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10万円以下でゲーミングPCが組める!自作パソコンのパーツ選び方!VTuberのオススメ構成はコレ!(2024年)
VTuberの拝師ねるです!
さて、先日グラボに関する記事を書きましたが、グラボ変えるなら電源も変えた方がいいよねーってなって、グラボを交換したらそれに見合ったCPUも欲しくなって、CPU変えるとなるとマザボも変えないといけなくなって、それならメモリも増設しようとか、新しいファン付けようとか、それならいっそPCケース変えちゃおうか、って感じで、ほぼPCを一台組み上げるぐらいの大事になってしまったので、今日はVTuberである僕のパソコンの構成も発表したいと思います。
自作パソコンを組み立てるときの基礎としてもご覧いただけるように書きましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
※自作パソコンは基本的にデスクトップPCとなります。
※本記事にはAmazonアソシエイトのリンクが含まれており、そこから収入を得ています。
自作パソコンのメリットは?
一般的にパソコン買うぞ!ってなったら、メーカーものを家電量販店で買うことが多いのかと思います。NECとか富士通とかPanasonicとかVAIOとかね、ただこういった有名どころはかなり高いです。
パソコンってどこのメーカーを買ったとしても、中身のパーツの基本的な部分はみんな同じです。例えば、CPUというパーツを見ると、インテルかAMDという2社からしか選択肢はありません。有名なところでいくと、「Intel Core i5」「Intel Core i7」とかがありますね。で、i5にはいろんな世代だったり種類があって、そういった各パーツの組み合わせにしかすぎないんですね。
つまり、メーカーもののパソコンのメリットとしては大手が作ったという安心感ぐらいしかありません。素人でもそれと同じスペックのパソコンを組むことは簡単にできるんですね。で、ものにもよりますが、メーカーもののパソコンと比べると自作パソコンは半額ぐらいで組めたりします。
そして自分の好きな構成で、自分にぴったり合ったスペックのパソコンを作れる!さらに今後の拡張性を持たすことができて、いつでも修理やアップグレードできる知識が身につく、といったところが大きなメリットだと思います。
ショップ系パソコンやBTOパソコンという選択肢
僕はもう20台以上、自作PCを組んだ経験がありますが、自作PCを作るというのは、簡易なプラモデルを作るようなものだと感じています。それくらい簡単です。
とはいえ、やったことの無い人にとってはとても敷居が高く感じられるものです。
そういった方のために、メーカーもののパソコンと、自作PCとの中間ぐらいの位置づけとして「ショップ系パソコン」があります。大手メーカーが作るものではなく、パーツなんかを売っているPCショップがオリジナルに組み上げたものを販売するといったスタイルです。
メーカー製よりコストパフォーマンスがよく、しかも自作パソコンと違って組み立てに失敗することもありません。
そして、そういったパソコンで、さらに手軽にカスタム可能になったもの、それが「BTOパソコン」といわれるものです。それぞれのパーツを、いくつかの選択肢の中から選べるようになっています。自作パソコンよりも自由度は低いけれども、自分の用途に合わせやすくお手軽である、ってところがメリットかなと思います。
自作PCを組む時の問題のひとつとしてパーツの相性問題というのがあったりするんですが、自作PCを組む場合でも、ショップ系パソコンの組み合わせを見て参考にしたりすることもできます。
自作PCに必要なパーツ
さて、ここからは実際に自作パソコンを作る場合に必要なものを書いていきます。
まず、前段階として、
プラスドライバー
工具としては、プラスのドライバー一本で十分です。長くて、磁力でネジがくっつくタイプが使いやすいです。
静電気や磁力は電子機器の天敵ですが、ドライバーの先端が磁力を持っているぐらいのものであれば、影響ありません。ドライバーが無くても組み上げられるタイプのものもありますが、あった方が便利なので、プラスドライバーは必須の工具となります。
静電気対策
特に冬場なんかは静電気に注意しましょう。バチッとなったらそれだけでPCパーツはオシャカです。(とはちゃんと注意していればそんなことは滅多に起こりません)
静電気除去のグッズなんかも売っていますが、そこまでしなくても近くの金属を触って身体の静電気を逃がしてやればOKです。部屋の湿度を高めておくことも静電気対策としては有効ですね。
PCケース
大きいものの方が拡張性が高く、通気性もよくできるのでオススメですが、あまりデカすぎるのを置いておくのがイヤだという人も多いかと思いますので、PCケースのサイズは「ミドルタワー」サイズをオススメします。
ミドルタワーサイズは一番ベーシックで、価格もかなり安いものがあります。それより大きいものは「フルタワーサイズ」になります。
僕が買ったのはコレ。安すぎん?
マザーボード
CPUのメーカーや世代によって規格が異なるため、CPUの種類によって選択肢が決まってきます。
あとは、基本的に高いものの方が拡張性が高く、機能も豊富だったりしますが、僕としてはお金をかけるべきところはココじゃないと思っているので、使いたいCPUに合う最低限のもので問題ないと思っています。
全てのPCパーツをマザーボードに繋ぎますので、自作PC初心者の方は、日本語マニュアルが付いたものをオススメします。
この説明書に、ここに○○を繋ぐ、といったことが書かれていて、基本はそれを見ながら組み立てれば誰でもできます。最近は紙のマニュアルは入っていなくて、メーカーのホームページでダウンロードできるようになっていたりするので、事前に日本語マニュアルがダウンロードできるか調べておきましょう。
僕が買ったのはコレ。安すぎん?
CPU
CPUはパソコンの全体的な能力に大きく影響します。長く使うためにも可能な限り最新のものを新品で購入することをオススメします。
CPUを変えるとなったらマザーボードも変えなきゃいけないことが多いですからね。逆にいえば、ここさえいいものであれば、例えば5年後にグラボを交換するとなっても、グラボの交換だけで済むことが多いです。
CPUの性能的には、
【インテル】
i9>i7>i5>i3>その他
左の方が基本的に高性能で、マルチスレッド能力が高いです。
VTuberならi5以上は欲しいところですが、特にインテルのCPUは金額が高いので、i9とかオーバースペックになりがちなものは不要です。(もちろんやりたいことによって変わります)
その後ろの数値が世代を表します。「i5-9400F」なら第9世代、「Corei5-10400F」なら第10世代」のi5といった感じです。今の最新世代は第14世代です。
今でも第9世代ぐらいなら現役で使えますが、新しく買うなら第12世代以降をおすすめします。12世代、13世代、14世代はマザーボードのソケット形状が同じだし、性能がそれ以前に比べて大きく向上しています。
僕が今まで使っていたCPU
【AMD】
Ryzen9>Ryzen7>Ryzen5>Ryzen3>その他
AMDのCPUは、なんといってもインテルに比べてかなり安いところが魅力です。例えば、僕が今回購入したのは「Ryzen7 5700X」で、ライバルはIntel 第12世代の「Core i7-12700」となりますが、価格は2倍以上の開きがあります。
僕が買ったのはコレ。安すぎん?
このCPUにはクーラー(ファン)が付いていないので、純正のベーシックなやつもポチリ。
このインテルなのかAMDなのか、っていうところは好みによるところが大きく、どちらを選んでも困ることはまずありませんが、一応、こういったものが得意といった特長があります。
インテルは、特に第12世代以降はゲーム性能が大きく向上したと言われており、「ゲーム」メインの用途であればインテルの方がフレームレートが出やすいと言われています。
AMDは、マルチスレッド性能が高いと言われており、動画編集などのクリエイティブ作業に向いているとされています。
メモリ
メモリは作業台に例えられることがあります。小さな机で複数の作業をするのは困難です。作業台は大きいほど、いろんな作業が快適にできます。パソコンでなんか動きがもっさりしてきた!ってなる場合はメモリ不足のことが多いです。
今では、どんな用途であれ、最低でも8GB以上を選ぶようにしましょう。可能であれば16GB!VTuberでも16GBあれば大丈夫ですが、動画編集とかいろいろ快適にできるようになるので、32GBにしといた方がいいです。
最近のマザーボードなら4枚刺せることが多く、簡単に増設できる部分なので、とりあえず8GB×2枚でもOKです。
注意点として、これも規格があって、規格が異なると十分な性能が発揮できなかったり、そもそも形状が違ってはまらないということもありますので注意が必要です。また、ノートPC用のメモリも形状が違うことがほとんどですので注意してください。
現在主に流通しているのはDDR4-2666とDDR4-3200です。後ろの数字が大きい方が高速になります。どこまで対応しているかはマザーボードによりますが、例えばマザーボードの対応メモリがDDR4-2666までの場合でも、DDR4-3200を装着することは可能です。ただし、性能としてはフルで発揮できず、2666の速度が上限となってしまいます。
ちなみに、DDR3とDDR4に互換性はありませんので、安いからといってDDR3を買ってしまわないように注意してください。
現在はDDR5が最新ですが、まだ現状ではDDR4の方が汎用性が高いので、特に理由の無い限り「DDR4-3200」にしとくのが無難かと思います。
そして、基本的にメモリは2枚刺しで使うことでより高速になることが多いです。16GB×1枚よりも8GB×2枚の方が良い、ということですね。これをデュアルチャンネルといいます。CPUとマザーボードの仕様によってはクアッドチャンネル(4枚刺すことによってより高速になる)なんかもありますが、メモリは2枚刺しが基本、と覚えておきましょう。
順番として、使いたいCPUを決める→マザーボードを決める→それに合わせたメモリを買う、といった流れになります。
僕は別のPCで使っていたメモリを使い回すので、「DDR4-2666」16GB×2枚(=32GB)といった構成で使用します。
ストレージ(HDD,SSD)
パソコンの記憶域と呼ばれる部分で、データを保存しておくための場所です。
ハードディスク(HDD)は大容量のものでも安いのが特徴で昔からあるものですね。
SSD(ソリッドステートドライブ)は高速にデータをやりとりすることが可能です。
このHDDやSSDのストレージには必ず寿命があり、HDDは回転数、SSDは書き込み回数とされているので、基本的に中古品は避けましょう。データはとても大切なものですからね。
そして、SSDのデメリットとして大きいものが、故障した場合にデータを復旧しにくい(復旧できない場合が多い)といったことがあげられます。HDDは故障してもデータを復旧することは比較的簡単です。
つまり、OS(Windows)を入れておくCドライブはSSDに入れることで高速起動できるようになり、仕事やVTuber活動等の大切なデータはHDDに保存しておく、という使い方が理想です。
僕の構成としては内蔵ストレージとしてSSD500GB(ここにOSやメインのゲームを入れる)、外部ストレージとして外付けHDD(3TB)を繋げる(ここに仕事やVTuber関連のデータ、諸々のバックアップデータを入れる)といった感じです。
パソコンのパワーアップを考えておられる方は、HDDなりSSD以外のパーツを変えたとしても、OS(Windows)は入れ直さなくてもそのまま起動します。ただどうせならそのタイミングで再インストールした方がスッキリします(古いドライバーとかが残ったままになるので)
グラボ(グラフィックボード/ビデオカード)
VTuber活動とか、ゲームをしたい人にとっては必須のパーツです。そうじゃない人は無くても大丈夫です(その場合はグラボ無くても使用できるCPUを選択しましょう)。後々、増設することもできます。
前回の記事で3年前ぐらいに発売された中古のグラボ買うのがお得だよって書いて、僕は「RX6600」ってやつ中古で買ったよって書いたのですが、
実はまた別のやつ買いました。
メルカリで買うときは注意が必要ですね。最初に買った「RX6600」は完動品と書いてあったにも関わらず、不具合が多かったです。返品を受け付けてくれたので、その返ってきたお金で別の中古グラボ買いました。
5年前くらいに発売された「GeForce RTX 2070 SUPER」です。ほんとは「RX6600XT」あたりが欲しかったんですがまだちょっと高いのと、良いのが無かったので、まぁ中古品は一期一会ですからね。
僕が買ったグラボはこれ。
僕の考えでは、3~5年前ぐらいのグラボを中古で買って使いつぶすっていう方法を今までとってきたのですが、最新のものを新品で買って3~5年後ぐらいに売って買い替えるっていうサイクルを作るのも賢い方法のひとつです。
注意が必要なのは、グラボを最新の高性能なものにするときは、CPUも新しくした方が良い場合がほとんどです。CPUが古いものでグラボが最新のものだと、CPUがグラボの足を引っ張ってしまうんですね。これをボトルネックといいます。
そういった面からも、僕はCPUはなるべく新しい物、グラボは中古でお得に、といったことをオススメしているわけです。
光学ドライブ(基本的には不要)
光学ドライブとはCD・DVD・ブルーレイなどの光学ディスクの読み書きをするドライブのことです。現在は一般的に光学ドライブは内蔵されていません。
理由としては、使う機会がほぼ無くなったからですね(また故障の割合の高いパーツとも言われています)。なんらかのものをインストールするにも、昔はインストールディスクが付いてることが一般的でしたが、現在はウェブ上でダウンロードしてインストールすることが一般的です。
今ではOS(Windows)もUSBメモリからインストールすることができます。
必要になればUSBで接続できる外付けのドライブもありますので、基本的には内蔵させる必要は無いです。
冷却パーツ/ファン
パソコンにおける永遠の課題であり腕の見せ所、それがパーツの冷却です。
パソコンのパーツは発熱します。もっとも熱を持つものが、CPUとグラボですので、それぞれ専用のファンがデフォルトで付いていることがほとんどですね。
パソコンのパーツは基本的に高性能なものほど電力を消費し発熱も大きくなります。また、負荷を高めるほど高温になります。100℃とかになる場合もあります。
で、あまりにパソコンが高温になりすぎると、勝手に電源が落ちます。熱暴走といわれるやつですね。最悪壊れます。そこまでいかなくても、高温のまま使い続けているとパーツの寿命が短くなってしまいます。
そうならないために、パソコン内部に空気の流れを作って熱がこもらないようにする必要があります。この空気の流れをエアフローといいます。
パソコンにおける基本的なエアフローは、前面から給気し、背面(+上部)に排気する、といった考えです。熱い空気は上に籠りますからね。
エアフローを効率的にするためにはパソコン内部は、外部に比べて気圧が低い状態「負圧」にすることで、ガンガン空気を取り込んで空気の流れを活発にします。そのために排気の方に大きなファンを取り付けるとか、数を多くするといった方がいいわけですが、気を付けることは、その分たくさんの埃を吸い込んでしまうというところ。フィルターみたいなのを付けるとか、そもそもパソコンを低い位置に置かない、などの工夫で対策できます。
で、どんなファンがいいのかってところなんですが、意外と標準のもので十分です。CPUクーラーなら付属のリテールファン、ケースファンも最初から付いてるやつとか、Amazonのやっすいやつで大丈夫です。
僕が買ったのはこれ!
高いファンは、静かだったり、ピカピカ光ったり、もちろん冷却性能も高いわけですが、オーバークロック(少し無茶をさせて定格以上の性能を発揮させること)させたりとか、長時間高い負荷をかけ続ける使用法で無い限り、そこまで高価な冷却システムは不要です。
でもロマンですよね。水冷にしたりとか、七色に光らせて、みたいな。こだわりたい人は追及してみましょう。
電源ユニット
全てのパーツが決定したら、最後に必要なのは「電源ユニット」です。各パーツの消費電力の総量から必要なワット数を割り出します。
電源容量を計算できるサイトがあります。
基本的に、寿命を延ばすためだったり、拡張性を持たせるために、容量の大きな(ワット数に余裕を持たせた)電源が理想ですが、結局コレも劣化していくものなので、無駄に大きいものよりも適切なサイズで十分かと思います。
電力をたくさん使用するパーツは「グラボ」なので、どのクラスのグラボを使用するかでざっくり決めても大丈夫です。
目安として、
90番台の最高クラスのグラボ(現在であればRTX4090など)を使用すると1000W以上
80番台70番台のミドルハイ~ハイエンドなグラボを使用すると750Wから850W程度
60番台50番台のミドルクラスなグラボで550Wから650W程度
ローエンドやエントリークラスのグラボで450Wから550W程度
僕はいつも650Wの電源を選択することが多いです。金額的にも優しいですし、ミドル~ミドルハイクラスのグラボなら対応できることが多いからです。
僕が使用しているのはコレ。
拝師ねるのパソコン(VTuberにおすすめ)
僕は今まで使っていたパソコンから一部のパーツは使いまわしているのですが、一から僕と同じパソコンを組み立てようとすると、以下の金額になります。
PCケース:ミドルタワー(3,509円)
マザーボード:A520M-A PEO(6,536円)
CPU:Ryzen 7 5700X(23,200円)+純正CPUファン(1,280円)
メモリ:DDR4-2666 16GB✕2枚(9,780円)
ストレージ:SSD500GB(8,395円)
グラボ:RTX 2070 SUPER(中古24,000円)
電源:650W(8,882円)
合計:85,582円
FF14のベンチマーク結果
![](https://assets.st-note.com/img/1720415401827-f1vXc6N1lX.jpg?width=1200)
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どうですか?安くないですか!これでしっかりゲーミングPCのスペックです!
ミドルクラスのゲーミングPCなら安くても15万円以上はしますからね。自分で組み立てる魅力が分かったかと思います!
あ、モニター(ディスプレイ)はハードオフとかいけば、中古でめちゃくちゃ安いです。通電するジャンク品なら1000円以下で買えたりするので、メインモニターだけちゃんとしたの買って、あとはやっすいやつ並べれば簡単にマルチモニター環境にできます!僕は普段から4枚使っています。
皆様もぜひ自作PCにチャレンジしてみてね!
VTuberの拝師ねるでした!またお会いしましょう!ばいばい。