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ある日 突然里山に移住しまして、、(2)虫と動物

奥さんと1歳半の娘を連れ 京都市内から 近隣の福知山市郊外、山の中のお家の留守を預かることになった。

突然住む事になったぷちぽつんと一軒屋 それは街では簡単な事がさっぱりうまくいかなかった。

家族で荷物の中で眠り朝を向かえた 家の外に出ると見えるのはただ山、山、里山以外何も見えない、緑色の景色だ。友達や家族に引越たことを伝えたいのだが、電波がない、、ってなんて不便なんだ。仕方なく家に設置されていた固定電話から、家族に電話して置く。

美味しい湧き水で顔を洗い、コーヒーを落すこれも本当においしい、水が美味しいってすごいことなんだなぁと実感した。コーヒーカップを片手に家の周りを歩いてみると夏草が大分生えていた、家も友人のやり残したリフォーーム箇所がありよく見ると壁が制作途中で外が見えていた。なるほどこれではイタチも入るわけだと、納得した この時初めて知ったがイタチのフンは香ばしい懐かしいような匂いだった。必ず家の角に縄張りを主張してフンをするので、それをスコップで取って遠くによけるのが、後日日課になった。すまないけど早急に壁を直しイタチさんには出て行ってもらうことにした。なかなかすぐにはとはいかなかったが、、、

隙間のあった壁の下には蛇の抜け殻もあった。たぶん青大将という蛇の抜け殻であることを願った。青大将は毒はない。毒の有るマムシは勘弁してほしかったからだ。しかしすぐに家の裏手で、両方の蛇に合った。なんもしないから、噛まないでねと蛇に言っておいた。 夏の蛇の動きはとっても早くてびっくりした。人間は本能で蛇を見るとドキッとするんだなと感じた。

田舎はドキッとすることはたくさんあった。なんせ山の中で、虫や動物の中に住まわせてもらっている様なものだ。家の裏手に15時まで日の当たる場所を見つけたので、さっそく家にあった三又クワで耕した。京都市内の住宅密集地の中に奇跡のような畑を4年ほど借りていたことがあったので、迷いなく耕し種を巻いた。種も倉庫にいくつかあったので、頂戴した。夜になってすぐそこでキャーと言うような声がしたので、外を見ると家の裏手に鹿が4、5頭歩いていた。それはとっても私達にはマズイことだった。鹿は畑のものを食べつくすからだ、翌日から畑をぐるっと金網で囲った。鹿は1.8メートルの柵も越えられる脚力がある、ただしネットは絡まるので苦手なのだそうだ。ネットも金網に添えた。 鹿 いのししは近年大繁殖を続けていて、家の周りをうろうろしていた。 ハンターは猪は取るが、シカは余りとりたがらない、猪は向かって来るので危険だが、鹿は仕留める時に怯えるそうだ

弱いものをいじめている気持ちになる人も居るそうだ。


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