設定をすると複数のデバイスを組み合わせて使う事ができます。
まずは、
1:「+」を押して新規でオーディオ装置を作る。
2:BlackHoleと使用しているPCDJ機材にチェックを入れます。
設定は、これで完了!!
オーディオ装置の設定は名前も変更できますので、自分は”配信セット”という名前に変更しました。
3:DJソフトのAudio設定
『rekordbox DJ』、『Traktor Pro 3』のAudio設定には共通して、『インターナルモード』と、『エクストラモード』がここでは、『インターナルモード』を使用します。
※元々、PCDJを使用する場合『インターナルモード』
では、rekordbox DJの設定から・・・
rekordbox DJの場合の設定
1:rekordbox>環境設定>オーディオから、先ほどAudio MIDI設定で製作した配信セットを選択。
2:ミキサーモードを『インターナル』
出力設定を、Master OutputはPCDJのMainOutのL/Rに設定
HeadphoneOutputをPCDJのHeadphoneOutputのL/Rに設定
BoothOutputをBlackHoleのOutput 1/2をL/Rに設定
これで設定は完了です。
Traktor Pro 3の場合の設定
Traktor>Preferences>AudioSetup>Audio Device>から、先ほどAudio MIDI設定で製作した配信セットを選択。
AudioSetup>Audio Deviceを先ほど先ほどAudio MIDI設定で製作した配信セットを選択。
Output Routingから>Mixing ModeをInternalに変更。
Master OutputはPCDJのMainOutのL/Rに設定
HeadphoneOutputをPCDJのHeadphoneOutputのL/Rに設定
BoothOutputをBlackHoleのOutput 0/1をL/Rに設定
これで設定は完了です。
OBS設定
細かい設定は、過去記事で
必要なところだけ説明します。
ソース>音声入力キャプチャ>BlackHole 16chを選択
設定は以上!!
これで、レコーディングOutや、BoothOutで出力した音声がOBSへ入力されるはずです!
PCDJの音声を鳴らしてOBSで反応すれば完了。
補足として、いざ配信するとして、WEBカメラや適当な画像などついでに貼っておくとよいかもですw
イベントなどでPCDJを使用される人への注意点
一応、オーディオ設定を、
配信セット⇒普段使用するドライバーへ戻して使用した方がよいかもです。設定上、急に音が出なくなったり出力先が狂ったりとかはないのですが、余計なトラブルを避けるため。
ちなみに、配信について別のnoteもありますので是非、読んでみてください!