何を心に留めるかは、人それぞれである。何が心に留まるかはその時の相手による。
長崎亭っていうお店でチャンポンを食べた。
それはなんの変哲もないランチ。
それが何故か思い出に強く残っている。
特別美味しすぎて涙が出るとか、激盛りデカ盛りだとか、おばちゃんがいい人だとか、そういうのはなくて。
しかも、それは観光地でのランチだった。
例えば、札幌にいけばランチはジンギスカンか味噌ラーメンだろうし、仙台にいけば牛タンであろう。
長崎チャンポンを長崎とは1000キロくらい離れている北関東であえてランチとして選ぶ。
そんなことがありますか。
名古屋でランチにたこ焼き食べたり、大阪でランチに味噌ラーメン食べたりしますか。
しないよね。
そのなんの変哲もなく、名物とも言えない長崎亭の長崎チャンポン。
今思えばなんであれを選んだかわからないけど、本当にいい思い出なんだ
キーホルダーをもらっても嬉しい人
観光地とえばお土産はつきもの。
マグネットとかキーホルダーとかいろいろあるけど、正直キーホルダーってあまりいらない。
もらっても嬉しくない。
よくそんな声を聞く。
確かに札幌味噌ラーメンキーホルダーとかもらっても何につけたらいいかわからないし、たこ焼きキーホルダーとかもっと困る。
困るのだ。
だけど、そんなものをもらっても飛び上がるほどうれしくなることもある。
もし片想いの相手にたこ焼きキーホルダーをもらったらどうするだろう。
「いらねぇ」って思うかな。
自分は思わない。嬉しい。ありがとう。って20回くらい言う。
そして自分の大切なものに着けるとおもう。バッグとか。
モノはモノだと言うこと。
キーホルダーだからいい、悪い、そういうことじゃない。
誰からもらうのか、がすごく大切なのだよ。
好きな人と一緒に見た景色は例えそれがゴミが浮いている海でもキレイに思うかもしれない。
好きな人と一緒に聞いた音楽はその後の人生で何百回とリピートしてしまうかもしれない。
好きな人と一緒に食べたものは特徴がなくても忘れられない味になる。
だからありがとう、長崎亭。