顔面神経麻痺になった時の事②発症2〜7日目
「顔面神経麻痺」または「ベル麻痺」について
私が発症したのは2016年末
当時インターネットで闘病歴を記録したブログや、つぶやきなどを読みあさり
いつ良くなるのかと、同じ境遇の人のかく文章を読むことで眠れぬ夜とても励まされました。
わたしの体験談も誰かの助けになればいいなーと思い記録をまとめています。今日は2回目。
前回の記事はこちら↓
○顔面神経麻痺、ベル麻痺とは
【顔面麻痺発症から2〜7日目】
ストレスや無理をするのが良くないため、入院する事も打診されましたが
自営業のため自宅で休養する選択をし仕事も休み。
薬を飲んでるから症状が良くなるかと思いきや
発症してから3〜5日間くらいかけて
麻痺がどんどん酷くなる…!!
自分の顔が思うように動かない恐怖。
毎日鏡を見るのが怖い…
5日目くらいをピークにゆるーくゆるく症状が良くなっていきました。
その頃はいつ治るのか先が見えない不安でいっぱいだった。
顔の右半分がとても冷たい。
筋肉が動かないとこんなに冷たくなるんだ…
左側しか動かないのでこのまま表情筋が片方だけ衰えてしまったら…ととても不安になりました
右側だけまばたきも出来ない。
目が閉じられない。
瞬きが出来ないからドライアイになるので病院で処方されたヒアルロン酸の目薬が欠かせない。
唇が動かないと食べるのがこんなにも大変なこととは今まで気づかなくて、一番の衝撃でした。
老人になると食べ物をポロポロこぼしてしまうのは、口の周りの筋肉が衰えるからなのか…
右側の唇の周りが動かない為、食べ物がポロポロこぼれるため、外食なんてとうてい出来ない。
お寿司もピザも焼き肉も食べられない。
大きな口をあけて食べ物をほおばる事が出来ないから、小さく切って少しずつ。
食事にすごく時間がかかる。
口の中の右側だけが味を感じないので右側で食べると無味。(これはコロナの味覚障害で感じたことのある人もおおいかも!)
左で食べると少し味がするという不思議な感覚。
舌で味を感じるということをすごく実感しました。
飲み物を飲む時も、唇を抑えていないと端からこぼれていってしまう。
咀嚼にあわせて唇が収縮しないため、歯と唇の間に食べ物が集まってしまう。
ラーメンがすすれない。
手で口元を押さえて補助しながら食事をする感じ。
右側が機能していない不便な違和感は3ヶ月くらい続きました。
【顔面麻痺発症から7日目の再診療】
最初に処方されたステロイドが1週間分だったので、再度病院へ行く。
楽観的な性格なのですぐに治ると思っていたのに、
1週間経っても顔が元に戻らないので不安が爆発して先生の前で泣いてしまった…
今思い返してもこの先が見えずこの頃が1番不安で辛かったです。
先生から励ましてもらい、単純なのでプロの先生がそう言うなら大丈夫かーと思い直して帰宅。
処方されたステロイドの量が増える。
相変わらず瞬きは出来ないので、寝るときには目が閉じられないので眼球が乾燥しないように強制的に角膜保護テープ(メパッチ)を貼ってまぶたを強制的に閉じる。
メパッチは3ヶ月位寝る時に貼り続けました。