ヘアデザインメモ Blenderジオメトリノードでヘアデザインの為のツールを作る
こんなのを作れましたという記録になります。
今後のカットダイアグアラムなり、ヘアーのモデリングの工程をかなり短縮できるかもしれません。
ジオメトリノードでヘアパーティクルとヘアカーブに使えそうな簡易的なツールを作れました
ワンレングス(髪をある高さで一直線に切るスタイル)を作ってくれるツールです。
求める髪の長さを平面の高さで指定すると、髪を下ろした時に真っ直ぐになる長さにメッシュのエッジを大雑把に生成してくれます。
以下の図は生え際のメッシュを一列選択して実行した時の図です。
現在は試作のため生成したメッシュは細分化されておらず、カーブにも変換されませんが手動で以下の手順
分割数を変更>カーブ>ヘアカーブ>ヘアカーブのサーフェイス、UV設定>パーティクルに変換>ヘアダイナミクス
でこのようになります。
フロント部分の他のヘアーより長い部分は長さの補正してある部分です。
ヘアダイナミクスで髪を下ろした後にカットツールや長さ補正などで編集することを想定して作りました。(技術力がなかった)
補正部の説明
髪の毛の性質として、頭の外側に一番張った辺りより下側は大体そのまま地面に向かって髪が落ちます。それより上は頭皮部分を這う距離+下の髪の厚みの距離+自由落下による距離になりますので、現段階では複雑な処理ができなかったので単純な補正機能のみになってます。
補正の機能は菱形の平面より上にある頂点の押し出すエッジの長さを長くする単純な機能です。
ワンレングスの長さを変えたいときは、One Length Lineのスライダを動かすと髪が伸びます。
必要な人はいないとおもいますが、ノード図です。
余談
ジオメトリノード初心者の作ったものなので大したものではないですが、自分で必要なツールを作れるというのは目標を達成するための気持ちの面でも、大きな推進力になりました。
参考文献
『Blenderジオメトリノードではじめるプロシージャルモデリング』
シーメン・レンズ著
以上の資料に大変お世話になりました。ありがとうございます。
今後の予定
ヘアパーティクル、ヘアカーブ変換がうまくできず、ヘアカーブをブーリアンでカットするツールを作ろうかと思っていましたが、再度試してみたらできたのでそれは様子見です。いよいよ実際の人物に対してヘアデザインをしていこうと思います。
終わりに
前の仕事場をやめたのを機に一生をかけても成し遂げられないと思っていたカットダイアグラムの立体図面とヘアデザインの方法論は意外にも2年と少しで基礎ができました。
ちょっと時間は足りませんでしたが満足しています。仕事もせずにすり減りながら続けてきたので新年の目標は仕事して生活することですね。できればどこかのサロンで働いて、実際のお客さんとコミュニケーションとりながら一緒にヘアデザインを作ることがしたかったですが基本的なスキルがないのでそれは難しいかもしれません。
僕のノートを読んでいてくれる人はそれほど多くはなかったですが、いつも読んでくれていた人にとても感謝しています。ありがとうございました。まだ道半ばですし技術もいまいちですがもしヘアデザインの立体図面など必要でしたら声をかけてください。
ノートはできる限り続けていきますが、止まることがあったらそうだと思ってください。
良いフレーズですね。
とはいえ、ぼんやりとした不安は確かな根拠か何かあるわけではありません。失敗も成功もそこら中に散乱して道に散らばってるばかりの通り過ぎるものでしょうか。
気を取り直して今年を始めていきます。
それでは。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。