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MX4Dで「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」を観たら映画の楽しみ方が増えた※ネタバレなし

※ストーリーに関するネタバレなしの感想です。
MX4Dよかったよ。


1.気になるからはじMる


この前、「見たくね?」の一声でシティハンターを観てきた。予約を取るときに軽いノリでMX4Dあるじゃん!と選んだがMX4Dは初体験だった。
なんならシティハンターもほぼ初見だった。(再放送を親と一緒に観てたくらい)

2.上映前に


4DXは数年前に一度体験したことはあったが、何も覚えていなかったのでどれくらい揺れるのか水しぶきで髪が終わらないか等、気になる点が多々あった。(シティハンターなんて爆発とかするだろうし水がかなり飛ぶと思ってたがそこまでではなかった。)
ポップコーンは袋に入れ、荷物はロッカーへ。いつもと違う形式に早くも動揺した。
いざ、座席へ座ると明らかに映画館の椅子と違う。
柔らかく深い、それでいて足を置く場所が少なく、重心が定まらない座り心地。
例えるならジェットコースターの椅子。
ジェットコースターは苦手なので「そんな動くのかこれ」と汗が出た。
ドキドキした状態が続く。
いよいよ映画が始まる……前に試運転としてかデモっぽい映像に合わせて座席が動き始めた。
ああ、これくらいなら…と思った。

3.感想


MX4Dの演出も相まって、かなり楽しめた。それぞれのキャラクターやその関係性は理解しやすく、初見でもすんなり「こういう性格なんだな」というが伝わってきた。悪役もそれぞれキャラが立っていて、物語内で色んな感情の動きを見れたこともあり、見終わる頃には愛着っぽいものまで覚える。人間っぽさ、リアリティを感じた。

MX4Dという可能性の獣

MX4Dはアトラクション苦手な自分でも十分楽しめる範囲演出だったと思う。たまにビビらされるけどそれでも映画より目立たず、過小になりすぎず物語に合わせて足から風が吹いたり、背中を小突かれたり、って、、、
なんか書いてて全然良さそうに見えないな。
臨場感のある場面との親和性はかなりあると思う。映像外からの攻撃だから確かに没入度は減る。
けど、楽しむということに重きをおいたときに適度に五感も使って展開を盛り上げてくれるMX4Dはかなりいいと思った。観る楽しみとはまた違った”観ながら楽しむ”という新しい楽しみ方を得れたからだ。
アクション映画とか観るときはまた使ってみたい。

定番っぽい要素


おそらく"お約束"であろう冴羽獠の「もっこり」とそれを"あらゆる手段"でたしなめる槇村香。これが割りとスケールでかくてむちゃくちゃ笑えた。はちゃめちゃな桁の重さのハンマーはもちろん、網に縄、しまいには人間より大きな鉄球。(ハンマーにはファンには嬉しいことも…)
「どうやって扱ってんだよ!」というツッコミを入れる前にクタクタになった冴羽獠が出てくる。映画内でも何度も行われるこの掛け合いの仲の良さに笑いつつも「もっこり」ならぬ「ほっこり」する。

ちなみにMX4Dならハンマーの衝撃などももれなく反映されるので冴羽獠の気持ちにさらに寄れるかもしれない。

とてつもないダイレクトマーケティング

映画を観ると必ず印象に残るであろうものがこれだ。

「タテ型 飲み干す一杯 鴨だし中華そば」
映画を見終わる頃に食べたくなるのだろう。
すげー印象に残ったことは間違いなし。
ちなみに公式もノリノリだ。

冴羽獠がかっこよすぎる

多分シティハンター観る人は999.9%冴羽獠のかっこよさを見に来てるよね。それくらいかっこよすぎた。決める時、依頼をこなす時はビシッとする。ただし、このかっこよさは普段、まるで出そうとしない。
まるで出さないことのほうが幸せかのように…
初見で思ったのはこんなとこです。
あと天使の涙(エンジェルダスト)ってゆっくり言う時イケボ過ぎて、昇天した。

Get Wildだけじゃない

Get Wildが聞きたかったんだよ!
「Get Wild退勤」、「アスファルトをひたすら切りつける(←が見れない人用)」でおなじみの『Get Wild』をようやく本家シティハンターに乗せて聞くことができたのは満足度が高かった。前の段落でシティハンター見る人は999.9%冴羽獠のかっこよさを見に来てるって言ったけどその999.9%の人は同時にGet Wildも聞きに来てる。シティハンター式、論理積だ。
そして今回何曲かTM NETWORKの曲が合間に流れるのだが
個人的にはOPの『Whatever Comes』が爽やかな感じでよかった。

4.最後に


まだ観てない人で映画を鑑賞したいではなく、観ながら楽しみたいという人にはぜひMX4Dで観ることを勧めたい。
その選択が新たな知見を得ることにつながることを願って。

にしてもこの世界の新宿どうなってんだよ…

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