トツキトオカを振り返る
いよいよ出産予定日となりました。
20日前に前駆陣痛もあったこともあり、早めに出てくるんじゃないかとひやひやしながらもしっかり予定日まできてしまいました笑。予定日は悪魔でも目明日らしく、一週間の誤差はよくあるとのことなので気長に待とうかと思っています。
妊婦になってからの10ヶ月。なかなか体験できる期間ではないなぁと。時間もあるので、今ある感情を忘れない内に文章に残しておきたいと思います。
今日は美容のことでもお店のことでもなく、完全に私のつぶやきです。笑
今思えば、妊娠がわかってからの5ヶ月間が一番辛かったかもしれません。
私は空腹でも、食べても、吐いてしまうタイプの悪阻だったので、常に吐いていた気がします。嗚咽もきっとうるさく笑、同じフロアで働く人たちに変な病気だと思われていないか心配でした笑。
友人や、お客様と話しているときは唯一気を紛らわすことができたので、悪阻中も働くことは、私にとって少し気分転換になっていました。
お客様も本当に優しい方が多く、「辛かったらお手洗いいってきてね!休んだりしながらね!」と言ってくれていたので、カラーなどの放置時間に「少しお手洗い行ってきます!笑」なんてことも多々ありました。少しお手洗いに行ったり、水分をとらせてもらうだけでも全然体力の回復が違かったので、本当にみなさまの優しさに救われておりました。甘えっぱなしでごめんなさい。
妊娠中期頃から悪阻も落ち着き、これは働きやすい!となり9ヶ月目に入るまでは、お腹の赤ちゃんも頑張ってくれて、いつも通りのペースで働けるようになりました。
悪阻がないだけで本当に気持ちが楽になって、今まで通り話せることがすごく幸せに感じました。それと同時に涙もろくなったりしてお客様に優しい言葉をかけられると結構泣けてきたりしました。
そして今の産休にいたるわけですが、産休に入った途端、坐骨神経痛になってしまい、うまく歩けない毎日。坐骨神経痛は妊婦だけでなく、立ち仕事の人にすごく多いようで、、こんなに辛いんですね〜!
お腹も重くなってきて、うまく歩けなくて、出産もどこか不安で、それもまた泣けてきました。
どれほど涙もろくなってしまうんだ。これもまた女性ホルモンの影響なのかなぁと。
そしてこの10ヶ月間、旦那さんには本当に支えられました。
最初の方から悪阻で、冷蔵庫、キッチン、スーパーの匂いが本当にだめになってしまって、台所に全くといっていいほど立てなくなってしまいました。
食べれるものもりんごくらいしかなくて笑、悪阻期間中、旦那さんが毎日りんごを切ってタッパーに入れて持たせくれました。
悪阻が落ち着いてからは、お客様にもうしばらく会えなくなってしまう寂しさからばりばり予約を優先してしまって、帰るのが22時くらいの毎日、こりゃまた旦那さんが夜ご飯を作ってくれる日々。
そしていよいよ予定日が近くなってきた途端、坐骨神経痛が辛く、なかなかベッドから出れず、こりゃまた旦那さんが夕飯を作ってくれる日々でした。
ご飯も作れず謝る私に「お腹で育ててくれてるだけで十分!」と嫌な顔一つ見せずに台所に10ヶ月も立ち続けてくれました。
本当に家の中では情けないほど何もできていなくて、サポートしてもらえる毎日が本当にありがたく、旦那さんのサポートなしではこんなにぎりぎりまで働けなかったかもしれません。
よく妊娠期間の旦那さんの態度は一生脳に残ると言いますが笑、私の場合、この感謝は一生忘れないだろうと感じてます。本当に本当に、ありがとう。
わたし頑張ります。
今まで自分の気づけていなかった妊婦さんの一面を知って、今まで以上に女性に寄り添えるようになりたいと強く思うようになりました。
今まで、お腹が大きい妊婦さん大変だなぁって思ってました。でも本当はお腹が大きくなる前がもっと辛かったのかもしれません。
会社に発表できない安定期前、本当は悪阻が一番辛いと思います。でも安定期前でなかなか周りに公表できず、その悪阻をばれないように女性の方は無理して会社で働いていたのかなぁ。
まだ安定期前で妊婦バッチも付けれない中、お腹も大きくなくて周りに気づかれない中、具合悪いの我慢して電車に乗っていたのかなぁ。
大体組織では、産前6週間前からお休みをとれると聞きますが。私は4週間前まで働いてみたんですけど結構お腹も重かったですし、お腹のはりやすさを感じていました。一人サロンのこともあり、お客様の優しさに包まれた環境だったから働けたものの、、6週間前まで組織で働くって本当は世の中の女性にとってすごく負担のかかることだったんじゃないかなぁ。
妊婦の今までのお客様は、美容室の香り大丈夫だったかなぁ。仰向けのシャンプー辛かったんじゃないかなぁ。
色んなことを改めて、考えさせられました。妊娠、不妊治療、生理痛、更年期、様々なことで女性は体力的にも、精神的にも、悩みを抱えるものが大きい気がしています。
少しでもその悩みを和らげるものがないかなぁと、この十ヶ月過ごす中で、色々な感情が芽生えました。
なにか形にしていきますね。
微力ながら、みなさんの気持ちや体に、寄り添いたいです。
いよいよ予定日。きっとまだ出てこなそうですが、そのときがきたら今までのお客様や、友人、家族、旦那さんにもらった言葉達を思い出して頑張ってきたいと思います。